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『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』
【感想】 ★★★★ H22.6.9
 1930年代に「ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」など、ユニバーサル映画製作で大ヒットしたモンスター映画のひとつ「ミイラ再生」をリメイクした『ハムナプトラ/失われた砂漠の都 』を観る。公開当時たまたま時間があってたまたま見た作品だったんだけど、予想以上に面白い映画だったので、誰かに教えようと思ったのに、タイトルの「ハムナプトラ」がなかなか憶えられなくて、もどかしかったのを思い出す。この作品は大好きでもう何度も見てるんだけど、今回持ってたDVDをブルーレイに買い換えたので、またまた見ることに。さすが、ブルーレイは綺麗だねえ(^^)

 「インディ・ジョーンズ」以降このアドベンチャーというジャンルは、まったくの不作でなかなかいい作品が出てこなくて、本作はやっと現われた傑作だった。この作品が一番いいところは、ストーリーの中に組み込まれるCGと実写のバランスが絶妙にいいところ。最近の作品にもよくあるんだけど、CGは確かに一見派手で見栄えがいいんだけど、やっぱり作りモンという感はぬぐえず、あまりにもCGが多いと逆にしらけてしまうんだよねえ。ラストのほうでブレンダン・フレイザーが、ワンショットで次々とミイラをたたっきるシーンのなんと素晴らしいこと。あれ以上映像を加工してたら不自然だったろう、CGとの抜群のバランス感覚。続編の作品が今ひとつ面白くなかったのは、このバランスが崩れてたからだろうなあ(^^;)

そして主人公のオコーネルを演じるブレンダン・フレイザーの、「きっと忘れない」の野暮ったさをまったく感じさせない力強さと、「ジャングル・ジョージ」で開花したユーモアのセンスが、作品のイメージにピタリとはまる。さらにヒロインのエヴリンを演じるレイチェル・ワイズのなんてキュートなこと。Uでのあまりの大人ぶりにショックを受けたが、やはりこの第一作目の、どこか子供っぽさを感じさせる彼女が好きだなあ。他の個性的なキャラ達も魅力的でした。ベニーは残しておきたかったキャラクターでしたけどねえ。

久しぶりに見たけど、やっぱりいい作品は何度見ても面白いねえ♪