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プロジェクトZ・ダイジェスト

闇の中に、ラミアを含む7人のベターマンがいる。

「未来を脅かす者 全ての命を脅かす者 来るべき日は近い へクスたち人と決別する時は近い 我らソムニウム、魂の故郷へ帰るため、 この次元における全ての決着となりし最後の戦いへ・・・」

護がZ計画のためにアメリカに来てから一ヶ月が経過した。

日本では地震が多いこと、太陽黒点の活動が激しいことを除けば概ね平和であるらしい。

Z計画とは三重連太陽系へと置き去りになってしまったGGGやソルダートJらの救出を 目的とした計画である。 この計画のために覚醒人凱号とディビジョンVI無限連結輸槽艦ミズハが新たに建造された。 なお、覚醒人凱号は覚醒人1号の製作実績を持つ(有)アカマツ工業 (と言ってもそのコアとなるシステムはモーディワープの管轄でブラックボックス化されており (有)アカマツ工業側がその内容をどれほど把握していたかはわからない) が主導となって開発した。

この「Z計画」という名称も(有)アカマツ工業の社長である阿嘉松滋の命名による。 この命名には、GGGの救出のためと思って参加してみたらで 裏で木星の《ザ・パワー》利用によるエネルギー開発という計画があったことから 『こんなことでは人類の行く末はゾンダーと同じになってしまう』という戒めと、 『そんな事(ザ・パワー利用)のためにこれ以上開発を進めたくない』という二つの理由からによる。

ニューロメカノイド起動実験中、トラブルが発生し凱号は海中へ

そこで、護は遭遇する。

「光なる者たちよ」

「あなたは!?」

「時は来た」

「あなたは?、この波動は・・・、 三重連太陽系でソール11遊星主と戦った時、この地球からみんなの声を送ってくれた時と同じ波動?」

「我らはソムニウム」

「ソム・・ニウム?」

「次元空間を破壊(覇界?)する革命がおきようとしている それは、命ある全ての者を光に変える。」

「全てが・・・光に・・?」

「我らは戦う。魂の故郷に帰るために。 そして、光なる者たちよ、もしヒトが正しき命の選択を望むなら・・・ 革命を止めるのだ! 命の宝石によって導かれし空へ向かえ」

巨大なクラゲのような生物に乗り、空へと消えるラミア

「空へ?、そうだ!、戒道は!?」

超能力で凱号を浮上させ、戒道を助ける護。安堵するが、その時

「太陽・・?、いや違う、あれは、木星だ! なんで木星があんなに大きく!?」

ラミア。先ほどのクラゲ型飛行生物に乗り、木星を見ている。

「わかっていた。この時が来ることを。」

ラミアだけではない。
毛皮を纏った大男。
長さの違う二つの刀身の奇妙な剣を持つ少女。
棒を持った、弁髪の武術家のような風貌の男。
中世の楽師を連想させる姿の青年。
かつてカンケルと戦い死んだボダイジュの面影を持つ少年。
6人のベターマンが、いた。

「我らソムニウム、命の螺旋。最後の戦いを挑む時が来ることを。 我ら全ての能力を結集、 ・・・・いや、合体すべし!」

木星の異常を、護はGGGの帰還だと予感した。 しかし、そこから現れたモノは・・・

「でも・・あれは・・・? ジェネシック?、それともザ・パワー?」

高密度のザ・パワーを帯び、異様な輝きに包まれたジェネシックらしき巨大な「何か」。

「あれが・・・、あれこそがソムニウムが言っていた次元の変革者!? ・・・・覇界王!!」