個人的名作143

VS雀士ブランニュースターズ(ジャレコ・1997)

 

 現在、アーケードの麻雀といえば「麻雀格闘倶楽部」や「MJ」等のオンライン対戦麻雀ですが、 それらが流行る前には脱衣麻雀のプレイヤー同士の対戦物というのがそこそこ登場していました。
 今回は取り上げるのはそんな作品である「VS雀士ブランニュースターズ」です。

 

【とりあえず頭数は多い】

 アイドルスターを目指して(何故か)麻雀で対戦するという…ツッコミどころの多いストーリーですが、 まぁ…そんなことは気にせずに行きますか。

 プレイヤーは15人(内、1人隠しキャラ)から3人を選んで対戦を行います。キャラクターは同じキャラを2回選ぶ事は不可ですが、 それ以外であれば選択可能です。 選択した順番に「先鋒」「中堅」「大将」となって相手チームと対戦します。
 対戦は先鋒同士、中堅同士、大将同士の3回の対局となり、上がったほうが相手から点数を奪う事が出来ます。  「大将戦が終了した時点で持ち点の多いほう」または「相手の持ち点を0点以下にしたほう」が勝利となります。
 先鋒・中堅・大将の価値の差は無く、例えば大将戦で負けたとしても、1勝2敗でも最終スコアで上回っていれば勝利になります。
 1人プレイの場合はラスボスに勝利すればクリアとなってエンディングになりますが、 エンディングは大将に選んだキャラのみしか見れません…全員分のエンディングを見たければ15回のプレイが必要です。


 また、15人のキャラクターにはそれぞれ「必殺技」と「積み込み技」があります。
 対局中、ゲージが表示されていて、「ゲージがMAXになったとき」かつ「発動条件を満たしたとき」に必殺技が使用できます。 (使用するかどうかは任意)
 「必殺技」は直接上がりに繋がるものは少ないですが、非常に有効な物が多々あります。
 「積み込み技」は配牌時にゲージMAXの場合に使用することが出来ます。
 キャラクターごとに「平和積み込み」「混一積み込み」等あり、使用すればそれっぽい配牌がもらえますが、 ツモ自体は偏らない様なので過信は禁物…な程度です。
 技に使用するゲージ自体は、ツモから捨てるまでの時間が短いほど溜まりやすくなっています。 また、各キャラクターごとに特定の牌を積もるとゲージが大幅に増加します。
 大体、普通に打てばだいたい1局前後でMAXまで溜まる感じになっています。
 


製作:琉月りーね様
琉月りーね様のサイトはこちらからどうぞ。

 個性的なキャラが多いのですが、その中でも最も凄いのが「水奈瀬愛生」。
 このキャラは見た目は女の子ですが実は男の子…女装少年なのです。(女形を目指して参加した…という設定)
 某雑誌で(「水奈瀬愛生」が男の子だと公表される前に)「水奈瀬愛生」の声優当てクイズというものが行われた事があり、 男の娘など夢にも思わない読者達はまんまと騙され、正解者数が0だったという…。
 ちなみに、男の娘というのを伏せる為かデモ画面ではCVが『???』と表記されています。
(エンディングでは名前が表示される)

 また、キララは同社の脱衣麻雀『流星雀士キララスター』からのゲスト出演の隠しキャラで、 キャラ選択時に『ポン→ポン→ポン→カン』と押すと使用することが出来ます。

 

【アニメも多い】

 勝利すると脱衣麻雀ということで御褒美グラフィックが見れますが、各キャラクター毎に2パターンあります。
…要するにご褒美はプレイヤーキャラ15キャラとボスキャラ1人なので32パターンあるわけですね…(汗)。

 1つは「相手から上がったがチーム戦の決着はついていない場合」で、このときは1枚絵が表示されます。
 そんなに派手に脱いでいる絵ではない(中には全く脱いでいないキャラも…)です。

 もう1つが「勝敗が決まったとき」で、こちらはおぱんつ1枚まで脱ぐ(もしくは既に脱いでいる)アニメーションになっています。
「脱衣罰ゲーム」という設定らしいのですが、殆どのキャラは笑顔で脱いじゃうから、「罰ゲーム」には見えない…
「罰ゲーム」なんだからもっと○○で×××な△△とかにしてもらいたいもので…(←暴走中)

 勿論、愛生くんも脱いでくれますが、そのときは勿論…(以下省略)

 

