げっ歯目リス科 大きさ 12cm〜15cm 北海道 |
昼行性、朝と夕方の活動が多い。単独で生活。地上で行動するが、巣穴は地下に作られる。背中に5本の縞もようがある。植物の種、若菜、果実、花、樹液、昆虫などを食べる。一年のうち200日くらい冬眠している。たまに起きて貯蔵しておいた食料を食べる。ユーラシア北部のシベリアシマリスの亜種とされ、日本では北海道に生息する。 |
ウォッチングのコツ・・・・もっとも確実に会う方法は餌付けしている場所に出かけることだろう。餌付けされたシマリスが人のすぐそばまでやってくる。シマリスは冬眠するので、春から秋が観察の時期。 おすすめの観察地・・・ 北海道の大雪山系の旭岳、黒岳、十勝岳の望岳台、然別湖周辺、鶴居村・恩根内ビジターセンターなど。 ※・・・シマリスについての詳しいお話はエゾシマリス @、神々の山 大雪山黒岳に生きる動物 を参照 |
↑ 黒岳登山道にて
エゾシマリスについては、僕は何とも切ない幼少時の想い出がある。
小学5年生のとき、学校のグラウンドの脇の林の中に2匹のシマリスが住み着いていた。
1匹は大きくて、もう1匹は小さかった。第一発見者はやっぱり僕で、僕は子どものころから そういうことには長けていた。すぐ目の前や時には足元まで走ってくるシマリスが面白くて、僕はシマリスを捕獲しようと決心する。
それから3日間、昼休みと放課後にシマリス捕獲隊を編成し、林に足を運んだ。隊長はもちろん僕だ。
ほんとは北海道大雪山黒岳のシマリスを紹介するつもりだったのだが、大雪山の風景写真を見ているうちに、子どものころに出会った2匹のシマリスのことを思い出してしまった。
ということで、今回はちょっと唐突なんだけど、僕の少年時代のお話だ。
(写真はすべて2006年8月12日に黒岳で撮影したものです)
↑ 北海道大雪山・黒岳の登山道より(北海道上川町)
エゾシマリス A 〜 少年とシマリス 〜
↑黒岳山頂にて(まん中の岩にシマリスが寝てます)
※ シマリスについてはエゾシマリス @、神々の山 大雪山黒岳に生きる動物 を参照