源氏物語ファンが作る源氏物語大辞典
か...こ
薫〔かおる〕
- 光源氏の一番最後の子。
しかし実際は、柏木が本当の父である (雷帝,2001年8月13日 22時44分)
- 女三の宮の息子。
宇治の大君を愛したが大君は薫の想いを完全に受け入れることなく死んでしまいその後、大君の妹である中の君に手を出そうとしたりもした。
だが中の君はすでに匂宮と夫婦関係にありそれはかなわなかった。ところが、そこに大君に生き写しの浮舟が現れ身代わりとして彼女を愛するようになる。 (朝月,2001年9月19日 23時19分)
- いまいち煮えきらない男だ、大君の時にさっさと手を出さないため後々まで引きずることになる。 (桜襲ね,2001年10月27日 23時7分)
- 幼い頃より自分が源氏の実子じゃないと知り、世の中を空しく思いながら生きたため、道心深く、俗聖という理想の八の宮に興味を持つ。しかし、その娘の大君に恋をしてしまう。 (紅梅,2002年6月10日 22時27分)
- 非男性的なところが、末法の世の王朝貴族の女性達からは理想的と受け止められた。 (匿名希望,2003年3月26日 22時42分)
- 女に興味ないこと言っているのに女一の宮を覗き見したり、女一の宮が着ていた服(透けて見える服)と同じのを妻の女二の宮に着せたりした。 (たー坊,2003年5月30日 6時24分)
- 生まれながらに、良い芳香を身体にまとっている。そのため、香を炊いていなくても近くにいるとすぐに分かってしまう。 (匿名希望,2003年6月7日 13時39分)
- 冷泉院や院の后(前の秋好中宮)に源氏の子として実子のように可愛がられていた。 (匿名希望,2003年6月13日 16時41分)
- 母女三宮は出産後すぐに出家してしまい、父六条院も幼いときに亡くなってしまうが、冷泉院や后の宮が親代わりになり、また今上帝や明石中宮、夕霧などからも目をかけられたので、先に元服した夕霧の子息達よりも出世が早かった。26歳で今上帝の皇女と結婚し、将来の栄華は約束されているのに、出家遁世の気持ちが強く、自分の幸運を素直に喜べない。 (匿名希望,2003年6月15日 19時10分)
- 暗い。女三ノ宮と柏木の息子で、容姿はいいとこどり、性格は悪いとこどり。
浮き舟を匂宮に取られるが、自分も以前に妊娠中の中君に未遂。 (匿名希望,2003年9月30日 14時55分)
- 香を焚かなくても常に花のような香りを漂わせていた。匂宮はそれが羨ましくて香料をつけていたらしい。 (匿名希望,2005年5月21日 15時8分)
蜻蛉式部卿宮〔かげろうしきぶきょうのみや〕
- 桐壺帝の第九皇子。母は不明。
朱雀帝、光源氏、蛍兵部卿宮、宇治八の宮らは異母兄。冷泉帝は異母弟。
52帖・蜻蛉巻で薨去したため、「蜻蛉式部卿宮」と呼ばれる。
ちなみに、彼の後任の式部卿は今上二の宮。 (Miyabi,2003年3月27日 13時45分)
柏木〔かしわぎ〕
- 平安時代のナルシスト。
黙ってればすっげぇ美しくて将来有望な貴公子になった。
しかし女三の宮に(バカともいえる)熱い恋をささげた挙句に恋に死ぬ。 (匿名希望,2001年8月15日 23時32分)
- 落葉の宮の元旦那 (朝月,2001年8月16日
13時27分)
- 女三の宮に盲目的なほどの情熱を捧げた。
しかし、女三の宮は心の幼い子供のような人だった。
父であった朱雀院は宮のその皇女とも思えぬ幼稚さを心配して源氏の君のもとに降嫁させてしまう。
院は柏木には女二の宮(その後、落葉の宮と呼ばれる)を降嫁させたが柏木の情熱はとどまるところを知らず。
ついに、女三の宮と通じ不義の子、薫をもうけてしまった。
それを源氏の君に気づかれてしまい、罪の意識から病気となってはかなくこの世を去ってしまう。
死ぬ前にちょっと女三の宮の本当の性格に気づいたようだが・・・。
(匿名希望,2001年9月22日 12時56分)
- 笛の名手だった。 (匿名希望,2001年10月1日
21時25分)
- 蹴鞠が得意だった。 (インター猫,2001年12月24日
3時41分)
- 女三の宮のところにいた猫ちゃんを手に入れて、
かわいがっていた。 (インター猫,2001年12月24日 3時55分)
- 主要登場人物なのに、いまいち冴えなくて人気も薄い人。女三宮のことがなければ、源氏に次ぐ大貴族・(元)頭の中将の嫡男として出世街道を歩くことが出来ただろう人物である。
