ESミサイル戦術的使用法の覚書

ESミサイル(ES爆雷含む)の戦術的使用例のメモ書き

実際の使用例

敵対者を並列空間に"追放"する

EI-25の取った戦法である。

この時はボルフォッグとプライヤーズの働きにより無事解決できたが 対応策が無ければ、並列空間に追いやられた者は永遠に帰還できなかったであろう。 対応策を持たない場合はどうやってもは対処不可能な、 極めて恐ろしい攻撃方法である。 プライヤーズの投入前にこのゾンダーが出てこなかった事は幸運と呼ぶ他無い。

障壁を無視して移動あるいは攻撃する

もっとも単純な使い方である。

ソルダートJがオービットベースに乗り込む際に使った他、 巨脚原種などの強力な防壁を持った相手への攻撃などにも使われた。 ESミサイルは威力は他の兵装と比べると見劣りするが、 敵の虚を突く攻撃が可能であり戦術的な位置付けは高い。

ただし、ESミサイルを利用してのピサ・ソールやZマスターの内部への直接攻撃や、 遊星主がGクリスタル内部にES艦載機での攻撃などは行われていない。 明確には示されていないが、これはESウインドウの生成を阻害する技術が存在し 重要な拠点にはその技術が用いられているという事なのだと思われる

敵を並列空間内に誘い込んで対決

ジェイバトラーがキングジェイダーと対決する際に採った方法。

これはGGGの介入を避け、キングジェイダーと一対一で戦うのが目的だったのだろう。

なお、並列空間内部での更なるESミサイルの使用も可能であるが、 内部干渉を引き起こし並列空間内に残留できなくなる可能性がある。 その場合、強制的に通常空間へと押し出されてしまうわけだが、 下手をすると元の星系とは違う場所に移動する危険性がある。 麗雄博士も言っていたが、可能であれば並列空間内での戦闘は避けるべきなのである。

撤退するために使用

使い方は移動目的の使用と同じ

ただ、そのまま撤退するだけだと当然敵に追いかけられるので誰かが敵を足止めする必要がある。

足止め役はいわゆる殿と同じく極めて危険且つ重要な役割であるが、殿と違い自身が撤退できる可能性は低い。 ESウインドウが閉じるまで敵の足止めをせねばならず、ESウインドウが閉じると自身の撤退は事実上不可能となるのだ。

ES爆雷とESミサイルを併用し、複数のESウインドウから敵を挟み撃ちにする

木星圏において、原種との決戦時に採られた戦法である。

ただ、恒星間など長距離移動の場合であればESウインドウの展開は 事前に探知することが可能である。 この時も事前に複数のESウインドウの反応を探知されたのか、 対応されてしまい、失敗に終わってしまった。 ダミーのESウインドウを展開するなどして原種の目を眩ます必要があったと思われる。

敵の攻撃を回避するために使用

ピア・デケム・ピークがJ-フェニックスを、 キングジェイダーが反中間子艦載機を回避するために使用した。

どんな攻撃でも回避可能な方法だが、これは相当な高等技術である。

敵の攻撃が当たる寸前にESウインドウを展開、 その中に避難しESウインドウを消滅させる、 コンマ数秒以下の短時間でそれを実行するため極めて高い精度でのコントロールが求められる。

タイミングがずれれば、並列空間内で敵の攻撃が直撃する危険性すらある。 前述したように並列空間は通常空間とは異なる物理法則に支配される。 そこでダメージを受けた場合の影響などを考慮すればリスクは決して小さくない。 相当な危機的状況でなければこの回避法は却ってリスクが高いのかもしれない。