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『トランスフォーマー/リベンジ』
【感想】 ★★★☆ H21.7.1

トランスフォーマー/リベンジ 地球外からやってきた金属生命体同士の闘いを描き、その驚愕のVFXで大ヒットを記録した「トランスフォーマー」の続編『トランスフォーマー/リベンジ』を劇場にて観賞。前作がかなりお気に入りの作品だったので、さらに進化したVFXに、「オプティマ〜ス!!」の絶叫が印象的な予告編の出来も素晴らしく、絶対に劇場で観たかった続編。なんだか評価が分かれてるようだけど・・・。

 オートボットとサムの活躍により、かろうじてメガトロンを撃退した戦いから2年、生き残ったディセプティコンの掃討にあたって、オプティマスをはじめ新しい仲間も加わったオートボット達は、人類が新たに組織した特殊部隊NESTと協力して、今も闘っていた。一方サムは実家から離れ、大学生活を送っていたが、2年前の戦いの記念として残していた服から出てきたキューブの破片に触れたことから、幻覚を見るようになる。

 オープニングから全開で繰り広げられる、ロボット達のド迫力の映像に目を奪われる。登場するロボットの数も増え、戦いはより複雑になり、まったく実写と見分けがつかないVFXは、もう作れないものは無いんじゃないかと思わせる。ただ前作程のインパクトは無く、数が増えたことで、どっちがオートボットでどっちがディセプティコンか分からなくなったが、随所で見せるカッコイイ〜!のシーンがいい。特にオプティマスが一体で3体を相手に、二刀流で華麗に舞う殺陣のシーンは最高にしびれた。私も心の中で思わず「オプティマ〜〜ス!!」である。それからマイケル・ベイも鼻高々であったろう、ピラミッドのシーンの素晴らしい臨場感。なんでもピラミッドを管理する博士が「トランスフォーマー」のファンだったことから、初めて撮影が許可されて撮られたピラミッドの上空映像は、CGではない歴史の風格さえ漂わせるシーンだった。他にも上海やパリやペトラ遺跡など、贅を尽くしたロケ地で爆発の限りを尽くすマイケル・ベイの荒業に、ただただお腹いっぱいになる(笑)

相変わらず騒々しいシャイア・ラブーフと、ビッチだった前作と比べ美しさがアップしたミーガン・フォックスは、今回は監督のドS振りにかなりハードなアクションを強いられたようで、普段着で二人戦場を駆け抜けるシーンは見応えがあった。だた私的には、二人の恋が成就するとかどうとかはまったく興味が無くて、がんばった二人には申し訳ないが、もっとサムや人間とオートボットとの信頼や友情を育んでいく方に力を入れて欲しかったな。もしくは人類のためにけなげに闘うオートボットの、ペーソス溢れるシーンを入れるとかね。

さらに続編も気になるが、とりあえずもう一度あのめくるめく驚愕の映像を堪能したいので、DVDも絶対買いなのだ(^^)