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『ベスト・フレンズ・ウェディング』
【感想】 ★★★★☆ H17.5.4

ベスト・フレンズ・ウェディング DVDのジャケットの写真がオカマのような変な顔になってしまってるジュリア・ロバーツ主演の『ベスト・フレンズ・ウェディング』を久し振りに観た。しかしどうしてこんな顔になってるんでしょうね(笑)

 大学時代に恋人同士だったジュリアンとマイケルは、そのまま親友関係となり9年が過ぎ去ったある日、ジュリアンは突然マイケルから4日後に結婚すると告白される。動揺する気持ちにやっと自分がマイケルを愛してたことを確信し、なんと結婚の邪魔をしてマイケルを取り戻そうと考える。

 この映画ほんと大好きで、私の好きな映画ランクでもいつも上位です。とにかくここまで映画のキャラクターに出演者のすべてがはまり役だったというのも珍しいです。数々の策略をめぐらし意地悪を繰り返すやな女ジュリアンをジュリア・ロバーツが演じる。この役はヘタをすると主役でありながら反感を買う難しい役どころであったが、さすがジュリア・ロバーツ、どんなに意地悪を繰り返そうと憎めないというか、取り戻そうと必死な姿がいじらしく、墓穴をほる姿はどこか切ないです。ガハハ笑いも健在です(笑)っていうか、どうしてこのひとはこんな下品な笑い方をするんでしょうね。(爆)
そしてライバルの娘がキャメロン・ディアス。当時は『マスク』のイメージが強く、セクシー路線で行くのかと思いきや、とってもキュートな役を演じており、役ぴったりの育ちのよさが伺われてかなり高感度アップです。カラオケのシーンでのその可愛らしさは「ジュリア、やっぱあきらめた方がいいよ」なんて思わせるほど圧巻です。
そして本作をさらに盛り上げた男優陣の二人。この二人をキャスティングしたことがこの作品を成功させた一番の要因であったと私は言い切ります!(キッパリ)ジュリアンの元恋人マイケルをダーモット・マルロー。最近のイケメンだかなんだか女ったらしの男優たちと一線をかくす、にじみ出る誠実なオーラ(笑)ちょっと代わりの俳優が浮かびません。そして今回一番おいしかったであろうジュリアンの親友のゲイのジョージをルパート・エヴェレット。その物腰のスマートさにセンスのよい着こなし、ほんとにゲイなんじゃないかと思ってしまいます。


一番好きなシーンは、ジュリアンとマイケルがおそらく二人っきりになるのは最後だろうと語り合う船上のシーン。ここのセリフも大好きです。人生一期一会だな、なんて改めて感じました。ちょっぴり切なくて、それでいて爽やかなラストシーンも忘れられない名シーンですね。

それからこのDVDの特典がまた素晴しく、中でもジュリアが試着するシーンで豪快にひっくり返ってるシーンがあり必見です。