■司法書士資格の難易度は、最難関のレベルに分類される
法律系の資格としては、司法試験に次ぐ難易度。各予備校などのパンフレットをみても、資格全般の中で、最難関に分類している予備校が多い。平成19年度のデータでは、出願者数32,469人、合格者数919人で
合格率は2.9%(約34.5倍)、
合格点は211.5点/262点(80.7%)、
合格者平均受験回数3.52回(H16)の難関だ。
行政書士や宅建を取得した人が、ステップアップのつもりで挑戦すると、あまりの難しさに驚くことであろう。司法試験に比べると、単純に合格者の大学名で比較するとやはり受験する人にレベルの差があることは否めない。だからと言って、司法書士の仕事が裁判官や弁護士、検察官の仕事に劣っているというわけでは当然なく、適性や環境により選択されている。
近年の傾向としては、旧司法試験組の人たちが司法試験を諦め、司法書士に転向する動きが見られた。その結果、午前の択一のレベルが上昇したように思われる。旧司法試験が2010年(平成22年)まで(口述試験は2011年まで)のため、しばらくはその傾向は続く。
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