レトロゲームレビュー/スーパーマリオブラザーズ2

スーパーマリオブラザーズ2

 

 

機種

ファミリーコンピュータ ディスクシステム

発売元

任天堂

ジャンル

アクション

発売日

86年6月3日

価格

2,500円

国内出荷本数

265万本

プレイ時間

10時間以上

 

 

即行毒キノコかい

 

 

グラフィック

地面や背景など、全体的に調子が変わり、細かく綺麗になっているが、

なんだか毒々しい印象も受ける。さっぱりしたままでも良かったのに。

 

サウンド

どうやら、BGMから効果音まで、全て前作と同じものを使っている様子。

ま、それで全然OKだし、下手に変えないほうが逆にいいくらいだと思う。

 9

システム

マリオとルイージに能力差がつき、片方だけが出来るプレイが可能になった。

あとは、風や毒キノコなど、難易度アップの付け足し要素が加わっている。

 8

操作性

マリオはいいが、ルイージのジャンプ力がしっくりこない。ルイージを使うと、

次にマリオを使ったときにしっくりこなくなるという錯覚も感じた。

 

プラス要素

前作以上の難易度の高さなので、前作で苦労した人は、

なかなか進めることができずに、疲れ果ててしまうかもしれない。

 8

外観評価点

 

38

プレイ感想

まず言っておくべきことは、今作が前作をクリアした人用に作られている事。

決して、初心者が簡単に手を出せるほど、生易しいものではない。

それどころか、おもしろいと思える前に、諦めてしまいそうな程である。

その分、上級者には、いじらしい仕掛けが、やり応え抜群に思えるだろう。

ただ、アクションを制限され、思うがままに走り回るという爽快感が、

上級者でさえも、なかなか感じられなくなってしまっているのが厳しいところだ。

 

内容評価点

 

37

総合評価点

 

75

コメント

 前作によってアクションゲームブームがもたらされた最中、ディスクシステムの

牽引役として送り出された本作であったが、それにしては難易度が異常に高く、

万人向けとはかけ離れた内容だった。結果的には、かなりの売上を記録したが、

その売上と同じかそれ以上の数のプレイヤーを苦しめる事となっただろう。

ただ、本作を発売した理由が、前作が物足り無かった人のためのものである

ということと、前作でできなかったシステム(マリオとルイージの能力差など)を

やってみたかった、ということだとするならば、まぁ頷けないわけでもない。

 

 ディスクシステムには、ソフトの価格がカートリッジよりも安く、またソフトを

書き換えられるという利点があり、任天堂以外からも何作か発売されたのだが、

扱い難さのせいなのか、それともロード時間のせいなのか、とにかく、

カートリッジに変わり主流となることは出来なかった。

 

 

2002年 3月11日

2003年 9月22日訂正