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『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』
【感想】 ★★★★★ H24.4.28
 最近どうもいまひとつの映画ばかりに当たっていて、ちょいと趣向でも変えてみようかなと思っていた矢先、Amazonのブルーレイのランキングを見ていて、いつも気になっていたタイトルがあったのを思い出した。それが普段ならまあ見ないだろう、ミュージカルの舞台を収録した『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン 』だった。この作品、書き込まれているレビューがとにかくどこも絶賛されているのだ。これは見るしかないね(^^)

 ライブで舞台を見たというのは生涯でただ一度、劇団四季の『ウエスト・サイド・ストーリー』しかないわけだが、その時ですら舞台の良さを感じられなかった私が、果たしてTVサイズで映し出される映像で感動するのかなと思ったが、始まってすぐにそれは嬉しい杞憂に終わった。もうオープニングのオークションで現れるシャンデリアのシーンで心はわしづかみだ。年代を感じさせる重厚なコンサートホールで繰り広げられる、圧巻の歌ときらびやかな衣装で舞う踊りの数々。舞台の装飾に舞台装置も豪華で、オーケストラも見事な演奏で盛り上げていく。一曲一曲が終わる度に、客席の人たちと一体になりTVの前で拍手を送り、そして感動のうねりに身をゆだねる。めくるめく夢の世界とはこのような光景をいうのだろう。とにかく舞台と客席を含めて、すべてがオペラ座そのものと化した、幻想の世界に入り込んでる感が素晴らしい。ああ〜、これは凄いわ!こんな舞台を生で見たら一体どうなってしまうんだろう・・・。

 さすがの25周年記念公演ということで、通常の公演よりすべてにおいてスケールアップされている。この公演のためにファントムのマスクに、シャンデリアも新たに大きく制作され、出演者も通常では48人のところが135人になっているとのこと。おまけにカーテンコールで出てくるゲストの豪華なこと。なんとサラ・ブライトマンまで出てきて、「The Phantom of the Opera」を歴代のファントムたちと素晴らしい歌声で披露してくれる。
かなり思い切って買ったブルーレイだったが、久しぶりにいいものを見たという満足感に浸ることができた。