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能と能面

能とは?

能は日本の古典芸能の一つで、室町時代に完成した歌舞劇です。

「猿楽の能」を観阿弥が発展させ、足利義光の庇護のもと能が大成しました。その後、世阿弥や増阿弥などが「幽玄の能」として発展させました。

徳川幕府時代には、能が式楽(公儀の儀式に用いる音楽や舞踊)とされ、諸大名もこぞって能を愛好しました。

 
能面とは?

能面は能において、主人公である”シテ”や助演者である”ツレ”が使用する面(おもて)です。神や鬼神・怨霊などを表現するために使用されます。また美的表現を必要とする女性の役を演じる時にも使用されます。

能面は大別すると、翁・老人系・鬼神系・女面系・男面系・怨霊系に分類できます。小面(こおもて)や般若(はんにゃ)と言うように名称で分類すると、基本形は70種類程度あるといわれています。さらに白般若や赤般若・黒般若と同一種を細分化すると、200種類以上あるといわれています。

 
面打ち

能面を製作することを「面を打つ」といいます。7寸5寸の檜の角材を材料として、古面からとった型紙をあてながら、鑿と彫刻刀で面を作ります。出来上がった面に貝殻を細かく砕いた胡粉を塗り下地を整えた後、日本画の顔料を使って彩色を行います。彩色とともに古色をつけて古い面のような古びを出します。

能面の製作は、各流派の家元が所有する面の基本型となる「本面」や、将軍家や諸大名の所持した著名な面を写すことが慣習となっています。これは各曲に使用される面や装束は能の約束事として決められており、独創的な創作面は必要とされなかったことによるものです。

豊臣秀吉は能楽を愛好し、是閑吉満に「天下一」の称号を与えました。それにより能面の美術的価値が上がり、諸大名は能楽の愛好とともに能面を収集するようになりました。その後、徳川幕府の衰退にともない能楽もその影響を受け、明治時代の出目満守を最後に、世襲の面打ちの家は消滅してしまいました。

 
能面のような表情

よく無表情な人は「能面のような」と表現されますが、能面には怒りや喜びなど瞬間の表情を捉えたものも多くあり、とても豊かな表情を持っています。

鬼神系の面は怒りの表情を瞬間的に表した瞬間表情となっています。女面は喜怒哀楽の特定の表情をもたず、一見無表情に見える中間表情をしています。しかし、面を上下に傾ける(照らす、曇らす)ことにより、表情を変化させることが出来ます。特定の表情を持たない為、さまざまな感情表現が可能となります。長時間の舞台の使用に耐えるための工夫です。

 

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