「誰か教えて!」の回答集

バッキンガム宮殿について教えて下さい (99/06/24)
今度、海外研修に行くことになり、その為のレポートを作ることになりました。 あまり私の手元によい資料がないので、できたら教えてもらいたです。
ハナさんの質問)

モモジの回答 (99/06/26)
バッキンガム宮殿は、女王の公邸であると共に国家的な行事の中心で、世界でも数少ない「執務が行われている」王宮です。
もとは、名前の由来となったバッキンガム公爵の持ちものでした。それをジョージ三世が1761年に購入してシャーロットと結婚後に私邸として使うようになったのが王宮の始まりです。もっともその当時は王宮というよりもヴィラ風の私邸で、公式の宮廷儀式はセント・ジェームズ宮殿で行われていました。今でも大使に信任状を与える儀式をセント・ジェームズ宮殿て行っているのは、その時の名残です。
ジョージ三世は大半をウィンザーで過ごしましたが、シャーロット王妃は1818年に亡くなるまで、王妃の私邸として使用しました。
その後、一旦空き屋になりましたが、ジョージ四世の即位と共に再び使われるようになります。ジョージ四世も最初は私邸として使っていましたが、1826年に王宮として改造を始めます。
1837年にビクトリア女王がここに移ってきましたが、ビクトリア女王が結婚してから、育児室がないことや、舞踏会を開くには部屋が小さすぎるなどの問題が明らかになりました。そのため、1847年から1850年にかけて改修されました。問題の中には公式馬車が通れないので有名なマーブルアーチもあって、取り除かれ今はハイドパークの片隅にありますよね。
ビクトリア女王は後年をウィンザー城で過ごし、バッキンガム宮殿は閉鎖されました。
1901年にビクトリア女王が亡くなられて、王位を継いだエドワード7世は、1903年にここに移り住み、宮殿を豪華に修飾しました。また1913年に表面石をポートランド石に取り替え、現在の外観となりました。
バッキンガム宮殿の部屋数はスイートルーム19、来客用寝室52、スタッフ用寝室188、事務室92、バスルーム78です。宮殿に勤務する人は約450名、年間の招待客は4万人にもなります。
以上、出展はガイドブックです。写真とかも掲載したいのですが、ガイドブックの注意書きに写真の著作権は女王陛下にあると書いてあったので、とても出来ませんでした (^^;