源氏ファンの助け合い(^^)

源氏物語質問箱25

「げんじろーど」に集う素敵な
源氏物語仲間が回答してくださいました。
ありがとうございますm(__)m


水姫
さんの疑問
落葉宮と夫婦になってからの夕霧は、藤典侍とはまったく関係が切れてしまったのでしょうか?

・まったく関係が切れたということはないでしょう。藤典侍は宮仕えもしてますから宮中で顔を合わせる機会も多いでしょうし、六の君以外にも三の君など多数の子供がいるわけですから。[はや]
・切れてしまってはいないと思います。確か宇治編では六の君(藤典侍との間に出来た子供)を大事にしてましたし。でも六の君を育てたのって落葉の宮だったかと思います。(うろ覚えでスミマセン)夫婦としての関係はどうだっだのだろう?[桃姫]
・落葉の宮に六の君をまかせたのは、匂宮に嫁がせるために六の君の養母を皇女にすることで六の君の格を上げる、一種の計算です(かつて源氏が東宮に入内させるために紫の上に明石中宮を預けたように)。元が誠実ですから藤典侍を粗略にはしていないと思います。[はや]
・説明しにくかった所をありがとうございます。>はやさん 匂宮に嫁がせるためだったのですか。私は六の君の格をあげるためと藤典侍が宮仕えで忙しく子供の世話ができないからだと思っていました。勉強になりました。[桃姫]
・藤典侍が宮仕えで忙しかったのも理由の一つではあると思います。でも同腹の三の君は花散里に預けてますよね。だから六の君の格付けのため、と私は解釈したのですが…。[はや]
・確かに三の宮の方は花散里・・・なるほど。そういえば六の君は美しくて才気もあった(つまりたくさんの子供の中でも優れていた)と本にあったので夕霧はそこに期待して落葉の宮により良い女に育ててもらおうとしたのでは? 水姫さん、横レス申し訳ありません。[桃姫]
・ありがとうございました。後の夕霧は落葉宮と雁と半々に通ったというので、藤典侍にはいつ通ったのかと不思議に思ったものですから。ありがとうございます![水姫]
・いえ、そうではないと思います。夕霧の六の君が匂うの宮に嫁ぐときとか、藤の典侍に相談したのでは・・・・?[桔梗]


珊瑚
さんの疑問
薫が、愛してた人って、大君と浮舟どっち?

・わたくしにおまかせくださりませ。それは当然大君でしょう。[まつ]
・大君でしょう。(というかそうでないと)大君のことがなければ浮舟を探さなかったと思います。浮舟は初め、大君の身代わりの存在だったからです。[桃姫]
・大君でしょう。浮船に対しては誠実さの欠けた所もあったし、身分の低いのを軽んじてもいたようですし。何より桃姫さんもおっしゃっているように、身代わり、というのが大前提だったのですから。[はや]
・珊瑚さん!それは、大君でしょう!浮舟は大君の代わりなのですから・・・まるで、私の生まれ変わりのかごめみたい![桔梗]


綺羅
さんの疑問
冷泉院にはたしか姫宮がいましたよね?母君は誰なのでしょう?

・わたくしにおまかせくださりませ。玉鬘の娘大君ではないでしょうか。[まつ]
・女一の宮は弘徽殿女御腹、女二の宮と若宮は大君腹です。[はや]
・ありがとうございまする。皆さん物知りですね。[綺羅]


桔梗
さんの疑問
桐壺帝の最愛は、桐壺更衣?藤壺女御

・桐壺更衣でしょう。一番下のくらいなのに、守ったりしたから。[珊瑚]
・桐壺更衣だと思います。女御の位を授けようとしていたこともあるし、死後には三位まで追贈したのですから。藤壺を中宮に立てた理由のひとつも、桐壺に出来なかったことをしたいというのもあったのでは、と。[はや]
・更衣の下には、更に内侍やその他の女官達もいたわけですから決して位が低いというわけではなかったのでしょうが、比べる相手が女御ですから大変だったでしょう。[はや]
・更衣は女御に比べて位が低かったけれど、女御に続くくらいの位の高さではなかったかと何かの本で読みました。ただ、あまりの寵愛で桐壺帝が片時も離さなかったために低く見られてしまったそうです。で、どちらが最愛の人・・・といえば桐壺更衣では?[桃姫]
・珊瑚ちゃん(さん)はじめ、はやさん、桃姫さんもどうも有難うございました。[桔梗]


桔梗
さんの疑問
冷泉帝の、最愛は、秋好中宮?それとも、弘徽殿女御?

