レトロゲームレビュー/デビルメイクライ

Devil May Cry

 

 

機種

プレイステーション2

発売元

カプコン

ジャンル

スタイリッシュハードアクション

発売日

01年8月23日

価格

6,800円

プロデューサー

神谷英樹

サウンドクリエイター

上田雅美

推定国内売上本数

60万本以上

全世界出荷本数

200万本以上

プレイ時間

80時間以上

今作の批評家

五十住拓哉

 

 

爽快バトルに明快ストーリー・・・・・、そして最高難度!

 

 

グラフィック

「バイオ」と違ってアクション性が高いことから、フルポリゴンを採用。

余程苦心したのでしょうが、CGにさえ引けを取らない出来映えに仕上がって

おります。悪魔の描写やエフェクトもイイ感じ。

 

雰囲気

戦闘時の激しいロック調の音楽、戦闘時の爽快な効果音がスタイリッシュな

世界を演出してます。シンプルイズベストを体現したかのようなストーリーも

ゲーム性にマッチしていて○。

 

システム

バトルアクションがメインで、バイオ的な探索・謎解きが彩りを添えている。

というか後者は前者の道しるべとしての存在だけで、

ゲーム的な難度はないと思う。バトルアクションは秀逸!

 

操作性

3D空間でこれだけ暴れまわれるなんて!ストレスはほぼ皆無。

思う存分悪魔達をぶった切っちゃってください。

10

プラス要素

最高の難易度の「ダンテマストダイ」は、かなりハードで私的には好印象。

とはいえ、イージーにすれば初心者も安心。追加要素は少なめ。

もう少し繰り返し遊べる工夫が欲しかった。

 7

プレイ感想

後味スッキリの爽快アクション。といってもマリオやソニックといった

王道アクションとは一味違う、いわゆるバトルアクション。

バトル、という面で言えば、おそらく3Dゲームの中では最高峰。

そのバトルアクションの評価について、私はよくこのゲームを話題に出す。

 

具体的に言うと、主人公(ダンテ)のアクションが豊富。最初からできる

基本アクションや剣術だけでも結構なバリエーションがあり、さらにプレイ

していくと、新アクションも覚え装備武器も増える。もちろん多いだけでなく、

そのほとんどが扱いやすい操作性と、十分な存在意義をもっている。

なにより、それらのアクションを駆使して闘っていると気持ちがいいし、

スタイリッシュ!この感覚にこそ、このゲームの真髄があると思う。

 

このゲーム特有のシステムとしては、悪魔と人間のハーフであるダンテが

魔人化できること。魔人化中は、魔人ゲージを少しずつ消耗するかわりに、

攻撃力や全体的なスピード、回復力等が上昇し、ド派手な魔人専用技を

放ったりもできてより爽快。魔人化の発動・中止は任意のタイミングで行え、

魔人ゲージの回復も早めなので、RPGのMPのように温存しないと

後で辛くなるなんてこともなく、ストレスなく使うことが出来る。

(雑魚相手なら一瞬の魔人化で蹴散すなどの工夫が出来る。)

 

敵キャラついては、ボスはもちろん雑魚でも行動パターンが多く、

戦略的かつ飽きないプレイが楽しめる。特にボスは近年まれに見る出来。

しかし、ボリューム不足が玉に傷。でも最高難易度クリアを目指すなら、

それなりに苦労するはず。また、単純明快なストーリー展開も、

人によってはマイナスなのかなぁ。このゲームに複雑なストーリーつけても

困りものだと私は思いますけど。

 

私的評価点

 

85

コメント

 私に普段接している人ならお気付きだと思うが、私は今作をよく話しに出す。

それは上でも書いたように、戦闘アクションという面においては、最高傑作だと

思うからである。高い水準でまとまっている作品はもちろんだが、

一つでも秀でている部分があるものは、何かと目に付くもの、ということだ。

近々、続編が発売されるが、現在私が期待する数少ない作品の一つである。

具体的には、前作の魅力はそのままに、ボリュームを少なくとも