(匿名希望,2003年2月23日 2時27分)
- 夕霧と親友だった (匿名希望,2003年2月24日
17時53分)
- 真木柱との縁談話があったが、その時は既に女三宮に夢中だったので断っている。 (匿名希望,2003年3月13日 3時31分)
- 朱雀帝の娘、2代に渡って妻にした。 (紅葉の君,2003年4月21日 16時32分)
- 女三の宮を妻にすることができず、ひどく落ちこんでいた彼を心配した両親が、朱雀院の了承を得て、女三の宮の異母姉・落葉の宮(女二の宮)を彼の妻に迎える。
しかし、彼は女三の宮への想いを諦めることができず、妻・落葉の宮を素直に受け入れることができなかった。
そんなことで、長年夫婦仲は睦まじくなかったが、彼は臨終の折になって、自分の妻への仕打ちを後悔し、また、自分の死後一人残される彼女のことを心配した彼は、両親や兄弟、親友である夕霧に、彼女のことを言い残し、逝去する。 (匿名希望,2003年5月12日 15時38分)
- 薄幸の間男。なんだかんだいって結構可愛そうな奴である。
(匿名希望,2005年9月5日 19時40分)
河内本系〔かわちぼんけい〕
- 源氏物語本文の大別種のひとつ。
大監物
源光行(みなもとのみつゆき)とその子親行(ちかゆき)が協力し、その当時伝来していた源氏物語の古写本を収集、校合の上解釈を加え、定本として家に伝えた証本をいう。光行の没後は親行、その子義行、孫友行等が代々加筆して伝えたが、この「河内本」を書写した諸本の系統を「河内本系」と呼ぶ。
※参考語句:青表紙本系・別本系 (匿名希望,2005年3月31日 8時46分)
- 空蝉の継子 (匿名希望,2003年1月5日
23時2分)
- 空蝉の継子だが彼女より年上。父の死後空蝉に言い寄り、それがきっかけで空蝉は出家してしまうことになる。 (匿名希望,2003年2月23日 2時28分)
- 父は伊予の介。 (匿名希望,2003年6月13日
16時36分)
- 源氏が北山に祈祷を受けにきたときの僧。妹が紫の上の母方の祖母。 (匿名希望,2003年5月21日 16時41分)
几帳〔きちょう〕
- 帳をたらして用いる移動式のカーテン。 (匿名希望,2003年5月25日 17時59分)
桐壺〔きりつぼ〕
- 内裏五舎の1つ。正式名は淑景舎だが、庭に桐の木が植えてあったため、「桐壺」とも呼ばれる。内裏の北東の端にあるため、帝の住まいである清涼殿からは一番遠い。通常は更衣などが住むが、東宮の住まいである梨壺(昭陽舎)が近いため、東宮妃が住むこともあった。光源氏の母・桐壺更衣や、東宮妃だったころの明石の中宮は、この桐壺を与えられた。 (Miyabi,2003年2月25日 16時10分)
- 源氏物語の初帖の名にもつかわれている (匿名希望,2003年5月23日 20時8分)
- 源氏に「皇統と外縁とのつながりを断つように」と言っていた。 (たー坊,2003年6月4日 5時8分)
- この上の説明が間違っています。消去した方がいいんじゃないですか?>管理人殿 (匿名希望,2003年6月6日 7時16分)
桐壺院女一宮〔きりつぼいんのおんないちのみや〕
- 桐壺帝の長女。母は弘徽殿大后だから朱雀帝の同母姉妹。 (匿名希望,2003年3月25日 17時50分)
- 一品の内親王だったらしい。 (ゆま,2003年11月3日
20時36分)
桐壺院女二宮〔きりつぼいんのおんなにのみや〕
- 桐壺帝の次女。朱雀帝の同母姉妹かどうかは不明。 (匿名希望,2003年3月25日 18時10分)
桐壺帝〔きりつぼてい〕
- 桐壺更衣を寵愛しすぎたために多くの人から非難された。
源氏の幸せを一番に考えてくれた優しい父。 (朝月,2001年8月16日 18時16分)
- 源氏と藤壺の女御が密かに結ばれていたことを知っていたのかは永遠の謎である。 (匿名希望,2001年8月22日 1時3分)
- 愛する桐壺更衣の死後、その桐壺更衣に似ているという噂を耳にして先帝の内親王を入内させた。
彼女がのちの藤壺女御である。
亡き更衣そっくりの藤壺に桐壺帝はたいそうご満悦。
藤壺女御を誰よりも寵愛していたが・・・最愛の桐壺更衣との間にできた息子に藤壺女御をかすめとられるとは思っていなかったに違いない(笑) (匿名希望,2001年11月17日 15時27分)
- 醍醐天皇がモデルだと言われている。 (匿名希望,2003年3月24日 16時12分)
