ＢＬＡＮＤＩＡ
ジュレーンでのＣＯＭ戦攻略

　　★　攻略の前に・・・

　　　　皆さんは、そもそもＢｌａｎｄｉａ＝ブランディアというゲームをご存じでしょう
　　　　か？
　　　　このゲームは１９９２年にＡＬＬＵＭＥＲ＝アリュメから発売された対戦格闘ゲー
　　　　ムで、かの黄金の城の２という触れ込みで発売された作品です。
　　　　１９９２年という格ゲー創世記の頃に発売されたものだけに、カクカクした動きや
　　　　ちょっと判定の怪しい当たり判定などが存在したりするのですが、１レバー３ボタ
　　　　ンでそれぞれが上段・中段・下段に分けられた攻撃システムと、鎧を付けている箇
　　　　所は攻撃を受けても鎧が取れるだけでダメージを受けないという黄金の城テイスト
　　　　をちゃんと受け継いでいる作品なのです。
　　　　しかし・・・、このゲーム全然売れませんでした。何故か・・・。
　　　　それは、このゲーム全体から立ち上る「ヤバイぞオーラ」によるものにほかなりま
　　　　せん。まず、インストに付属している帯のプレイヤーキャラ紹介からして危険な香
　　　　りが漂っています。

　
　　　　　ＧＵＲＩＡＮＯＳ　：正義大好き
　　　　　ＤＩＯＫＬＥＳ　　：ニヒルな戦う男
　　　　　ＩＲＥＡＮＡ　　　：気分屋の女戦士。食べたいとき食べて戦いたいとき戦う。
　　　　　ＭＣＧＩＬＬ　　　：自信家。確かに強いが少々バカ。
　　　　　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮ：完全に開き直っている。コワイモノなし。
　　　　　ＪＵＲＥＮＥ　　　：お上品で、その反面性格がキツイ。


　　　　変な奴ばっかりじゃん・・・。　　　　　
　　　　ＭＣＧＩＬＬなど制作者にすらバカと言われている始末。仮にもプレイヤーの分身
　　　　になるかも知れないキャラにバカは無いと思うのですが・・・。
　　　　それだけではありません。インストの１枚にはストーリーが載っているのですが、
　　　　これがまたちょっと変です。


　　　「我々の知り得ぬ遥か昔、黄金を巡っての争いが絶えなかった時代に、一人の「王」
　　　　を自称する男が現れた。
　　　　彼は邪悪な魔力と剣を用いて、全世界を侵略し、黄金を我がものとしていた。
　　　　彼のおよそ人間とは思えぬ行動に、世界各地から自らを最強と名のる戦士たちが立
　　　　ち上がろうとしていた。」


　　　　彼のおよそ人間とは思えぬ行動ってなんでしょう。
　　　　ストーリーからさっするに黄金を奪ったときのことなのでしょうが、年寄りの口を
　　　　無理矢理こじ開けて金歯でも盗っていたのでしょうか？　おまけに立ち上がった戦
　　　　士たちがこの始末です。我々の知り得ぬ話ならば、永遠に知らないほうが幸せだっ
　　　　たような気がします。
　　　　そして、そのストーリの下に記載されているメッセージ。

　
　　　「２コインで対戦プレイ途中参加で熱さ三千倍！！
　　　　対戦プレイで腕試し。乱入もＯＫ！！」


　　　　いったい何と比較して三千倍なのでしょう？　　　　　　
　　　　おまけに日本語も変です。対戦プレイ途中参加と言われても、私には想像がつきま
　　　　せん。
　　　　ここまでの「ヤバイぞオーラ」で、ほとんどの人が「すいません。間違えました」
　　　　と台を離れていくのですが、それでも中にはコインを投入する豪の者が存在します。
　　　　しかし、そんな強者たちも、日本語表示一切無し。催眠術にかかりそうなＢＧＭ、
　　　　それも使い回しの嵐。あまりのスピードに見切ることができないスライディング
　　　　（スライディングを使えるキャラ全部がそう）に、見た目は全く同じグラフィック
　　　　なのに、上段・中段・下段と判定の違う突進技を見せつけられ、「参りました」の
　　　　一言と共に席を立っていってしまうことになります。
　　　　けれども、そんな「くさやの干物」みたいなゲームだからこそ食べてみたいという
　　　　食通大王も世の中には存在するわけで、そんな人のために、このゲームでもっとも
　　　　クリアが簡単であろうと思われるジュレーンの１ＣＯＩＮクリアパターンを紹介し
　　　　たのが、このページであります。



