源氏物語のおすすめ本

源氏物語を題材にした本がちまたにあふれておりますが、
その中で特におすすめ本をレベル別に掲載しました。


○ただし、専門書は掲載する予定はありませんので、あしからず
ご了承おきください。(当コーナーでは、私は専門家だという方には
ご遠慮いただいております。)

みなさんに気軽に読んでいただけるように、
ここでは現在買える本しか載せていません。(編集方針)

おすすめ本の題名 ジャンル 作   者 手に入れ安さ    コ メ ン ト
入門 あさきゆめみし 少女漫画 大和和紀 連載終了から何年も
たっており、近いうちに
絶版の可能性あり。
専門家や文学部出身の方からは、内容についてこんな誤りがあるとかいろいろいわれているようですが、私が知り合いに源氏について一番わかりやすいものを求められたら、これを薦めます。
それは、絵の美しさもさることながら、源氏物語を身近に感じられる数少ない作品だからです。
もし、漫画喫茶に行かれたらぜひ、一度手に取ってみてくださいね。
入門 私本源氏物語 小説 田辺聖子 最近、本屋でほとんど
見かけなくなりました。
図書館で一読を勧めます。
どちらかというと、パロディ的作品だと思います。
しかし、堅苦しい源氏物語しか知らない人には、これを読むことで専門家の源氏とはひと味違う、愉快な源氏を楽しめること請け合いです。
入門 円地文子の源氏物語
1・2・3
小説 円地文子 割と新しい本なので、手
に入りやすい本です。
値段も手頃です。
「あさきゆめみし」が漫画界の雄であり、こちらが小説界の雄といって差し支えないと思います。もともとが、初心者向けに書かれた本なので非常にわかりやすいです。
ぜひ、源氏物語を勉強しようと(専門家はのぞく)思う方、一度見て損はないと思います。
基礎 源氏物語 小説 円地文子 これは、横浜の戸塚で
全巻そろいを見たことあ
ります。といっても、文体
の関係で読まないで発注
は勧めません。
上述の入門編とは違い、ボリュームもたっぷりの本です。
どうしても一度源氏をひととおり読みたい人には、こちらを読んでみてはいかがでしょうか。
ただし、これは発売されてから時期がたっているので、誰にでもお薦めというわけではありません。
基礎 源氏物語 小説 瀬戸内 寂聴 瀬戸内先生のライフワークというキャッチコピーで、まだほとんどの本屋でおいてあります。 たぶん最近では一番メジャーな本だと思う。
これを押さえておけば、まずもぐりとは言えないかもしれない。
わかりやすい、よみやすい、きれいといった三拍子そろった本です。
現在、源氏物語を肩を凝らずに読める本といえば、ずばりこれでしょう。
標準 新編日本古典文学全集
「源氏物語」
全集本 値段が高い。持ち運びにくい。写真がないなどいろいろ問題はありますがいい本です。近くのでかい本屋に運が良ければおいてあります。 ちょっと堅苦しい源氏物語本ですが、ネタ本としておすすめです。
現在書店で手に入るものとして、同じ小学館からでている新編でない全集があります。こちらはカラーの写真がついたりして豪華ですが、これから源氏をパロってやろうという人や全部そろえようとする人には、正直絶版ものの前者よりはこちらをおすすめしたいです。
標準 与謝野晶子訳
「源氏物語」
小説 与謝野晶子 文庫本の恥ずかしい表紙を気にせず、ちょっとよんでみてください。いい本です。 源氏物語を現在にまで語り継がせる事に、一役買った本です。
昔は、もっと今より身近な文体であって、世間に源氏物語を広める上で大変貢献した本だと思います。
これも、解釈が間違っていると批判する方がいらっしゃるようですが、これだけ貢献した本をそういう基準で判断するのは筋違いだということを付け加えておきます。これはこれで良い本です。
標準 新源氏物語 小説 田辺聖子 田辺聖子さんが、わかりやすく源氏物語を現代的に著された本です。
ただし、一度読むだけではわかりにくい部分もでてくるので、上述の入門編を一度読んでからチャレンジする必要がありそうです。
番外 Genji Monogatari 翻訳 KENCHO 
SUEMATU
外国のお友達に。また、英語の勉強ついでに読んでみるのもよろしいかも。
ただ、これで源氏がすべて分かるわけではないので、念のため補足いたします。


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