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『アイアンマン』
【感想】 ★★★★ H21.5.5

アイアンマン スパイダーマンやX-MENを生んだマーベル・コミックから、また新たに誕生したヒーロー『アイアンマン』を観る。通常の人間の能力を超えた特殊能力で闘うヒーロー達と違い、ロボコップをさらに進化させたような、色鮮やかなパワードスーツを着用して闘うという、ちょっと変わったヒーロー。おまけに空まで飛ぶってんだから、かっこいいに決まってるね(^^)

 トニー・スタークは17歳でマサチューセッツ工科大学を主席で卒業し、若くしてその天才振りを発揮していたが、軍事兵器会社の社長であった父の亡き後、その社長の座に就く。その日も新兵器のデモンストレーションのため、アフガンに来ていたが、テロ組織の襲撃に会い拉致されてしまう。テロ組織から新兵器の製造を強要されるが、同じく捕虜となっていた物理学者インセンの命を懸けた協力の下、兵器のパーツを寄せ集めて作成したパワードスーツにより脱出する。自社兵器がテロ組織に流れていたことを知り、トニーはある決意をする・・・。

 ゴールドに真っ赤なカラーリングを施した、パワードスーツのメタリックな輝きと、流線型のデザインがとにかくカッコいい!腕や足の細部のメカニカルな動きも良かったんだけど、唯一私にはおサルさんに見えてしまったマスクのデザインが今ひとつだった。そこがシンプルでカッコいいのだといわれればそれまでだけど、私にはそう見えるのだから仕方が無い(笑)

ストーリーについては、ヒーローらしからぬ軽さというか人間くさい主人公に、何てこと無い展開で特に取り上げるほどではないんだけど、それでもここまで見せるのは、やはり作品ごとに進化し続けるVFX技術で描く、リアルなパワードスーツの動きであり、以外にビッグネームをそろえたキャスティングの魅力だろう。主人公トニーを演じるロバート・ダウニー・Jr.は、アメコミヒーローとしてはちょっと年がいき過ぎている感じもするが、悩んだり怒りに任せて暴れるということもなく、ドライで今までに無いアダルトさがかえって新鮮だったかな。それとなんで頭の毛を剃ってまで出演してしまったのか分からないジェフ・ブリッジスは置いといて、事前に知らなかったことも含め、大好きなグウィネス・パルトロー嬢がこの映画に出演してくれていた、ただそのことが嬉しい。相変わらず知的でスマートな身のこなしが、実にビューティフォー!

パワードスーツということで、他のヒーローと比べて、改造してしまえばいくらでも強くなれるという点で、かなり続編の可能性が高いね。エンドロールの後に流れるアベンジャーズがどうとかというシーンも注目です。アベンジャーズなる組織、ネットで調べたらアイアンマンをはじめ、キャプテン・アメリカやらハルクまで入ってるんだよね。ほんとに映画化されたらと思うだけで、ワクワクするなあ〜(^^)