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『サボテン・ブラザース』
【感想】 ★★★★ H20.4.13
サボテン・ブラザース コメディ好きだったら絶対に外せない作品『サボテン・ブラザース』を観る。、オススメのコメディ映画と聞かれたら、私はまずこの作品を、「観たことある?」って聞いてしまうぐらい、コメディ映画の中で一押しの映画なのだ。

 1916年、メキシコのとある街で、小さな村サント・ポコに住む娘カルメンは、盗賊エルワポに苦しめられる村の人たちを救うために、力を貸してくる者を探していた。しかし誰にも相手にされず、すがる想いで入った教会で偶然上映されていた「スリー・アミーゴズ」で、盗賊たちを退治するアミーゴの三人の活躍に、カルメンは目を奪われる。一方当のアミーゴの三人は、最新作が大コケしてしまったうえに、社長を怒らしてしまいクビになり、衣装も剥ぎ取られてスタジオから叩き出されていた。そして途方にくれる三人の元に、ある電報が届けられる。"10万ペソ払う。サント・ポコに来てご活躍を。相手はひどいエルワポです”。ただの出演の依頼と勘違いした三人は、メキシコへと向かったが・・・。

 この作品も私はもう何回見たことだろう。このくだらなさは、好き嫌いが分かれるだろうけど、私はもう大好きな作品!。「荒野の7人」を髣髴とさせるストーリーとそれを激しく意識させる演出。西部劇好きならその面白さも倍増なのだ。私の一番の爆笑シーンは三人がそれぞれロープで飛び降りるシーン、自分の足をバシバシ叩いて笑っちゃいます!そしてあのキメポーズは、見終わった後絶対やってしまうんじゃないかなあ〜。

主演はエディ・マーフィーやビル・マーレイなど、幾人ものコメディ俳優を輩出した、アメリカの人気コメディバラエティ番組「サタディー・ナイト・ライブ」出身のスティーブ・マーチン・チェビー・チェイス・マーティン・ショート。ピンでコメディ映画にも主演するこの三人が、オープニングでそろってひとつの画面で歌ってるシーンを見ただけで、アメリカだったらもう大喝采だったんじゃないかな(笑)。中でも私が大好きなのは、スティーブ・マーチン。アカデミー賞の司会まで勤めたことのある俳優だけど、どういう訳か日本ではぱっとしないんだよなあ。その臭い演技がどうしても受け付けないって人もいたけど、私のようにはまってしまうと、ちょっとした仕草や、細かい小ネタでも大笑いで、真面目にやればやるほど可笑しくなってくるという変なオジサンなのだ。「大災難P・T・A」や「二つの頭脳を持つ男」とか他にもたくさん笑わせてくれる作品があるので、この作品が気に入った人はぜひ観て欲しい。あと未だにDVD化されない「愛しのロクサーヌ」なんかもいい作品ですよ〜♪

監督のジョン・ランディスは、「アニマル・ハウス」や「ブルース・ブラザース」、それからマイケル・ジャクソンの「スリラー」を演出したとかが有名かな。それでも最近はご無沙汰で、早く復活して欲しい監督の一人なのだ。

 くだらないけど、何回見ても笑わせてくれる愛すべき映画。オススメです(^^)