タカ目タカ科  大きさ 雄 89cm  メス
 分布 北海道〜日本海沿岸、ユーラシア大陸
   天然記念物 絶滅危惧種TB類 
つがいで生活している。海の周辺で、魚を捕って食べる。カモやカモメなどを捕ることもある。白い尾と黄色いくちばしが特徴。若鳥は尾が体色と同じで白くなく、くちばしも黒っぽい。日本には550〜850羽前後やってくる。
ウォッチングのコツ・・・・本州には冬に渡ってくるが、北海道の道東地方なら1年中見ることができる。特に羅臼(らうす)町から根室市春国岱にかけてのオホークツ海の海岸は密度が濃い。僕のおすすめは野付半島。電柱やテトラポット、防波堤の上などで休んでいるから、ていねいに探してみよう。 周辺にはとびも多いが、トビよりも一回り大きく、尾が白い、くちばしと脚が黄色、などが特徴だ。また、飛んでいる姿は羽の前面に丸みが少なく、長方形のマフラーみたいだ。

オジロワシ

撮影 : 北海道別海町・走古丹(平成15年12月)

撮影 : 北海道別海町    (平成16年8月)

 オジロワシは本州では冬の渡り鳥だが、道東ではごく少数が繁殖している。夏でも見ることが可能だ。・・・・・・というか、たぶん確実に会える。

 写真のオジロワシはオス、メスのペア。右の羽を広げているオジロワシは左のものと比べるとひとまわり小さい。若鳥とまちがえやすいが、オスだそうだ。オジロワシはオスのほうが小さい。

 撮影は12月だったので、まだオジロはあまり渡ってきていない。1月中旬になると、渡ってくるオジロが増え、たくさんのオジロに会える。

←防波堤の上のオジロワシ

 写真のように、防波堤やテトラポット、電柱の上によくいる。が、どちらもなかなか近寄らせてもらえないので、離れてじっくり観察したほうが賢明。

 慣れていないとひとまわり小さいトビとの区別がつきにくいかもしれない。白い尾はなかなか見せてもらえないが、黄色いくちばしが目立つので、見分けるポイントにするとよいだろう。


←カラスとのツーショット

 オジロワシがカラスを追いかけているように見えるが逆。カラスはワシタカ類を見つけると集団で追いかける。モビング(擬攻撃)と言われる防衛行動だ。

 そんな怒っているカラスの群れを見つけたら、その先をチェックしよう。けっこうワシタカ類が見つかったりする。


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 北海道道東地方にある、野付半島は、砂が堆積してできためずらしい半島だ。半島のつけ根が標 津町、先端が別海町である。トドワラという巨木が風化して乱立している地や、原始的な自然が数奥残る土地だ。野付湾では、なんと「四角い太陽」が見られる。
 野付半島周辺で見られる生き物・・・エゾシカ、キタキツネ、ゴマフアザラシ、ハクチョウ(冬)、タンチョウ(夏)、オオワシ(冬) などなど。
 
 参考: 北海道野付郡別海町 観光協会 電話 01537-5-2111  別海町HPへ 
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