- 桐壺帝の后には、藤壺の中宮、弘徽殿の女御、麗景殿の女御、桐壺の更衣などがいる (匿名希望,2003年5月23日 18時17分)
- 源氏に「皇統と外縁とのつながりを断つように」と言っていた。 (たー坊,2003年6月4日 5時9分)
- 桐壺の更衣を周りの人々が非難するほど愛した。桐壺の更衣がいじめを受け心労で亡くなった後も美しいと有名な女性が入内しても桐壺の更衣よりも美しいひとはいないとずっと寵愛し続ける。その後桐壺の更衣に似ている藤壺の宮を入内させ愛する。源氏にとってよい父で理解者。 (匿名希望,2003年6月7日 20時27分)
- 一人の女性に入れ込んじゃうタイプ。その点が息子の光源氏と違うところと思われ。
1000年後の今の世に生まれていたら、理想の夫だったかもしれない。 (匿名希望,2004年2月18日 13時57分)
桐壺更衣〔きりつぼのこうい〕
- 桐壺帝の御代に後宮で最も寵愛を受けた女性。
源氏の母。
心労のためが早くに死亡。 (朝月,2001年8月13日 15時14分)
- 後見のない身で入内しながらも桐壺帝の寵愛を一心に受けた女性。
身分が低いため後宮の弘徽殿女御を代表として多くの妃に疎まれていた。
しかし、いくら身分が低いとは言え帝の寵妃。もっと「私は帝の寵妃」というプライドを持って堂々としていればいいのに彼女はそれができない気弱な性格だった。
桐壺帝もそういうところが好きらしく、ますます更衣にのめりこんでいく。それを周りの妃達はよく思わない、だから、更衣にさらに陰湿な苛めをするという悪循環に陥っていった。
そのため、心労が重なり病気がちとなってしまった更衣は源氏が幼い頃に世を去る。
彼女自身、自分の死が今後どのような波紋を呼ぶか全く想像していなかったに違いない。
入内などしなければ、寵愛などなければ・・・彼女は何度そう思ったことだろうか。
(匿名希望,2002年3月21日 17時0分)
- 桐壺帝の最愛の女性。すべての原点は
桐壺更衣だとも言える。 (春菜,2002年9月13日 17時8分)
- 父は、大納言。母は、皇族出身。
父さえ生きていれば、女御して入内も出来た。
父の願いであった入内をした。
しかし、身分が低いために桐壺を賜る。
桐壺帝の寵愛を、一身に集め、他の妃から疎まれる。
母から、伝授された琴の音は、帝をも驚かすほど、
名手であった。
とても、優しく、少女のように儚げだったらしい。
光源氏を生み、心労から源氏が、三歳の時に死亡━。
桐壺更衣・藤壺中宮・紫の上は、似ていたと言われる (桔梗,2003年4月6日 17時22分)
- 桐壺から、後に、後涼殿に移る。 (匿名希望,2003年4月6日
17時24分)
- 桐壺帝に入内し寵愛を一身にうける。身分が低かったため他の妃達からいじめを受け心労のため源氏を生んで亡くなる。その美しさは、桐壺帝が美しいと有名な女君を向かえても桐壺の更衣ほどの美貌を持つ人はいないというほど。藤壺の宮と紫の上に似ている。 (匿名希望,2003年6月7日 20時6分)
今上帝〔きんじょうてい〕
- 父は朱雀帝、母は承香殿女御。明石の中宮の夫。匂宮の父。 (匿名希望,2003年3月22日 17時2分)
- 後一条天皇がモデルらしい。 (匿名希望,2003年4月15日
19時48分)
- 桐壺・朱雀・冷泉の3代の帝に比べてあまりにも凡庸な帝だったらしい。 (匿名希望,2003年4月19日 12時58分)
- 今上帝の后には明石の中宮、藤壺の女御などがいる (匿名希望,2003年5月23日 18時18分)
- 冷泉帝の次に即位する (匿名希望,2003年5月23日
20時9分)
- 朱雀帝の長男で本編後半&宇治十帖編では今上帝。
中宮は明石の女御。
何気に父親孝行な所があり、父朱雀院亡き後もその遺言(!?)をしっかりと遵守し異母妹にあたる女三ノ宮を特別に厚遇しつづけ、女三ノ宮自身が願って叶えられなかった事は何一つなかったという。
のち女三ノ宮の子で自身の甥にあたる薫にも母を亡くし行く末を案じていた女二ノ宮を降嫁させている (匿名希望,2010年5月9日 11時27分)
今上帝東宮〔きんじょうていとうぐう〕
- 今上帝と明石の中宮の間にできた一宮。 (蓮華,2009年4月1日 18時53分)
今上帝二の宮〔きんじょていのにのみや〕
- 今上帝の二の宮。母は明石の中宮。東宮の弟。匂宮の兄。
夕霧中の君を妻にする。