・玉鬘の娘の大君[はや]
・秋好中宮と弘徽殿女御のどっちかだったら弘徽殿女御です。中宮になったのは秋好中宮のほうですが寵愛が深かったのは弘徽殿女御だっだとか。秋好中宮は源 氏の力で中宮になれたと記憶してます。でも後年、玉鬘の娘の大君が冷泉院の最愛の人となりました。子供も出来たしね。はやさんのおっしゃる通りです。[桃姫]
・女性として男視点から可愛がるだけなら弘徽殿女御だったと思いますが、共に芸術などの感性を理解しあいなお、母や姉にも似た愛情、何より実父の後見という点では秋好中宮だったのでしょう。[はや]
・愛情の質の違いだと思います。[はや]
・みなさま、本当に有難うございました。私は、秋好中宮や、弘徽殿女御が大好き!なだけに、後から入ってきて、寵愛をいただいた大君は嫌いです。(子供まで、もうけてるし・・・中宮にはいないのにぃ〜)[桔梗]


karaage
さんの疑問
すいません!下のは、失敗です。桐壺の更衣って、他の女御方や更衣達に大変恨まれていたそうですが、花散里のお姉さん、麗景殿の女御もうらんでいたんでしょうか?また、桐壺の更衣を、いじめたりしてたんでしょうか?

・いや、麗景殿女御は桐壺更衣をいじめなかったと思います。更衣が亡くなって、藤壺が入内するまで、桐壺帝は若宮(光源氏)を連れて頻繁女御のところをおとずれていたそうです。それは、女御が桐壺更衣をいじめなかった証拠なんじゃないでしょうか?[桔梗]
・はや桐壺から帝の元へ行くにはもちろん途中に麗景殿もあります。帝の寵を競うという意味では快く思っていたはずはないとおもいます。[はや]
・ただ、幼い頃の源氏は大変愛らしく、弘徽殿ですら可愛がっていたそうですから、桐壺亡き後は源氏に好意的だったと思います。[はや]
・寵を競うという意味では桐壺の更衣のことを嫌いだったかもしれませんが、表立った露骨な意地悪(汚物まいたりとか)はしなかったんじゃないでしょうか?せいぜい悪口言うくらいで。それも更衣が亡くなった後は、弘徽殿みたいには恨んでなかったと思います。[美凪]
・みなさん、ご回答ありがとうございます。ホントに助かりました!!やっぱり、麗景殿の女御は、花散里の姉上だけあって、お優しい方だったんですね。[karaage]


桔梗
さんの疑問
光源氏が、1番愛したひとは、紫の上だけど、じゃあ2番目に愛してた人って誰?

・光源氏は結局のところ、自分が一番可愛かった人だと思えてなりません。[はや]
・明石上さまではありませんか?藤壺宮さまは、愛していた対象とはなにか違いますし。[水姫]
・葵の上さまではありませぬか。ご嫡男夕霧さまのご生母でご生前はご正室でござりましたから。[まつ]
・はやさんに同じく、源氏は自分がいとしかったと思います。女性限定にすると難しいですね〜[快斗]
・藤壺女御を除いて、多分、明石の御方だと思います![桔梗]


