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『ラブ・アクチュアリー』
【感想】 ★★★
ラブ・アクチュアリークリスマス映画の決定版として、公開時大ヒットした『ラブ・アクシュアリー』を観る。絶好調のイギリス映画ということと、ヒュー・グラント出演のラブ・ロマ映画というだけで、ヒットは確実でしたねえ。

 ただ私的にはいまひとつでしたね・・・。イギリス産のこの手の映画は結構好きなんだけど、やはりいろいろ詰め込みすぎ。よくある恋愛映画の出会いと結末をごった煮で混ぜ込み、どれも薄っぺらいどこかで観たようなありがちなエピソードの連続。キャストがどの人も魅力的で素晴らしかったので、その魅力を生かしきれていない演出が残念です。そんな中でただひとつ、老いぼれロック歌手のエピソードは良くできてて、キャラも冴えており、彼のシーンだけが救いだった。期待のヒューのエピソードは、イギリスの首相という時点で無理があり、なぜ彼女に惚れてしまったのかも弱く、いかにも的な展開も盛り上がらなかった。

 最初と最後に映し出される空港での再会を喜ぶ人たちのシーンを観るだけで、とてもハッピーな気分にはなれたけど、心染み入るロマンスは感じられなかった。

コリン・ファースにキーラ・ナイトレイ、さらにエマ・トンプソンまで揃えといて・・・、ああ〜もったいなぁ〜い。