(匿名希望,2003年6月23日 23時0分)
- 夕霧くんの奥さん。 (匿名希望,2001年8月13日
12時48分)
- 夕霧の正妻で2歳年上
幼い時からの純愛をみごととげた
子沢山!! (匿名希望,2001年8月16日 20時26分)
- とにかくかわいい。
夕霧さんとの恋のなれそめも好き (月の君,2001年8月16日 22時34分)
- 落ち葉の宮に執心の夕霧に、「私は鬼になって死んでしまう」といいながら、夕霧を残して死ぬのは心配だという。
とにかくかわいい。 (インター猫,2001年12月24日 3時53分)
- 素直でかわいいvv夕霧の初恋の君で、頭の中将が離縁した誰かとのあいだのこである。けっこうかわいがってる。
とにかく子沢山、結果的に夕霧の寵愛を落葉の宮に奪われたかたちになり、別居する。 (桜襲ね,2002年3月23日 12時27分)
- と〜ってもかわいい、頭中将の次女。 (早乙女,2003年1月27日 16時58分)
- 嫉妬心が強いイメージがあるが、妻としては当然のこと。
女心がわからない一部の読者はそれを非難する。
完璧すぎて別世界な人の多い源氏物語の中で、現代の人間にも人間味と親近感を感じさせてくれる貴重な存在。 (匿名希望,2003年2月23日 2時32分)
- 「女美」子内親王がモデルらしい。 (匿名希望,2003年3月23日 16時35分)
- 現代の主婦っぽい
(春菜,2003年3月23日
22時35分)
- 最愛の夫、夕霧とは従姉弟の関係。共に幼少期、祖母の大宮の許で育つ。育った所は結婚後、夫婦の(と、その子ら)住まいとした所と同じ三条殿。
(たー坊,2003年5月30日 6時49分)
- シースルーの服が好き (匿名希望,2003年7月20日
22時25分)
- かわいくって、子沢山で、いい人なんだけど、途中から糠みそ臭くなってしまう。 (匿名希望,2003年7月21日 22時17分)
- 母親は、あぜちの大納言の北の方の娘 (ゆま,2003年10月16日 17時4分)
- 2003年10月16日の17時4分に、ゆなさんが書かれた件ですが、上記の「按察大納言」は雲居雁の母の再婚先なんです。雲居雁の母は皇族出身だそうです(親王名などは細部は不明)。
以上の点、お伝えいたします。 (たー坊,2003年10月23日 1時22分)
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雲隠六帖〔くもかくれろくじょう〕
- 「山路の露」同様、「夢見橋」の続編。作者は不明。 (たー坊,2003年5月30日 6時0分)
- この物語のなかでは、匂宮は帝に、中の君は中宮に、薫は内大臣になっている。 (匿名希望,2003年6月1日 16時9分)
- 「幻」と「匂宮」の間にある巻。現在、巻名のみで本文はない。
実在していたかどうかも不明であり、本文が散逸してしまったのか、元から巻名のみだったのか意見が分かれている。鎌倉時代にはすでに巻名のみが伝わっているだけだったらしいので、検証は難しいと思われる。
(匿名希望,2003年6月2日 0時19分)
- 「雲隠」・「巣守」・「桜人」・「法の師」・「雲雀子」・「八橋」の六帖から成る。匂宮が帝になる。源氏は空飛ぶ仙人になる。 (杏中宮,2008年6月19日 13時9分)
- 一帖「雲隠」
源氏と惟秀(惟光の子)が兄朱雀院の住む西山寺に籠もって仏道修行をするが、その2,3年後、朱雀院崩御、同じくして、螢兵部卿宮や髭黒太政大臣など多くの人が亡くなる。
源氏、紫上の七回忌に剃髪し、嵯峨院に籠もる。
十三回忌には、空飛ぶ仙人と化して姿を消す。 (杏中宮,2008年6月20日 8時56分)
- 二帖「巣守」
冷泉院、源氏が亡くなったことを知り、出家。
薫、浮舟を迎えとり、還俗させて女二宮のもとに置く。
今上帝の退位、東宮・二宮に即位の意志がないので、匂宮が帝となる。
その時、中君は藤壺女御(後、中宮へ)となる。 (杏中宮,2008年6月20日 9時5分)
- 三帖「桜人」
匂宮帝、紫上供養のため、二条院で法華八講を催す。
宮中に参内した薫と昔語りをした際、匂宮帝は浮舟との過去を後悔するが、薫は自分の実父柏木の罪の報いを受けたものと思い、匂宮帝を咎めなかった。
匂宮帝が紫上遺愛の桜を見に二条院に行幸すると、その桜の陰から紫上の幻が現れる。 (杏中宮,2008年6月20日 9時16分)
- 四帖「法の師」