　　★　キャラクター必殺技コマンドリスト

　　　

　　　　ガリアノスチャージ　　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいずれか
　　　　イースト・ザ・サンライズ　：と同時に下
　　　　マジックボール　　　　　　：と同時に中
　

　　　　ディオクレスチャージ　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいずれか
　　　　ウエスト・ザ・ムーンライト：と同時に下
　　　　マジックフレイム　　　　　：と同時に中
　

　　　　ローリングチャージ　　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいずれか
　　　　バックスピンスラッシュ　　：と同時に中
　　　　イリアナエクスプロージョン：上＋中＋下をしばらく押し、と同時に放す
　

　　　　ラリアート　　　　　　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいづれか
　　　　ジャイアントスイング　　　：上中下のいずれかを２つ同時押し
　

　　　　真空剣　　　　　　　　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいずれか
　　　　月華水木剣（月火水木金？）：と同時に上
　　　　幽体特効術（特攻の誤植？）：上＋中＋下をしばらく押し、と同時に放す
　　　　毒霧　　　　　　　　　　　：上＋中又は中＋下をしばらく押して放す

　　　　ジュレーンチャージ　　　　：でしばらく引き、と同時に上中下のいずれか
　　　　ジュレーンスラッシュ　　　：と同時に中
　　　　ダガースラッシュ　　　　　：接近してと同時に中
　　　　サマーソルトキック　　　　：接近してと同時に上
　　　　ファイアーボール　　　　　：と同時に下
　　　　ザ・アースブロウアップ　　：上＋下をしばらく押し、と同時に放す
　　　　サンダーボルト　　　　　　：上＋中＋下をしばらく押し、と同時に放す
　　　　コンフューズフェアリー　　：上＋下をしばらく押し、と同時に放す
　　　　

　　　　攻略対象キャラとなるＪＵＲＥＮＥだけ、必殺技の捕捉説明を行います。
　　　　ジュレーンチャージは槍を正面に突きたてながら突進していく技で、かなりのリー
　　　　チを誇る技です。対ＧＵＲＩＡＮＯＳ戦と最終決戦では威力を発揮します。
　　　　ジュレーンスラッシュは１回転してタイミングを外した後に中段突きを出す技です。
　　　　出るまでのスピードが遅いクセに威力が無いので、使う場所はありません。
　　　　ダガースラッシュは近接時に短剣で斬りつける技ですが、出るまでのスピードが非
　　　　常に早い上に攻撃判定も大きいので、ジュレーンの主力武器となる強力な技です。
　　　　この技を使いこなしてこそ、真の脱がせ上手と言えるでしょう。
　　　　サマーソルトキックは接近して上段攻撃のサマーソルトキックを出します。出した
　　　　後に相手との間合いが離れてしまう上に、この技を出せる状況下ではダガースラッ
　　　　シュを出すほうが１００倍は有効なので、これも使う機会はありません。
　　　　ファイアーボールは普通の飛び道具ですが、出るまで・出た後のスキが大きく、威
　　　　力も無いので使い道は無しです。また、このゲーム全般に言えることですが、コマ
　　　　ンド入力の必殺技はメチャメチャ出しにくいので、暴発をさけるためにも使用しな
　　　　いほうが無難です。
　　　　ザ・アースブロウアップとサンダーボルトは画面上に不意に出現するトラップ技で
　　　　すが、当たり判定が謎（何故か当たらないことが多い）なので全く役に立ちません。
　　　　最後のコンフューズフェアリーですが、これはレバーの操作を不可思議な状態にす
　　　　る（後ろに入れると前進、前に入れると何故かジャンプ）技なので、ＣＯＭ相手に
　　　　は使っても無意味です。
　　　　結論から言えば、必殺技で覚える必要があるのは、ジュレーンチャージとダガース
　　　　ラッシュの２つだけです。

