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『プレデター』
【感想】 ★★★★ H22.12.5

 人質救出にジャングルに入った特殊部隊が、宇宙人に遭遇するという斬新なアイデアで大ヒットとなった、アーノルド・シュワルツェネッガー主演『プレデター』を観る。DVDやテレビでもう何度も見た作品だけど、最新作「プレデターズ」のあまりの出来の悪さに、口直しで久しぶりに見ることに。やはりそのパワフルな映像は、「プレデターズ」など遠く及ばないクオリティで楽しませてくれた。

 国境を越えたジャングルの中に、ヘリコプターで墜落し行方不明となった重要人物の救出のために召集された特殊コマンド部隊が、前線基地に降り立つ。ダッチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)をリーダとして、ジャングルの奥深くへと進んでいく7人の救出部隊は、同じアメリカの特殊部隊3人の、何者かに皮をはがされて宙吊りにされた無残な姿を発見する・・・。

 アーノルド・シュワルツェネッガーのさすがの存在感と、部隊を構成する個性的な男達の息の合った演技とアクション。なかなかその正体を現さない敵に、次第に追い詰められていくサスペンス。そしてその恐怖を最高に盛り上げる深いジャングル。登場人物から舞台、強力な武器に、プレデターの問答無用の強さと、すべてが綿密にそして丁寧に作り上げられており、改めてこの作品の完成度の高さに、もう最後まで釘付けだ。

DVDのメイキングで、撮影の前に出演者達をジャングルに連れて行き、特殊部隊に見えるように特訓をしたというエピソードがあり、あの統率の取れた動きもなるほどと納得。出演者が揃って「あれは地獄だった」なんていってるシーンもまた楽しい。

それにしても本作のシュワルツェネッガーはカッコよかった。