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ゴマフアザラシ


平成17年4月7日 北海道稚内市 
ゴマフアザラシ観察所

問い合わせ
稚内市建設産業部水産商工観光課
0162- 23-6161
稚内観光協会
0162-24−1216

 冬季のみ開設された、暖房付きの仮設ハウス。観察所内には、ゴマフアザラシの資料あり。波が穏やかな日の午前中がおすすめとのこと。
 開館時季:
11月1日〜翌年3月31日(年末年始休み)
 開館時間:9:00〜16:00
 交通:JR抜海駅より、抜海港まではおよそ3km
※ 詳しくは、稚内市役所HP
  観察情報は事前に電話などで問い合わせよう。

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 2回目は、天候がわるく雪降りである。外海は、大荒れで3mくらいの波「ゴーゴー」と、防波堤にぶつかっている。
 現地の抜海港に着いたら、運良く雪がやんだ。でも曇って利尻富士が見えない。テトラポットの上で寝そべっている「ゴマちゃん」。餌をとりに海に潜ったり、顔を出す「ゴマちゃん」。或いは、落っこちないために、上体を起こしバランスをとるのもいる。テトラッポトの陰にもいるので、目に見える数は、40頭くらい。
 最北端の地・・・稚内。そこの宗谷岬から、西へわずか1km離れたところに、弁天島がある。そこに、荒波に耐え春を待つ「トド」がいるという。地図にもない小さな島である。天候もいいので、コンデションは最高である。
 岬に着いたので準備をして、早速撮影に入る。肉眼では見えない。望遠レンズを使って「パチパチ・・カチカチ・・」三脚を使い丁寧に撮る。巨大な海獣、全長4m・体重1tの大きな姿を、カメラでのばしてみるも、トドの存在を確認することは出来ない。帰ってPCで調べたら、結局いたのは、ウミウ・カモメ類のみである。目指す「トドちゃん」は不発に終わる。・・・・残念だったなあァ〜。 時期が遅かったのか?餌取りに出かけたのか?稚内は、この日が『流氷初日』
「こんなに、寒いのになァ〜。」
  次の目的地は、抜海港である。
 ノシャップ岬から、海岸線を下るコースは、地球の丸さを実感できる。大きな弧を描く水平線と、その反対側の広々とした平原を見ながら、抜海港を目指す。この道道、稚内・天塩線は「稚内西海岸」と呼ばれ、夕景と利尻富士の最も秀麗な姿が見られる絶景エリアでもある。

ぶんぶく探検隊 一周年記念企画

現地施設

 鰭脚目アザラシ科  大きさ オス170cm、メス160cm 分布 北海道(冬季) オホーツク海 ベーリング海など
 ゴマ塩のもようがあるので、ゴマフアザラシ。北海道では冬季に東部の海岸を中心に各地で観察できる。最近では、埼玉県の荒川などにあらわれたゴマちゃんなど、本州にも迷い込むことがあり、話題になっている。
 北の海の岩場などで生息。海の中の魚をとって食べる。北海道では、冬に流氷にのってやってきて、流氷のうえで出産する。出産は2月〜4月、授乳期間は2〜3週間で真っ白な赤ちゃんは、離乳期には親と同じようにゴマもようになる。繁殖期は、母子と交尾をうかがうオスの群れで生活する。
 ウォッチングのコツ・・・北海道、稚内市は、抜海港・ノシャップ岬・宗谷岬など、沿岸沿いすべてが観察ポイント。その時季の流氷などの条件によって、好観察地はかわってくるので、事前に役場などに問い合わせるとよい。肉眼では観察できにくいこともあるので、双眼鏡を持っていこう。

じいちゃん先生が稚内に訪れたのは、平成18年4月7日、本州は桜が満開。
しかし、稚内のトドとアザラシに会いにでかけたじいちゃん先生のゆくてには厳しい吹雪と、流氷がまっていた・・・・・。

〜海獣 トド&アザラシを探して最北の街『稚内』〜

撮影&文:じいちゃん先生

 野生のアザラシを見るのがはじめてなので、感無量・・・・!!。
 天候が良いので、利尻富士をバックに、「ゴマちゃん」を写す。後で再生したら、CFカードが入っていない。予備のカメラには何枚か撮れているが、明日再挑戦。

シノリガモ

♪ 鳥の観察もおすすめ

 海上には、シノリガモ、コオリガモ、ウミアイサ、ウミウ・・

 海岸には、シロカモメ、オオワシ、オジロワシ・・・・目をこらせば、たくさんの鳥が見られる。

ウミアイサ

こうして2回にわたる、「アザラシ探訪」は終わりをつげるのである。
 思えば、はじめて稚内を訪れたのは家族で観光旅行、今回は写真目的に訪れた日本最北端の街「稚内」。日も暮れ、街が温もりに包まれるころ、明日からの期待に胸膨らませ、港の見える丘に足を運ぶ。
 そこであった感動は、一面輝きに満ちた街の優しさ・おおらかな人・心癒す大自然・利尻富士の麗姿・・・・。その感動の一つ一つが、忘れられない思い出の1ページにシカと刻まれながら・・・   ・・・・。

公開:2006.5.1

アッチモ・・・・

コッチモ・・・・

  稚内から、15分くらいで到着する抜海港は、ゴマフアザラシの越冬地で知られる漁港、野生のアザラシ類を群れで観察できるのは、釧路の厚岸など、道内でも数少ない。体長は最大で2m、体重約150kg、ヒトより大きい。
   
 1回目の観察は、初めてなので、どこにいるものか探すのに苦労する。港内は、結構広くて、アチコチ探してあるく。「わからなければ、その辺に居る人に聞けばいい。」と何かで読んだことがある・・・・・。が、周りに人もいない。 そのとき1台の車が来たので後についていく。1番北側のテトラポットがある。その近くの岸壁に止まった。良く見ると対岸のポットの上や、砂地の上にかなりの数の、「ゴマちゃん」がいる。