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 快晴、波穏やか。先週も晴れていたけど、出航5時間前に欠航の連絡。台風が近づいていて、海が荒れていたのだそうだ。13:00過ぎ、銚子海洋研究所到着。事務所で乗船手続き済ませ、14:00出航。いつものフリッパー号で、スナメリ狙いの沿岸ウォッチングクルーズだ。

 
スナメリに会えるだろうか。なんか弱気。真夏のような太陽のせいにしたい気分。一番いい観察位置を確保しようと、大人気なく、一番に船に乗り込む。
 
スナメリ探しは基本的には短期決戦。船は岸に沿って進む。出航から10分も経たないうちに会えることもあるそうだ。まず、鳥の群れを探す。そこは魚群がいて、スナメリもエサを求めて現れる可能性が高いのだ。
 君ヶ浜の灯台が見える。船の左前方に鳥の群れ。船が減速し、いきなfり黒い背中が二つ海面に現れる。
 船内放送が「左前方に
スナメリです」と静かに繰り返す。乗客たちも静かにざわめき立つ。
 

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↑ トウゾクカモメ

※ヒゲクジラさん、アドバイス
ありがとうございます!
   ↑ 船から見た「屏風ヶ浦」

10kmにわたる海岸の絶壁が続く

↑ スナメリが現れた!

bunbuku


bunbuku

撮影 : 千葉県銚子沖(平成17年9月18日)

 ハクジラ亜目 ネズミイルカ科  大きさ オス1.8m以下 メス1.2m〜1.5m 
 分布 シンガポール、スマトラ、ボルネオ、中国、韓国などの大河および沿岸地域
 日本では九州や瀬戸内海、伊勢湾、松島湾など宮城県沖以南の沿岸。
 クジラやイルカの仲間では小さい種類で、背びれがなく、つるんとしたあたまと背中、色は灰色で、とてもかわいい顔をしている。海岸から5〜6km、水深も50m程度の沿岸で暮らす。普通は1〜3頭位の小グループで行動。繁殖期だけは、大きな群れが見られる。年々生息域を減らしており、国際的に保護されている。
ウォッチングのコツ
 沿
岸性のイルカなので、海岸からの観察も十分に可能。漁港にも入ってくる。水面をジャンプしないこと、背びれがないことから、けっこう発見が難しい。千葉県銚子では1年を通じて観察が可能。イルカウォッチング船を利用しての観察は7月〜9月となっている。    
スナメリ
 スナメリは、国際的に保護されている希少なイルカである。でも、岸に近い沿岸に定着しているので、もっとも身近なイルカとも言えるかもしれない。
 僕はかつて、このイルカに会いたくて、海洋生物学者になりたかった。

現地施設

 結局、30枚程度しかシャッターを切れず、そのうちの3枚にだけ、スナメリがかろうじて写っていた。たいていのイルカウォッチングでは200枚前後は写すので、明らかに低調。

 
銚子沖は国内有数のクジラ・イルカウォッチングの名所であることはあまり知られていない。銚子海洋研究所では夏のスナメリに続き、10〜12月までマッコウクジラ、1〜2月はキタオットセイ、3〜6月はカマイルカのウォッチングが楽しめる。僕はこの日のスナメリですべてのコースを制覇したことになる。
 それでも銚子は飽きることがない。冬は海鳥、春はメガロドン・・・なのである。

↑ なんとか撮れたスナメリの顔

  スナメリは、繁殖期には300頭くらいの群れが見られることもあるそうだが、普通は2〜3頭で行動する。この日、群れは2つで、いずれも2〜3頭の群れ。もう少し時期が早ければ、繁殖、子育てと重なり、大きな群れだったかもしれない。
 
スナメリはせわしない。背中を発見した次の瞬間には、するりと海に潜ってしまう。
 撮影は苦労しそうだ。僕は胸にカメラを構え、オートフォーカスで
スナメリが現れた方向を連写する。ファインダーをのぞいていたらシャッターが間に合わない。
 なんとか1枚、
スナメリらしく撮れたのが下の写真。艶(つや)のある灰色の体、つるんとしたまるい頭と背びれのない背中。左側が頭だ。

← カルカロドン・メガロドンの化石
 (新生代第三紀鮮新世)
 大昔の巨大なサメの歯のかけら
 
 銚子イルカウォッチングと化石探しはいつもセット。これは、長崎鼻海岸周辺で探し回って見つけたもの。長崎鼻の化石については、近く特集しますので乞うご期待!
 

(有)銚子海洋研究所 千葉県銚子市外川町2-11077-9
電話0479-24-8870 FAX22-7911
(AM8:00〜19:00受付)
○電話をして予約を。天候によっては、中止になることもある。
○大人でも船酔いしやすいので、あらかじめ酔い止めを飲んでおくとよい。船酔いしないこつがあるので、添乗員さんに聞いておくこと。
○沖合に出る便では10歳以上と年齢制限があるが沿岸コースは小さい子でも乗船可能。。
※スナメリ観察の沿岸コースは7月〜9月

 10月〜12月はマッコウクジラ、ハナゴンドウイルカなど沖合コースがはじまる。
 詳しくは銚子海洋研究所のホームページへ