レトロゲームレビュー/アクトレイザー
アクトレイザー
機種 |
スーパーファミコン |
開発 |
|
発売元 |
エニックス |
ジャンル |
アクションRPG |
発売日 |
90年12月16日 |
価格 |
8,000円 |
プログラマー |
橋本昌哉 |
シナリオ |
宮崎友好 |
サウンド |
古代祐三 |
国内売上本数 |
40万本以上 |
プレイ時間 |
10時間以上 |
神様だって楽じゃない。
グラフィック |
アクションモードでは、さすが新ハードといえる木目の細やかさ。 しかし、クリエーションモードでは、これまでとの違いを見せつけられなかった。 |
8 |
サウンド |
アクションモードでは、重厚なBGMが鳴り響き、クリエーションモードでは、 古代ヨーロッパを感じさせるクラシック風の素朴なBGMが舞台を撫でる。 |
8 |
システム |
神に与えられた様々な力を使って、人々を繁栄させるクリエーションモード。 土地に巣食う魔物を、自ら退治するアクションモード。この二つを両立させた。 |
8 |
操作性 |
アクションモードでの操作性は、出来る範囲と出来ない範囲が分かりやすく、 困る事はない。クリエーションモードも、コマンドは多めだが難なくできた。 |
7 |
プラス要素 |
アクションモードの難しさはかなりのもの。逆に、クリエーションモードは じっくりと遊べる楽しさがある。全体的なボリュームが少なめなのが残念だ。 |
6 |
外観評価点 |
|
37 |
プレイ感想 |
アクションモードとクリエーションモードとのギャップに最初は戸惑いながらも、 このクリエーションモードが実際にやってみるとなかなかおもしろいのなんの。 苦労して増やした人々が自分(神)を慕って(崇拝して)、助言(啓示)を求めに 来たときは、なんだかとても嬉しくなってしまった。そして再びアクションモードに 突入するのだが、やっぱり違うゲームなのではという錯覚に陥るほど難しい。 クリエーションモードをしっかりやっておけばある程度は主人公を強く出来るが、 それでもやはり難しく、全てのステージをクリアした頃には疲れきってしまった。 ボリュームは決して満足と言えるほどではなかったが、それでもこれだけ印象に 残っているのは、スタッフが大胆なシステムに果敢に挑戦した結果なのだろう。 |
|
内容評価点 |
|
32 |
総合評価点 |
|
69 |
コメント |
大抵、裏技の本などの(SFC欄の)一番初めに紹介されているので、今作は その知名度だけなら、ビッグタイトルに全く引けをとらないはず(思い込み?)だ。 私も、あまりに何度も見るのでついついやってみたくなってしまった口である。 さて、今作を開発したクインテットは、名作と名高い「Ys(イース)」の開発陣の 何人かによって新たに興された会社である。実は、SFC参入の第一弾として、 当初はRPGの開発を考えていたのだが、「スーパーファミコンなんだから、 もっとスーパーなことをやらなくては!」という話になり、このようなとんでもない 作品が誕生する事になったのであった。これは、クインテットのホームページに 掲載されている宮崎氏のコメントをそっくり転載させて頂いただけなのだが、 たったこれだけの意気込みで、本当にこんなに衝撃的なものを生み出すことが 出来るのならば、是非我々も何かと意気込んで大成功してみたいものである。 |
|
|
2003年 9月26日 |