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『団塊ボーイズ』
【感想】 ★★★ H21.2.11
団塊ボーイズ“人生は一度きり。泣いて、笑って、ジタバタしようぜ。” 
全米で1億ドル突破の大ヒットとなった、オヤジたちがハーレーでアメリカ横断の旅に出るロードムービー『団塊ボーイズ』を観る。この邦題のセンスのなさが悲しいところだけど、去年一番期待していた作品だった。かなりの豪華メンバーで、評価もなかなか良かったが・・・。

 妻と別居中でしかも破産してしまった実業家のウディ、妻や子供に年寄り扱いされる歯医者のダグ。口やかましい妻に頭が上がらないボビー、パソコンおたくのダドリー。4人はワイルド・ホッグスというチームライダー仲間で、楽しみは週末に一緒に集まってビールを飲むこと。そんな4人組が、行き詰った現状から脱却するために、携帯も投げ捨て、自由気ままな旅へと出かけていく・・・。

 オヤジたちが自分探しの旅に出かけるという、大好きな「シティ・スリッカーズ」を髣髴とさせるシチュエーションから、物凄く期待してた作品だった。まあその期待は、物語が進むにつれて次第に裏切られてしまったけど(^^;)。それぞれが抱える悩みがどれもペラッペラで、次々と降りかかるアクシデントもリアリティが無く、人生とは、みたいなテーマでくるんだと思ってたが、ちょっと意外な展開に。あくまでも軽いコメディ映画として楽しむ作品だった。まあところどころでそれなりにクスクスと笑えて、楽しけりゃいいじゃないかということだけど、どこか心に残るものがせめてひとつでもあればなんて、欲張りすぎかな。結局あのオヤジたちは、この旅で何かを見つけられたんだろうか。最初からオヤジたちが、日ごろの鬱憤を晴らすために、ストレス発散ツアーに出かけ、その爆笑の珍道中はいつしかとんでもない事件に巻き込まれ・・・、なんて感じで見てたら楽しかったかもしれないけど、かってに“自分探しの”って思い込んでしまったのが、いけなかったなあ。

ただ予想外に嬉しかったことがひとつあった。女性が苦手なメンバーの一人と、恋に落ちてしまう役を、久しぶりのマリサ・トメイが演じてました。相手役がウィリアム・H・メイシーで可愛そうだったけど、いつまでもほんとにキュートな女優さんで、彼女を見れただけで、まあ期待はずれだったけど、見終わった後は、・・・ニッコリでしたね(笑)
それともう何年も乗ってないけど、バイクに乗りたくなっちったよ。やっぱ気持ちよさそ〜!!