　　　　
　　★　キャラ別ＣＯＭ戦攻略
　　　　
　　　　
　　ＶＳ　ＧＵＲＩＡＮＯＳ

　　　　１人目だけあって、中間距離ぐらいまで間合いを詰めると勝手に剣を空振りしてく
　　　　れます。空振りのスキに上段攻撃×２で頭の防具を外し、後は上段のジュレーン・
　　　　チャージを連発すればあっさり勝つことができます。

　　ＶＳ　ＤＩＯＫＬＥＳ

　　　　基本的な動きは一人目のＧＵＲＩＡＮＯＳと同様ですが、ときたまジャンプ攻撃を
　　　　しかけてきたり、間合いが離れると頻繁にディオクレス・チャージで突進してくる
　　　　ようになります。
　　　　ＤＩＯＫＬＥＳは頭部・胸部の防具を外した後でも、何故か上段・中段のジュレー
　　　　ン・チャージではほとんどダメージが与えられないので、ここは画面の端までバッ
　　　　クして待ち、ＤＩＯＫＬＥＳが歩いて近づいてきたら中段突き、ジャンプしてきた
　　　　らガードせずにダガースラッシュで迎撃します。ディオクレスチャージで突進して
　　　　きたらガード後にレバーをガード方向に入れたままで中段を連打。間合いが遠けれ
　　　　ば中段突きが刺さり、間合いが近ければそのままＤＩＯＫＬＥＳを投げられます。
　　　　中段突き・ダガースラッシュ共に、ＤＩＯＫＬＥＳにＨＩＴしたらすぐにガードの
　　　　体制をとってディオクレスチャージを警戒します。
　　　　以降、これの繰り返しです。

　　ＶＳ　ＩＲＥＡＮＡ

　　　　このステージあたりからＣＯＭが頻繁にジャンプ攻撃を仕掛けてくるようになり、
　　　　動きもサギ臭くなってきます。
　　　　対戦相手であるＩＲＥＡＮＡは、女キャラの中で唯一鎧を着用しているキャラです。
　　　　まずは真っ裸にひん剥かないことには始まらないので、開始直後にリーチを生かし
　　　　た中段攻撃で胸部の防具を取っ払います。ＩＲＥＡＮＡは開始直後にジャンプして
　　　　くることが多いので、後ろに下がりながら中段攻撃を２回当てて鎧を取っ払います。
　　　　この後、接近してきたＩＲＥＡＮＡは主にジャンプ攻撃のヒップアタックと、突進
　　　　技であるローリングチャージをメインに攻めてきます。ジャンプ攻撃はくぐってダ
　　　　ガースラッシュで迎撃すれば一方的にダメージを与えられるのですが、問題はロー
　　　　リングチャージです。
　　　　一応、ガード後にダガースラッシュで反撃することができるのですが、距離によっ
　　　　てはローリングチャージ後にＩＲＥＡＮＡが自分にめり込む状態になり、ダガース
　　　　ラッシュがスカるときがあります。こうなるとＩＲＥＡＮＡに斬りつけられてダメー
　　　　ジを受けてしまいますが、直後にダガースラッシュを連発すればおつりでダメージ
　　　　を与えられるので、これは必要経費だと思って下さい。
　　　　それと、ローリングチャージは間違っても投げようなどと思ってはいけません。投
　　　　げもダガースラッシュと同様な理由でスカる上、投げをスカると今度はＣＯＭが投
　　　　げにきます。ここから先は投げられると大ダメージなので、これは重要なポイント
　　　　です。

