レトロゲームレビュー/ハイブリッド ヘヴン
PARAPPATHERAPPER
機種 |
プレイステーション |
発売元 |
ソニー・コンピュータ・エンターテインメント |
ジャンル |
リズムアクション |
発売日 |
96年12月6日 (the BEST版:98年7月9日) |
価格 |
4,800円 (the BEST版:2,800円) |
プロデュース ゲームデザイン 音楽 |
松浦雅也 |
キャラクターデザイン |
Rodney A . Greenblat (ロドニー・グリーンブラット) |
国内売上本数 |
110万本以上 (うちthe BEST版:30万本以上) |
プレイ時間 |
5時間以上 |
音ゲー誕生。
グラフィック |
ロドニー氏の描くキャラクターたちは、まさにコミカルで、とても印象が強く、 音ゲーというジャンルにピッタリはまっている。横から見ると、実はペラペラ。 |
8 |
サウンド |
肝となる曲だが、さすがにそれなりのものだ。最初のステージはシンプルに、 中盤では嫌らしい曲も登場し、最後はしっかりと締めてくれる。効果音もいい。 |
8 |
システム |
リズムに合わせてボタンを押す。単純ではあるが、それを実際に楽しむための 工夫が素晴らしい。アドリブを入れると特別なステージへ行けるのはグッド。 |
8 |
操作性 |
画面上部のバーと実際のタイミングはちょっとずれているような気もするが、 慣れてしまえば問題無くプレイできる。あとはリズム感を鍛えるのみ。 |
8 |
プラス要素 |
リズムアクションという新ジャンルの楽しさを十分に満喫できる内容だった。 コミカルなアニメーションを土台とした全体の雰囲気と、大胆なアドリブも 難なく受けとめてくれる器の大きさ。あとはボリュームがもう少しあったら。 |
8 |
外観評価点 |
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40 |
プレイ感想 |
コミカルに動くキャラクターはもちろん、英語の台詞とその言い回しなど、 とても良い雰囲気作りが出来ている。最初のステージは、難しいわけでも ないのに、手がまごついてしまう情けなさ。しかし、何度か繰り返すに連れて、 とても気分良くプレイ出来るようになってしまうところが凄い。 クリア後に可能となるアドリブプレイは、ただ連打をしているだけでも 点数が跳ね上がってしまう、という適当さを発揮しているが、 それはそれで音ゲーの良い部分とも取れるのではないだろうか。 とにもかくにも、この先の進化が楽しみな素晴らしい可能性として評価したい。 |
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内容評価点 |
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36 |
総合評価点 |
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76 |
コメント |
「音ゲー」の誕生日はいつか、という質問を強引に考えてみたとするならば、 それはやはり本作の発売日以外には考えられない。本作を機に、「音ゲー」は ユーザーに認知されるようになり、後に発売されたコナミの「ビートマニア」は 大ヒットシリーズとなった。 この頃からソニーは何色とも言い難いクールで庶民的な色を打ち出し始め、 CM戦略でも舌口調となっていくわけだが、本作は「FFZ」の発売を目前にして、 俄然勢いを増していくプレイステーションの、出陣の行進曲となったようである。 |
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2003年 9月11日 |