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『エクリプス/トワイライト・サーガ』
【感想】 ★★★☆ H23.4.16
 女子高生とバンパイアの青年との禁断の恋を描く、大ヒットシリーズ「トライライト・サーガ」の第3弾『エクリプス/トワイライト・サーガ 』を観る。世界中の10代の少女達に熱狂的に支えられるこのシリーズ、なぜか私もツボで第一作目からちゃんと見ている(^^)

 卒業を間近にひかえ、お互いの気持ちを確かめ合うベラとエドワード。一方シアトルでは謎の殺人事件が連続して発生し、アリスは恋人を殺され執拗にベラを狙っていたヴィクトリアが、近くにいることを予知する。ベラを守るため、宿敵同士だったバンパイヤ族とオオカミ族は力を合わせることに・・・。

 オープニングすぐに、花畑でラブラブ度全開でイチャイチャするベラとエドワードの姿に苦笑いしつつ、これこれ!これが「トワイライト・サーガ」だね、なんてみょ〜に楽しくなってくる。今回はベラを守るために恋敵でもあるエドワードとジェイコブが、嫌々ながら協力するっていう驚きの展開なんだけど、相変わらず二人の男を手玉に取る、ベラのお互いの嫉妬を燃え上がらせる悪の所業は、見ていてもはや笑うしかない。特に今回のエドワードに対する仕打ちは峻烈で、ベラといちゃつくシーン以外これといって活躍するシーンもないことから影も薄く、彼にとって試練の作品となっている。ますます混迷を深めるこの三角関係の行方に、今回も気分はうれし恥ずかしトワイライト(^^)

といっても、このシリーズの魅力はこの純愛の話だけではなく、バンパイヤ達の超人的な動きを、スローモーションを織り交ぜながらみせる華麗なアクションシーンや、オオカミ族も入り乱れる迫力の戦闘シーンが、丁寧に作られているところ。それに加え、本作では今更だけど、各キャラクターたちを掘り下げるエピソードが挿入されており、ますますお気に入りのキャラクターに愛情を注ぎ込んでいけるという仕掛けが施されている。このシリーズ、やっぱり面白い!

しかし本作は第31回ゴールデンラズベリー賞の9部門にノミネートされ、受賞についてはシャマランの「エアベンダー」に独占されたが、ただひとつだけジャスパー役のジャクソン・ラスボーンが、悲しいかな「エアベンダー」でもノミネートされており、見事最低助演男優賞を受賞してしまう。まあこの作品が私にとって面白いっていう評価には、何の変わりもないんだけど、嫌いな人も多いんでしょうねえ(^^;)

公式サイト:映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』オフィシャルサイト