レトロゲームレビュー/ドラゴンボールZ 超武闘伝3
DRAGON BALL Z 超武闘伝3
機種 |
スーパーファミコン |
発売元 |
バンダイ |
ジャンル |
格闘アクション |
発売日 |
94年9月29日 |
価格 |
9,800円 |
出荷本数 |
95万本 |
プレイ時間 |
20時間以上 |
物足りねえぞ
グラフィック |
色の鮮やかさはこの上ないほど。ただ、輪郭が薄くなったせいか、 まるでフィギュアを見ているような軽い違和感がある。 |
9 |
サウンド |
本作でもエフェクトからBGMまで透明感がありシリアスにまとめられている。 キャラの総数やストーリーモードの削除により曲数が少なめなのが痛い。 |
7 |
システム |
ストーリーモードが無いので、一人で遊ぶには限界がある。 バトルシステムはさらに自由度が高まり、まさにシリーズの集大成といえる。 |
6 |
操作性 |
さすがは集大成と言うべきか。それともただの慣れなのか。とにかく、 操作がわずらわしいと思うことはずいぶん減ったように感じられる。 |
7 |
プラス要素 |
ストーリーモードの欠如はもはや致命的で、遊び続けるモチベーションが ほとんど見当たらない。キャラが減ったことも非常に残念だ。 |
4 |
外観評価点 |
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32 |
プレイ感想 |
タイトル画面を見て愕然。対戦しかない。そして仕方なく対戦するわけだが さすがにおもしろい。でも界王神やダーブラは別に使いたいとは思わないし、 ピッコロがいないのに18号はいるという中途半端さはいかがなものか。 ストーリーか、キャラを加えれば、もっと遊べるに決まってるのに・・・。 戦闘システムはさすがに3作目とあって良くも悪くもまとまっているが、 前作のときのように長くは遊べません。 |
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内容評価点 |
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33 |
総合評価点 |
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65 |
コメント |
本作は超武闘伝シリーズ最後の作品となるわけだが、その出来はお世辞にも 良いとは言えない。キャラクターは魔人ブゥ編からのみ登用されているため、 ピッコロなどの人気キャラを使うことができない。そのくせ、魔人ブゥは最初の 太っちょなやつしか使えないという、この上ない中途半端さを露呈してしまった。 とにかく、本編の「ドラゴンボールZ」はこの魔人ブゥ編を以って終局を迎え、 ゲームとしてのドラゴンボールシリーズも一旦終了を迎えることになる。 この後ドラゴンボールは鳥山氏の手を離れ、アニメでは「ドラゴンボールGT」が、 そしてゲームでは「超悟空伝シリーズ」がスタートすることになるのだが、 その人気は全く衰えることなく、あらゆる市場をにぎわし続けていくこととなる。 ただ、まだこのときは、その人気がまさか10年以上も続いていくだろうとは、 誰も思っていなかっただろう。この続きはまた次回。 2007年1月17日 |