三月、藤壺中宮(中君)の産んだ三宮・花中書王が亡くなり、悲しみのあまり藤壺中宮は逝去する。
薫、横川の僧都を招いて、浮舟と共に出家する。
横川に行って戒を受けた薫は、そのままいずことなく姿を消す。 (杏中宮,2008年6月20日 9時25分)
- 五帖「雲雀子」
薫のいなくなった後、少将君(母女二宮)が残していった子供たちの世話をする。
三月、少将君が嵯峨院に詣でて帰邸した後、うたた寝をしていると、夢に出家姿の薫が現れた。 (杏中宮,2008年6月20日 9時34分)
- 六帖「八橋」
薫が姿を消して心細い思いの匂宮帝は、慶欣上人を召して仏法について尋ねる。
上人は『心が根本で、心眼によって悟りは開ける』と匂みやていに説いた。
・・・ごめんなさい、私にはここまでのことしか分かりません。深くお詫び申し上げます。 (杏中宮,2008年6月20日 9時44分)
- 匂宮の正妻だった六の君は皇后へ。六の君腹の皇子は東宮を経て帝となり皇太后となる。 (匿名希望,2009年9月18日 13時27分)
蔵人少将〔くろうどのしょうしょう〕
- 夕霧の六郎。つまり夕霧の六男。母は雲居の雁。玉鬘大君に思いを寄せた。 (匿名希望,2003年4月5日 20時51分)
- 玉鬘大君への思いは彼女が冷泉院に入内したため、かなえられず、竹河左大臣の娘と結婚した。 (匿名希望,2003年4月5日 21時0分)
- 後に薫と共に出世した夕霧似に美形貴公子
(あっち,2005年5月13日 9時11分)
- 後は薫と共に出世した、夕霧似の美形貴公子。 (あっち,2005年5月13日 9時16分)
源氏女御〔げんじのにょうご〕
- 朱雀院の女御。女三の宮の母。 (匿名希望,2003年3月20日
20時9分)
- 先帝の内親王で桐壺帝妃の藤壺の宮の異母妹である。 (匿名希望,2003年3月20日 20時11分)
- 皇族出身者だったにもかかわらず、朱雀帝在位中は、帝の寵愛を一身に受けていた朧月夜に気圧されがちで、娘・女三の宮がまだ幼い頃に失意のまま逝去する。 (Miyabi,2003年4月5日 16時18分)
- 朱雀帝在位のときは藤壺を与えられていた (匿名希望,2003年5月20日 18時17分)
- 先帝の娘で母は更衣の身分。 (匿名希望,2003年6月13日
16時35分)
- 藤壺の宮の妹 (ゆま,2003年11月3日
20時37分)
- 更衣原の女御であるが朱雀帝の後宮内ではピカ一の血統であり本来ならば朱雀帝の中宮となる筈だったが、朱雀帝が早々と退位してしまったことにより、ついに立后の夢は叶わず世を悲観しながら病没してしまう。
朱雀帝の寵愛はとても深いものがあったらしい。 (匿名希望,2010年5月7日 23時22分)
源典侍〔げんのないしのすけ〕
- 美人で才覚も豊かだけども、根っからの男好き。源氏と頭中将の戯れのお相手となった。ユーモラスな一遍の主人公。ちなみに源氏とはじめて会ったのは57歳のときらしい。なんともはや・・・。 (空蝉,2001年8月13日 22時0分)
- 琵琶が得意。 (インター猫,2001年12月24日
3時56分)
- 一言でいえばお色気ばあさん (桜襲ね,2001年12月27日
23時27分)
- 紫式部の義姉(旦那の姉さん)がモデル、との説有り。
紫式部夫婦の年の差もかなりあったことだし、年齢的には不自然ではないと思われる。
(匿名希望,2003年3月25日 2時1分)
- 40で年寄りと見なされていた時代に、彼女のような(年齢の)キャラクターを源氏の女として物語に混ぜ込む、紫式部の茶目っ気に万歳。 (匿名希望,2004年2月18日 14時2分)
更衣〔こうい〕
- 帝の后で中宮、女御の次の位。大納言家の姫などがなった。桐壺の更衣の父は按察使大納言であった。 (匿名希望,2003年5月24日 21時57分)
- もとは天皇の着替えを手伝う女官のことだったらしい (匿名希望,2004年4月3日 22時53分)
降嫁〔こうか〕
- 皇族の女子が臣下に嫁ぐこと。
女三宮が源氏に嫁ぐときや落葉の宮が柏木に嫁ぐときなど。 (匿名希望,2003年5月25日 17時48分)
後宮〔こうきゅう〕
- 天皇の妃たちが住む御殿。承香殿・常寧殿・貞観殿・弘徽殿・登花殿・麗景殿・宣耀殿・飛香舎(藤壺)・凝花舎(梅壺)・襲芳舎(雷鳴壺)・昭陽舎(梨壺)・淑景舎(桐壺) (匿名希望,2003年5月25日 18時18分)
