レトロゲームレビュー/ドラゴンボールZ 超武闘伝2

DRAGON BALL Z 超武闘伝

 

機種

スーパーファミコン

発売元

バンダイ

ジャンル

格闘アクション

発売日

93年12月17日

価格

9,800円

出荷本数

120万本

プレイ時間

15時間以上

 

カカロ カカ カカ カカ カカロット

 

グラフィック

輪郭線がなくなったことで、表面につやが出てアニメらしさが減少している。

技の迫力や必殺技の演出も明らかに向上し、十分に満足のいくクウォリティだ。

 9

サウンド

悲壮感さえ漂うピアノの旋律に身が引き締まった。格闘ゲームのイメージとも、

原作のBGMともまた違う雰囲気がある。バリエーションも多くどれも粒よりだ。

 7

システム

基本的に前作を引き継いでいるが、お互いが必殺技をぶつけ合う「撃ち返し」と

全キャラにメテオ技が用意されるなど、さらにドラゴンボールらしさが増した。

 8

操作性

やはり必殺技やメテオ技を中心にコマンドが入力しづらく、指先がすぐに痛く

なってしまう。そこに撃ち返し時のボタン連打が畳み掛けたらもうクタクタだ。

 

プラス要素

大迫力のメテオ技と必殺技のぶつけ合いには興奮すること間違いなし。

登場キャラも劇場版のボージャックやブロリーなど、いいところを突いている。

ストーリーモードもそれらのキャラ専用に作られており、ボリュームは十分だ。

 

 8

外観評価点

 

39

プレイ感想

カカロットォ・・・、カカロットオォ〜ッ!と大興奮。ブロリーは最高だ。

正直ボージャックなんかどうでもいい。ブロリーの圧倒的パワーに酔いしれた。

メテオ技が全キャラに用意されたことも大きな楽しみの一つ。

とりあえず全キャラ試しては指を痛めていた。そしてこのメテオ技を本番で

使うのがまさに至難の業。無駄にダメージを受けながら特攻した覚えがある。

こんな遊び方が許されるのも本作がキャラゲーのツボをしっかりと押さえていた

からだと思っている。好きでない人にとっては、ただ指が疲れるゲームだが、

ドラゴンボール好きなら指を痛めてでも楽しめてしまう作品だといえよう。

 

内容評価点

 

40

総合評価点

 

79

コメント

 格闘アクションとして新展開を見せた前作がファンの心に刻まれたころ、

劇場では新たなダークヒーローが誕生していた。圧倒的な肉体とパワー、

そしてエメラルドグリーンに輝く光弾を放つその姿にファンが魅了されるには、

90分という時間は十分なものだったのだろう。このときから、ブロリーは悟空に

代わって我々ドラゴンボールファンの憧れの存在となったのである。

 

 本作にブロリーが登場する、という情報は瞬く間に我々の間に広がった。

そして、そのことが多くのファンに本作を購入することを決意させたに違いない。

前作からわずか9ヶ月というスパンにも関わらず、本作も前作に引き続いて

ミリオンセールを達成したのだった。

 

 ここまでくるともうお分かりでしょうが、私はブロリーが大好きです。それゆえに

文中に少々私の思い込みが強いと思われる部分も含まれているかもしれません。

まあそこはご了承願います。しかしブロリーはホント最高だよなぁ。それ以外に

言い方が見つからないです。ただ、その後に2度も無理やり映画に連れ戻された

ところを見たときはさすがにうんざりしました。

 

2006年8月30日