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『ドッジボール』
【感想】 ★★☆ H17.8.6

ドッジボール コメディ好きとしてはかなり前から目をつけていた『ドッジボール』を観た。全米初登場で第1位となり、興行収入1億ドル突破という快挙を記録したということで期待は高鳴るばかり。私はジャケットとかの解説に書かれてる、全米No.1というフレーズに弱いのだ。ただコメディにおいては、アメリカ人の笑いがかなりストレートで、時々はずされることがあったので心配だったが・・・。予告編でみせるベン・スティラーのオーバープレーの姿だけで笑ってしまったんだけど、本編はどうだったか・・・(今回はかなり勿体ぶらしているのだ)

 主人公のピーター(ヴィンス・ボーン)が経営する古臭いスポーツジムは閑散としており、支払い滞納で水道も電気も止められる寸前。そんなジムにやってくるのはさえないやつばかり。そんなおんぼろジムのすぐ隣で同じくスポーツジムを経営するホワイト(ベン・スティラー)のジムは、最新鋭設備を備え、大勢の若いギャルたちでにぎわう盛況ぶり。肉体を鍛え上げるナルシストぶりは、TVCMに出演していても暑苦しい。そこへやってきた若い女性弁護士ケート(クリスティーン・テイラー)は、ピーターに30日以内に家賃の滞納金5万ドルを払わないと、自分のジムがホワイトに買収されると伝えにやってきた。ピーターはジムの仲間たちと、優勝賞金5万ドルのドッジボール大会に出場することを決心する。

 こんな笑いもアメリカでは受けるのだろう、ことごとく真っ向勝負のギャグの連発。ドッジボールが当たる場所はことごとく顔と股間。セリフも下ネタばっかり。いや〜、なんですかね〜こういう笑いって・・・なんか気まずい笑いっていう感じで、観てる方は思わず苦笑いしてるような状態(笑)
登場するキャラクターはかなりバラエティーに富んでおり、楽しませてくれますが、肝心の主人公ピーター役のビンス・ボーンっていう俳優が一番目立ってないのはなぜ?もっともっと主人公なんだからはじけてくれよ!なんなんだよアンタ!!なんだか腹が立ってくる。だからラストも納得いかないし、かえって映像特典にあった別エンディングの方がまだいいよ、ってな感じ。

それでもどんな映画でも必ず一つは観てよかったと思わせるものがあるものです(かなり無理やりの時もあるけど)。一緒にドッジをやってしまうことになる弁護士のケートを演じたクリスティーン・テイラー。可愛らしい女優さんだなんて、過去の出演作でもと思い調べてみてビックリ!なんとベン・スティラーと結婚してたとは・・・。なんだかさらに面白さが半減してしまいました(爆)


私の笑いのツボははずしましたけど、同じくベン・スティラー出演の「メリーに首ったけ」が面白かったという人ならハマルかも・・・。あ〜〜、このDVDは「オーシャンズ12」とどっちにしようかと迷って買ったんだけどなあ〜・・・。