- 後宮のどの部屋を与えられるかで、后の身分がわかる。
例えば、桐壺の更衣は身分が低く、藤壺や弘徽殿は身分の高い中宮や女御が住む。
分かりやすく言えば、清涼殿に近い部屋は、身分が高い后が住む。
逆に遠い部屋は身分の低い后が住むのが通常。 (佑輝,2003年8月24日 17時49分)
- 桐壺は東宮の住まいである梨壺(昭陽舎)に近いので桐壺に東宮妃が住むこともある。 (梢,2005年3月28日 19時55分)
格子〔こうし〕
- 部屋の内側と簀子との仕切り。取り外しができる。 (匿名希望,2003年5月25日 18時2分)
紅梅〔こうばい〕
- 頭中将の次男で柏木の弟。
美声で有名。
子供の頃は源氏にかわいがられていたらしい。
出番は少ないがいい人。 (インター猫,2001年12月24日 4時30分)
- しかし女二ノ宮降嫁の話が出た時は、真木柱そっちのけで自分の売り込みにはしっていた。 (匿名希望,2002年7月20日 1時29分)
- 真木柱の旦那さま。 (春菜,2003年3月20日
18時24分)
- 兄、柏木が亡き後大臣家をつぐ (匿名希望,2003年5月20日
18時18分)
- 「紅梅」の巻で光源氏を思いだし、その死を惜しみ嘆く人。六条院にもちょくちょく遊びに行っていたようだし、もしかして夕霧や柏木よりなついていたのかも。 (小賽,2003年11月12日 13時35分)
- 「紅梅」の巻で光源氏の死を悼み嘆く人。ちょくちょく六条院にも遊びに行っていたようだし、実は夕霧や柏木よりなついていたのかも。 (小賽,2003年11月17日 11時24分)
- 北の方を亡くして、真木柱とは再婚同士。
名脇役。 (匿名希望,2008年6月13日 9時26分)
- 賢木の巻からすでに登場していた。 (杏中宮,2008年10月15日 9時58分)
紅梅大君〔こうばいのおおいきみ〕
- 紅梅の大君。母は紅梅の先妻。
今上帝第一皇子東宮に入内する。 (匿名希望,2003年6月14日 20時17分)
- 麗景殿に女御の身分で入内した。 (匿名希望,2003年6月15日 19時13分)
紅梅太郎〔こうばいのたろう〕
- 紅梅の太郎。母は、真木柱。童殿上する。 (匿名希望,2003年6月23日 23時5分)
- 美少年だった、紅梅さんは若君がほしくて神仏に願をかけてたくらいだったので、きっとかわいがったんじゃないんでしょうか? (ゆま,2003年11月4日 21時50分)
紅梅中の君〔こうばいのなかのきみ〕
- 紅梅の中の君。母は紅梅の先妻。紅梅は匂宮を夫にと考えていたが、匂宮は宮の御方に興味を示した (匿名希望,2003年6月23日 23時4分)
- 清涼殿からは近い。
ここに入った方はいずれも嫉妬深く、育ちがいいと思うのは私だけでしょうか。。 (匿名希望,2003年3月1日 17時24分)
- 源氏物語の世界では、光源氏と対抗する一族の姫君がいるところだが、今上帝の時代にはもはや源氏一族に対抗できるような勢力はないのか源氏の娘である明石中宮がここに入った。 (匿名希望,2003年3月26日 23時3分)
- 桐壺帝の奥さん (匿名希望,2001年8月13日
14時6分)
- 朱雀帝の母。 (朝月,2001年8月13日
15時6分)
- 桐壺更衣が来るまでは後宮で権力、寵愛ともに最高の地位にあった。
しかし、桐壺更衣が入内してからというもの桐壺帝の寵愛は薄れてしまいそのプライドは大いに傷ついた。
そのため桐壺更衣にさまざまな嫌がらせをする。
一度薄れた寵愛は一生取り戻すことができなかった。 (朝月,2001年9月19日 23時28分)
- 右大臣の娘。朧月夜の姉。 (匿名希望,2001年10月1日
21時27分)
- 結構長生きしてた。 (インター猫,2001年12月24日
3時57分)
- 酷く嫉妬深い。 (匿名希望,2002年7月7日
19時51分)
- 源氏を憎み続けた女性。 (春菜,2002年9月13日
17時10分)
- 藤壺入内以降そちらに帝の寵愛がうつるまではそれなりに光源氏の相手をしていたことを考えると、べつにそれほど嫌な人でもない。 (はや,2002年12月14日 1時17分)
- 朧月夜の姉なんだけど、性格が全然違う・・・・
(春菜,2003年1月19日 23時0分)
- 悪い人と読者からほぼ思われているが、
事実、桐壺更衣とは気が合わないらしい。
(松,2003年2月22日 16時23分)
