ツル目ツル科(冬鳥 10月〜3月)  大きさ 雄127cm 雌109cm(翼開長160〜208cm)
 分布 鹿児島県出水市 
特別天然記念物 絶滅危惧種U類 
水田や湿原などで越冬。植物の種子、根、茎、昆虫、魚などを食べるが、近年は越冬地での給餌に頼っている。親鳥と幼鳥の家族でいっしょに行動する。ナベの底のように体が黒いことでこの名前がついた。
ナベヅルと同様、鹿児島県出水市を主な越冬地としており、全世界の半数約2000羽が飛来。
ウォッチングのコツ・・・冬に出水平野に行けば会える。ナベヅルもいっぱいいるが、白い首筋と目のまわりが丸く赤いのが特徴のマナヅルはひと目でわかる。
マナヅル

撮影 : 鹿児島県出水(いずみ)市 荒崎・ツル観察センター(平成16年2月23日)

 出水平野は世界一のツル飛来地だそうで、僕が行ったときには12,024羽のツルがひしめき合っていた。ここのツルは渡来羽数と種類が多い。この日の僕は3種しか会わなかったけど、5種はいたらしい。そのうち、一番大きなマナヅルは3,069羽いた。とにかく壮観。

 場所は出水市ツル観察センター。展望所があり、360度の大パノラマが楽しめる。毎年11月1日から3月の第4日曜日の間だけオープンしている。

ツル観察センターの展望所
 展望所は有料で100円。レストランや売店がある。大型の観光バスが何台も来ていた。

 ツルもすごいが、出水市のツル保護活動もスケールが大きく、感心した。

最後に華麗なツルの舞。求愛のダンスである。

 下の写真は展望所からのながめ。すごいの一言。写真ではわかりにくいと思うが、大半はナベヅルで小さめで黒っぽい。マナヅルは大きめで少し白っぽい。


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現地施設

出水市ツル観察センター 鹿児島県出水市荘2478-4
電話 0996-85-5151 
 毎年10月中旬頃から、飛来するツルを観察する施設。
 開館期間:11月〜3月 開館時間:9:00〜16:30
 入館料 大人210円、子ども100円
 JR鹿児島本線出水駅 タクシー20分
 詳しくは出水市HPへ
ツル博物館クレインパークいずみ 鹿児島県出水市文化町1000
電話 0996-63-8915 
出水の鶴だけでなく、世界のツルの情報を展示。
 開館時間:9:00〜17:00 休館:11月〜3月は無休、それ以外は月曜 入館料:大人310円、学生210円、小中学生100円
 JR出水駅からタクシーで5分
 詳しくは出水市HPへ
 ここでは、冬の間だけ田んぼを借り上げ、ツルの餌付けをしている。約245ヘクタールの飛来地が、ツルとともに特別天然記念物に指定されている。

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