　　ＶＳ　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮ

　　　　最初の難関となるのが、このＲＥＴＳＵ・ＺＥＮ戦です。
　　　　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮは地上での剣の攻撃判定が強く、ジャンプ攻撃が後ろにまで攻
　　　　撃判定のある強敵です。
　　　　開幕直後は、とりあえずしゃがみガードの体勢をとりＲＥＴＳＵ・ＺＥＮの出方を
　　　　伺います。
　　　　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮが地上をウロウロしていたら、しゃがみ中突きで牽制。このと
　　　　き、中突きがＨＩＴすると、ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮは直後に毒霧を吹いてくることが
　　　　多いので、レバーはガード方向に入れっぱなしにしておきます。
　　　　幽体特効術で突進してきたら、ガード後に中段連打で投げることができます。
　　　　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮがしゃがみ攻撃を連打しはじめたら、スキがありそうでも迂闊
　　　　に手を出してはいけません。ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮのしゃがみ攻撃は判定が強く、お
　　　　まけにこちらは最初から真っ裸なので、相打ちでもこちらが大ダメージを被ってし
　　　　まいます。そのまましゃがみガードの体勢をとっていれば、ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮは
　　　　大抵ジャンプ攻撃を出してくるので冷静にそれを待ちます。
　　　　ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮがジャンプしてきたら、くぐってダガースラッシュの出番です。
　　　　とはいうものの、ＲＥＴＳＵ・ＺＥＮのジャンプ攻撃は後ろにも攻撃判定があるの
　　　　で、くぐったときにこちらが斬られる場合があります。もしこちらが先に斬られて
　　　　しまった場合、すぐにその場でダガースラッシュを出すとおつりでダメージを与え
　　　　ることができるので、ＩＲＥＡＮＡ同様これも必要経費だと思って下さい。
　　　　冷静に戦えば必ず勝てる相手なので、地上戦で大きなダメージを受けないよう注意
　　　　して下さい。

　　ＶＳ　ＭＣＧＩＬＬ

　　　　自信家のあらわれなのか、ＭＣＧＩＬＬは男性キャラの中で唯一真っ裸のキャラで
　　　　す。その巨体から繰り出される剛剣の威力は侮れないものはありますが、所詮は槍
　　　　のリーチの敵ではありません。おまけに、巨漢のくせに装備はパンツ一丁なのです
　　　　から、やはりコイツはバカなのでしょう。
　　　　まずＭＣＧＩＬＬの剣がギリギリ届かない位置まで近づきます。すると、ＭＣＧＩ
　　　　ＬＬはその場で剣を空振りする，ラリアートで突っ込んでくる，ジャイアントスイ
　　　　ングを出す，ジャンプ攻撃してくるの４つの行動をいずれかを出してきます。
　　　　ＭＣＧＩＬＬがその場で剣を空振りしたら、槍のリーチを生かしてしゃがみ中突き
　　　　を当てます。ちょっと足下の判定に疑問符が付く場合がありますが、ほとんどは簡
　　　　単にダメージが与えられるはずです。ジャンプ攻撃はダガースラッシュで迎撃すれ
　　　　ば問題なく、ラリアートで突っこんできたらガード後にダガースラッシュです。
　　　　ジャイアントスイング（といっても、その場で剣を前に出したままグルグル回転す
　　　　るだけですが）は、剣のリーチ外からしゃがみ中突きで槍を刺してやればＯＫです。

　　ＶＳ　ＬＡＵＮＡ

　　　　ツルペタ・ロリキャラであるＬＡＵＮＡは、このゲーム１番の素早さを持っていま
　　　　す。特に、その限りなく０に近い乳摩擦係数から繰り出されるヘッドスライディン
　　　　グ下段突きのスピードは脅威的です。ロリだからといって舐めてかかるとコテンパ
　　　　ンにやられることになります。
　　　　対ＬＡＵＮＡ戦ですが、まず開幕のスライディングを警戒するために、ラウンド開
　　　　始直後にしゃがみガードします。このときの注意点ですが、ラウンドが開始になる
　　　　までは必ずレバーをニュートラルに入れておき、ラウンド開始直後にしゃがみガー
　　　　ド方向に入れるということです。ラウンド開始前からレバーをしゃがみガード方向
　　　　に入れていてもガードしてくれません。ついでに言うと、こうなったらレバーを一
　　　　度ニュートラルに戻さないと二度とガードしてくれません。実にステキなシステム
　　　　です。
　　　　ＬＡＵＮＡがスライディングをしてきたら、ガード後にしゃがみ下段突きを出しま
　　　　す。これは当たらないことのほうが多いので、当たったらラッキーぐらいに思って
　　　　下さい。正直、このスライディングには反撃できません。
　　　　しゃがみガードで待っていれば、ＬＡＵＮＡはそのうち必ずジャンプ攻撃を出して
　　　　きます。そこをくぐってダガースラッシュ。ＬＡＵＮＡのジャンプは飛距離が大き
　　　　いので、くぐるのは非常に簡単です。ダガースラッシュを当てた後すぐにしゃがみ
　　　　ガードすると、ＬＡＵＮＡは再び飛んでくる場合が多いので再びダガースラッシュ。
　　　　これの繰り返しで勝つことができます。言い忘れましたが、コイツも真っ裸です。