- 村上天皇の皇后安子がモデルらしい。 (匿名希望,2003年3月23日 9時8分)
- 朧月夜や四の君の姉。柏木、弘徽殿の女御の叔母。桐壺の更衣に嫉妬していた (匿名希望,2003年5月23日 18時9分)
- 源氏物語ではかなり嫌な女として描かれている。
しかし、弘徽殿の女御からしてみれば、帝を桐壺の更衣に奪われたのだから、恨んでも仕方ないと思う。
おまけに朱雀帝の母で、右大臣の娘あり、中宮になってもかしくない身分なのに、藤壺の女御にその座を奪われてしまった。こりゃまた、恨んで当然。
桐壺帝が病に伏した時「一度も心から愛されなかった。」と漏らしている事もあり、ある意味とても可哀相な人。
もしかしたら、誰よりも桐壺帝を愛していたのかもしれない。 (佑輝,2003年8月24日 17時56分)
- ある意味、気が強い普通の女性だと思う。
好きな人が他の女をより愛したら嫉妬するの女性なら当たり前だし、彼女の場合は実家を背負ってもいたのだから無理もない…かもしれない。
もっと低い身分に生まれていたほうが、もっと幸せになれたかもしれないと感じることもある。 (匿名希望,2003年12月1日 18時1分)
- 桐壺の更衣が後から出てきて人気をかっさらったために、不幸になる。
考え無しのパーでふしだらな朧月夜の姉とは思えないほど頭はいいし実力もある。
源氏と敵対していなければ結構出世したかも。 (匿名希望,2003年12月2日 20時31分)
- 桐壺帝の子供を4人産んでるんだし、醜くはないと思う。江川源氏だと作画的に一番の美女なぐらい。 (匿名希望,2004年4月6日 19時44分)
- 弘徽殿大后とも呼ばれる。 (匿名希望,2005年7月17日
1時57分)
- 朧月夜の君の年の離れた姉.
結構面倒見のいい優しいお姉さまだと思われる. (匿名希望,2005年7月23日 21時10分)
- たしか『史記』に詳しい。意外と才女か。というか、政治好きなのだろう。 (匿名希望,2005年7月24日 22時23分)
- 桐壺帝(院)を深く愛していたが、桐壺院は彼女を『桐壺の更衣をイジメ、殺した人』と見て、嫌っていた。
自分が愛されていないということは分かっていて、そのため桐壺院が弱った時も、『自分がお見舞いしても喜ばない』と考え、1度もお見舞いに行っていない。
あたりまえといえば当たり前だが、結構かわいそうな人である。 (匿名希望,2009年8月18日 17時33分)
弘徽殿女御〔こきでんのにょうご〕
- 先の女御と違いこちらは頭中将の娘の弘徽殿女御。
冷泉帝のもとに幼くして入内した。
冷泉帝とは同い年である。
梅壺女御(のちの秋好中宮)と絵合わせなどをして帝の寵愛を争った。
結果としては梅壺女御に敗れたが帝には女御と同じくらい?寵愛されていただろう。 (朝月,2001年9月19日 23時33分)
- 母は、右大臣の娘で、弘徽殿女御(朱雀院の母の方)や朧月夜の姉妹。 (匿名希望,2001年10月1日 21時23分)
- 冷泉帝在位中唯一子どもを産んでいる。 (匿名希望,2002年7月20日 1時31分)
- 頭中将の長女。妹が3人いる。 (早乙女,2002年11月13日
20時19分)
- ・姉妹の中で、一番お嬢様な人。
・近江の君への対応にかなり困っていた。
・全然個性が無い。 (早乙女,2003年1月27日 16時46分)
- 損な役目はいつも彼女にまわってくる。 (早乙女,2003年2月8日 17時20分)
- 真っ先に冷泉帝のもとに入内するも、あとからきた秋好に中宮の座を奪われる。近江の君に振り回されるわ、晩年になってからは玉蔓の娘に寵愛を結ばれるわ、身分高く生まれついた美女ながら、かなり報われていない感じ。しかも個性がほとんどないので、源氏ファンからは当て推量で嫌われがち・・・。秋好が持たなかった、冷泉帝の子供を持てたことと、実際は秋好と同じくらい冷泉帝に寵愛されていたと思われることが、彼女の救いでしょう。 (匿名希望,2003年2月11日 19時8分)
- 冷泉帝に寵愛されたのは、弘徽殿が彼にとって初めての后だったので、憧れたせいでしょうか。 (匿名希望,2003年2月11日 19時40分)
- 心の中では秋好中宮を恨んでいた・・・。 (三重子,2003年2月22日 16時21分)
- 立后争いでは梅壷の女御に敗れたが、冷泉帝の寵愛は篤く、多くの妃の中で唯一女一ノ宮を産んだ。 (匿名希望,2003年3月11日 0時57分)