まつ
さんの疑問
夕霧の愛人って本当に藤典侍一人だけだったんでしょうか。

・情人は女房たちの中にも何人かはいたようです。[はや]
・ええーっ。夕霧って誠実で雲居の雁一途で愛人は藤典侍一人だけと信じていたのにーっ。女房に手出ししてたんですかー。少しショックです。だって私夕霧様大好きなんだもん。[まつ]
・おかしな言い方ですが、お互いの身分や節度をわきまえた関係、だったようです。当時はそれが当たり前のことでもありましたし。[はや]
・薫も明石中宮の女房と関係していたし、光源氏にいたっては葵付きや紫付きの女房たちにも手を出していたんですから。[はや]
・女房達も夕霧が雲居の雁ひとすじなのを同情もしていたのかもしれませんね。[はや]
・「愛人」と呼べるだけの方は、藤典侍だけでございましょう。後に宮様も加わりますが。[水姫]
・公にできる身分のある方という意味では、そうなのでしょうね。実際は・・・。[快斗]
・皆様、ありがとうござりました。[まつ]


綺羅
さんの疑問
夕霧の正妻っていったい誰だったんでしょう。雲居の雁かな?と思うんだけど落葉の宮は内親王だし。

・雲居の雁でしたよ。身分的には落葉の宮のほうが上だけど・・・・。[まつ]
・正式に、雲井の雁でいいと思いますよ。[快斗]
・雲居の雁です。雲居の雁が正妻として結婚しました。雲居の雁は父は、太政大臣。母は、皇族。何より、元東宮妃候補だったし・・・で、夕霧と結婚して正妻になっていたけど、内親王が降嫁してきて、内親王との結婚は、側室ではなく、正妻と同じ扱いなんです![桔梗]
・みなさんどうもありがとう。[綺羅]


三宅
さんの疑問
中宮定子が住んでいたところって、結局梅壺なのそれとも、登華殿なのどっちー。教えてください。

・梅壺に住んでいたこともあるようですが、常の御殿は登華殿で良いと思います(梅壺はもともと詮子の局だったので一条即位後も使っていたのかもしれません)。ただ、身内の不祥事があってからは職御曹司を常居所としていたようです。[はや]


細川ガラシャ
さんの疑問
朱雀帝の正妃って一体誰ですか。

・具体的には誰が中宮に立った、という記述はなかったようです。[はや]
・つまりいなかったんですね。朧月夜も結局は尚侍だったし。[綺羅]
・中宮、皇后はいなかったようですけど、女三ノ宮の母、藤壺女御が内親王でもあり、三ノ宮を生んだので、一番、愛情が深かったんじゃないでしょうか?[桔梗]
・唯一の男御子を産んだという点と、実家の勢力からすれば承香殿女御も捨て難いですね。ただ、そういった位を授かる前に亡くなってしまったので、皇太后が追贈されたと思います。[はや]
・源氏の宮は皇族とはいっても更衣腹ですし、朱雀帝の母の後押しのあった朧月夜尚侍には気おされていたようですし…。やはり後見のない悲惨さですね。[はや]
・「朱雀帝后」の肩書きがつくなら承香殿女御のようです。[はや]
・女三ノ宮の母、藤壺女御も、母は、先帝の皇后で、実の姉上は藤壺中宮(女院)なわけですから身分上不足なしです!けれど、藤壺女御は早くして亡くなり、承香殿女御は、皇太后です。皇太后は、昔、中宮のことをさしました。だから、承香殿女御では?[桔梗]
・藤壺の女御(源氏の宮)と藤壺の中宮は異母姉妹です。藤壺の女御(源氏の宮)の母は更衣でした。[はや]


桔梗
さんの疑問
秋好中宮って、東宮妃の六条御息所と先の東宮の娘でしょ!天皇の娘は内親王でしょ!じゃあ、東宮の娘は?もし、内親王だったら、光源氏の養女にならなくても、女御として入内できたんじゃないのぉ〜?

・東宮の娘とは言っても、内親王宣下を受けない限り内親王と呼ばれる身分にはなりません。それに秋好中宮は両親を亡くした後に入内しました。いくら生まれが良くても、現存する財力や権力は影響します。これは源氏の力添えなしには出来なかったことと思われます。[はや]
・はやさんのおっしゃっているとおりですね。[快斗]
・はやさん、快斗さんありがとうございました。[桔梗]

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