　　ＶＳ　ＸＥＬＤＵＳ

　　　　ほとんどボーナスステージです。
　　　　ラウンド開始直後から画面の端に下がって立ちガードのまま待つだけで、ＸＥＬＤ
　　　　ＵＳは勝手に飛び込んできてくれます。ＸＥＬＤＵＳはジャンプ攻撃を全て昇りで
　　　　出してくるので、落下時は完全に無防備。そこをレバーを後ろに入れたままの状態
　　　　で中段を押して近接電撃攻撃を当ててやるだけです。別にダガースラッシュでもい
　　　　いのですが、出した直後にレバーをガードに戻さねばならないので、電撃のほうが
　　　　安定です。

　　ＶＳ　ＩＭＡＧＥＯ

　　　　このゲーム最大の難所にして最強の敵です。ここさえ抜けてしまえばクリアは見え
　　　　たも同然ですので気合いを入れていきましょう。
　　　　ＩＭＡＧＥＯの必殺技は手にした杖から放射される強力な火炎と電撃、それにザ・
　　　　アースブロウアップとコンフューズフェアリーまで使いこなします。
　　　　これらの必殺技の威力もさることながら、手にした杖での殴り攻撃も「ねえ、何か
　　　　ヤバイもの塗ってない？」というほど強烈で、ペチッという音とともにかなりの量
　　　　の体力が奪われます。投げ技の威力も最高クラスです。
　　　　唯一の救いは、女キャラであるためか真っ裸であることです。ここは開幕から一気
　　　　に勝負を決めるつもりでいきましょう。
　　　　対ＩＭＡＧＥＯ戦は、とにかく近づいて端に追い込むことを考えます。もっとも広
　　　　範囲をカバーするジャンプ中段攻撃で飛び込み、着地と同時にダガースラッシュを
　　　　出します。迎撃されることもありますが、その程度のダメージにビビっていてはこ
　　　　の先どうしようもありません。これを繰り返してＩＭＡＧＥＯを画面の端に追い込
　　　　んで接近することができたら、レバーを前に入れたまま中段ボタンを猛連打。こう
　　　　すると、ＩＭＡＧＥＯが杖から火を出そうとする出かかりをダガースラッシュで潰
　　　　してそのままハメることができます。連打が甘いと抜けられてしまうので、ここは
　　　　親の仇だと思ってボタンを連打ぐらいの気合いが必要です。連射装置なみのスピー
　　　　ドがあれば、そのまま最後までハメられます。
　　　　このハメを抜けられて火炎を受けてしまった場合は、再び飛び込んで画面端に追い
　　　　込みハメを狙います。

　　ＶＳ　ＧＩＬＤＵＳ

　　　　最強の男という触れ込みのＧＩＬＤＵＳですが、実は簡単にハメ殺せます。
　　　　開幕直後からしゃがみガードで待っていると、ＧＩＬＤＵＳはスライディングを出
　　　　してきます。このスライディングをガードした「カン」という音か聞こえたら、レ
　　　　バーをしゃがみガードのままで中段ボタン。あっさりＧＩＬＤＵＳを投げることが
　　　　できます。後はなんと、これの繰り返しです。

　　ＶＳ　ＪＵＲＥＮＥ

　　　　最後は同キャラ戦です。どうやらＧＩＬＤＵＳが変身した姿らしいのですが、所詮
　　　　はニセもの。中段のジュレーンチャージを連発するだけで簡単に倒すことができま
　　　　す。
　　　　ジュレーンチャージを溜めている最中にコンフューズフェアリーを出されてしまっ
　　　　た場合、レバーをそのまま後ろに入れたままにしておけば混乱しません。
　　　　勝利すれば（ちょっとしょぼい）エンディングになります。

　　　　エンディングの最後に、逆になったＮの字を変換する奇怪な生き物が登場しますが、
　　　　どうみても「宇宙家族カールビンソン」に登場する「サンドウォーム」そっくりで
　　　　す。いったい、なんなんでしょうかねぇ？（笑）

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