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『ニュームーン/トワイライト・サーガ』
【感想】 ★★★ H23.2.27
 バンパイアの青年と女子高生のラブロマンスを描き、原作とともに全世界で大ヒットを記録した「トワイライト・サーガ」のシリーズ第2作目『ニュームーン/トワイライト・サーガ』を観る。若い女性達に熱狂的に支持されている作品だそうだが、私も第一作から観ているが、あの「ハリー・ポッター」より断然面白いファンタジー・シリーズ作品だと思う。ただファンの間では、本作はあまり評判のよくない作品だったようだけど(^^;)

 最初から最後まで、どんだけときめいてんだって言いたいが、「君のためなら死ねる」的な、見ている方が気恥ずかしくなるほどの純愛で見せる、ロマンチックなシーンの連続に、気分はもうトワイライト(^^;)。前作「〜初恋」から、ストーリーはベラをめぐるエドワードとジェイコブの三角関係を中心に、新たに狼族が現われたり、バンパイア族の総本山?ローマにバンパイアの貴族のような支配者が現われたり、スケールがかなり広がってきた。ファンの間ではエドワード派とジェイコブ派に別れるんだそうだが、相変わらず罪作りなベラの、どこまでも健気なジェイコブに対する容赦ない仕打ちが私的にはかなりのツボである。これ以上ドロドロすると、汚れてしまうというギリギリのサジ加減も上手いが、この実りそうで実らない恋の行方にじらされる、なんとも甘酸っぱい切なさが心地いいんだなあ。そしてその三角関係に負けないくらいの、バンパイヤ同士の戦いやら狼族との戦いのシーンも、なかなかの迫力で見せてくれる。

最新作の「エクリプス」も既に公開され、この禁断の三角関係は白熱するらしいが、最後はどうなるんでしょうねえ。エドワードが人間に戻るっていう掟破りな展開も、面白いんじゃないかなあ(^^)