- 嫉妬深い。 (匿名希望,2003年3月11日
16時27分)
- 一部の秋好中宮や近江の君のファンからは理由もなく悪く言われるが頭の中将が手塩にかけて大事に育てただけあって美人で気品に溢れた魅力的な女性だったのだろう。 (匿名希望,2003年3月14日 0時31分)
- 冷泉帝とは同い年ともいわれるが、1歳年上説もある。 (匿名希望,2003年3月20日 18時15分)
- 彰子がモデルらしい。 (匿名希望,2003年3月27日
17時3分)
- 橋本治著「窯変」では冷泉院女一の宮の女御と呼び名がついていた。 (匿名希望,2004年5月23日 12時35分)
- 貧乏くじをひいてしまうかわいそうな美女。 (匿名希望,2005年8月7日 5時21分)
- 立后争いでは、絵合わせで秋好中宮に敗れる。 (翠,2008年9月2日 23時56分)
- 冷泉帝の寵愛第一は、この女御です。
院になってから新しく入内を勧めた姪にかなり深く寵愛が注がれたのを面白く思いはしなかったようですが。
秋好中宮は大切にしていた方(もちろん寵愛もあるでしょうが)
主要な人物ではないのでどうしても損に書かれがちだし、地味な存在ですが、かなり理想的な后ではないでしょうか。 (匿名希望,2009年1月10日 23時39分)
- 父は頭の中将、母は、右大臣の四の君 (蓮華の君,2009年2月4日 18時47分)
小君〔こぎみ〕
- 空蝉の弟 (匿名希望,2003年1月5日
22時58分)
- 浮舟の弟で、浮舟に、薫の使者として行ったり、
さまざまな活躍をした。 (松,2003年2月19日 17時20分)
- 源氏と**の関係にあったって、本当ですか!? (匿名希望,2003年4月11日 11時32分)
- 空蝉の弟。外見も性格もいい。
その為かどうかは不明だが源氏と体の関係があったらしい・・・ (匿名希望,2005年5月21日 15時17分)
小宰相〔こさいしょう〕
- 明石の中宮に仕える女房。明石の中宮に頼まれ薫に浮舟存命を知らせる。 (匿名希望,2003年5月21日 16時22分)
- 薫の愛人。 (たー坊,2003年5月30日
5時47分)
- 匂宮も彼女にナンパしたが相手にしなかった。 (たー坊,2003年5月30日 6時7分)
小少将〔こしょうしょう〕
- 紫式部が宮仕えをしていた時の親友 (匿名希望,2004年10月26日 21時10分)
小侍従〔こじじゅう〕
- 弁の尼の従姉妹。柏木と女三の宮の仲立ちをする。 (匿名希望,2003年5月21日 16時19分)
- 女三宮の女房 (匿名希望,2003年5月23日
20時10分)
- 女三の宮の乳母子。 (匿名希望,2005年3月9日
20時2分)
惟光〔これみつ〕
- 源氏の腹心の部下 (匿名希望,2001年8月13日
14時7分)
- 主人の恋愛のついでに彼女をつくったチャッカリ者 (匿名希望,2001年8月16日 20時29分)
- げんじろーどの人気者! (インター猫,2001年12月24日
4時12分)
- 部下なんだけど、なぜか人気がある。 (匿名希望,2002年8月12日 11時26分)
- 藤典待の父。 (春菜,2002年9月13日
17時12分)
- 源氏の乳母子でもある。 (春菜,2003年3月20日
18時18分)
- 紫式部の父藤原為時がモデルらしい。 (匿名希望,2003年3月23日 9時11分)
- 源氏と乳兄弟で源氏の忠臣。源氏が須磨へ行く時もついていった。源氏の乳母である母の屋敷は夕顔が住んでいた屋敷の隣である。 (匿名希望,2003年6月13日 16時44分)
- 参議(宰相)まで出世したらしい (たー坊,2003年6月17日
1時36分)
- 「藤原惟光」という名がある。 (たー坊,2004年4月22日
13時30分)
- 源氏のよき理解者。 (藤原義信,2008年10月25日
11時29分)
- 何故か後半出番が激減。 (浜の御方,2009年12月4日
15時12分)
五節〔ごせち〕
- 近江の君つきの女房、というかお友達(笑)
一緒に双六をして遊んだりしている。 (朝月,2002年3月3日 23時45分)
- けっこう幸せな女房さん; (匿名希望,2002年8月12日
11時26分)
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