スネークウッド(別名 LetterWood)おもに南米が原産地の希少な木材で、ステッキなどでは100万円以上の値がつくほど高級で最も入手困難な銘木です。材質は硬く、水に浮かばないほどの重さがあります。雷魚の模様に似ているこの柄をとても気に入りやっとの思いで角材の4面すべてに綺麗な蛇柄が入っている材を入手しましたが、あまりの綺麗さと加工時の悲劇にビビり手が出せず、早一年近くたってしまいました・・・
まずはスネークウッドがどんな感じかグリップサイズより小さい角材を試しに削ってみました。長さが10cmくらいの材料でしたが雷魚フロッグ8コ分くらいの価格です。かなり硬くて苦労したものの、旋盤作業はなんとかいけると実感しました。そのままでは勿体ないので、塗装して実印を制作してみました。
2007年のライギョシーズンも終わりついにスネークウッドのセパグリ制作に取り掛かりました。角材を切断し、木工用ドリルで穴をあけようとしたらただ煙が出るだけでまったく歯が立たず、あまりの硬さに驚きました・・・色々悩み、鉄工用のキリと気合と根性でなんとか貫通することに成功!
次に旋盤にかけ、削りだしをしましたが、またあまりの硬さにバイトがすぐに切れなくなって苦労しましたが、全面に模様の入った綺麗なグリップ材が完成しました!
・・・が、今度は削りだしたグリップ材の重さにビビりました。自分が普段制作しているウッドグリップの材料の3倍の重量があることに気づき現在軽量化に頭を悩まされています・・・。
このまま組み込んだら重過ぎて実釣不可能になりそうなのでこれからコツコツと軽くしていこうと思っています。
削りだした材料に塗装して鏡面仕上げとメタルパーツの取り付けをしました。相変わらず軽量化に悩まされていますが、パーツ取り付けでさらに重量アップ・・・どうしたらいいものかまだまだ課題がのこる雷魚柄ウッドグリップです。
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