【個性的過ぎる…】

 各キャラクターの必殺技を紹介します。有用なものも有れば、殆ど使えないものまで…色々有ります。
 名前の前の英字は選ぶときに押すボタンとなっています。

名前 積み込み技 必殺技
A.鮎川 蛍 平和積み込み 『必殺ビクトリーリーチ』
リーチ後5順目のツモが必ず上がり牌になる。
(既にアガリ牌が枯れていても引いてきます…)
しかし、途中で鳴かれると無効の上、CPUは4順後によく上がる(笑)。
B.倍賞 沙那子 タンヤオ積み込み 『7thムーンリーチ』
リーチ後7順目のツモが必ず上がり牌になる。
ビクトリーリーチと違い、鳴かれても効果は継続するがCPUは6順後に…(以下略)。
C.千歳 奈々美 一通積み込み 『配牌チェンジ』
お互いの配牌をそのまま取り替える。
D.堂本 真紀 暗子積み込み 『友情の支援コール』
同じチームの他の2人の必殺技発動条件になったとき、そのキャラの必殺技を使用することが可能。
チームメンバー次第では便利な技だが、彼女がチームに居るときはゲージの増加量が下がる。
E.衛藤 ひなこ 風牌積み込み 『絶対!修正液』
相手の必殺技を無効にする。
防御という面では強いのだが、お互いゲージ0になるのを逆手に取られると少し面倒。
F.深町 蘭 七対子積み込み 『脅迫ドラ積み込み』
配牌の段階でドラが積み込まれる。上がる事ができれば打点が高くなるが、上がりに直結しないのが辛いところ。
G.護国寺 玲子 イーペーコー積み込み 『プラズマオープン』
鮎川蛍をライバル視しているらしく、必殺技も同性能で5順後にツモれるが鳴かれると無効になるリーチ。
また『オープン』と有るようにオープンリーチとなる。
H.樋口 絢 清一積み込み 『裏ドラチャンス』
リーチで上がったときに裏ドラが乗る…が素直に清一を積み込んだ方が強い気がする…。
I.岩崎 薫子 チャンタ積み込み 『超・リンシャン』
聴牌時にカンをすると、リンシャンで自摸上がりできる。
使うチャンスが少ないのが玉に瑕。
J.城ノ内 環 字牌積み込み 『勝利のハイテイ』
聴牌時の海底牌が自身の上がり牌に変更される。
南家であれば海底ツモが確定する為、ある意味最強キャラの一人。
K.香月 まゆ 混一色積み込み 『ドリームラスハイ』
聴牌時に流局したときに更にもう一度ツモることができる。
4枚の中から一枚を選び、当たりの牌を引けば上がることが出来るがハズレが有る以上『勝利の海底』の方が…
L.リサ・ホワイト ジュンチャン積み込み 『当たり牌個人授業』
相手のリーチの当たり牌を教えてくれる。
教えてくれるだけでツモ上がりを阻止できるわけではないのだが、当たり牌を止めた打ち回しが出来れば強い。
M.水奈瀬 愛生 三色積み込み 『カンドラ神話』
カンをしたときにそれがドラになる。
点数に期待ができるが、カンをする機会の少なさと上がりに直結しない事を考えると素直に三色にした方が…。
N.能登 妙子 役牌積み込み 『ヒップアタック』
相手がリーチしたときに相手の手牌を見ることが出来るが、答を直接教えてくれるリサの方が…。
キララスター 平和積み込み 『キララバスター』
キャラセレクト画面で『ポン・ポン・ポン・カン』と押すと使用可能になる。
必殺技は相手の当たり牌を捨ててしまったとき、それを無効にする。
龍麗花 ??? 『???』
ラスボスでCPU専用キャラクター。必殺技は稀に発動されることがある。
相手の当たり牌を捨ててしまったとき、それを無効にする。

 

【小ネタ?】

 必殺技により同じ牌が5枚出現するのはジャレコの麻雀の仕様みたいですが… それ以外にも麻雀の本来のルールとは異なる部分が幾つかあります。

 1つは『鳴きやツモに関わらず、お互いが18枚捨てた時点で流局』すること。 南家が必ず海底ツモになる事とCPU戦は必ず1局目は南家なので、1人目に城ノ内環を入れると「勝利の海底」で上がりやすい。

 他には『相手のリーチ宣言牌で上がったとき、相手のリーチ棒が貰える』(実際のルールでは貰えない)…結構酷い仕様です。

 

【そこそこ面白いが…】

 必殺技が極端に強い人が少なく、特にアガリに繋がる必殺技は打点が低めだったりリスクがあったりで、 打点を上げる必殺技は上がりに直結しない…といい感じのバランスになっているのが結構面白く、対人戦が結構面白いゲームでした。
 登場し始めの頃は同じく対戦可能な脱衣麻雀の「ホットギミック」や「ファイナルロマンス」等も流行っていただけに、 麻雀用の対戦台も設置されていることが多く、よく対戦していました。

 そして業界初な『男の娘を脱がす』と言う暴挙(?)で注目された…ある意味アイデアの良いゲームだったと思います。

 只、CPUが若干強め…特にリードしているときの聴牌スピードが凶悪ですかね。
 あとは密かに愛生くんが必ず先鋒で登場するみたいなので、脱がしアニメを見るのが若干辛い事かな…

 

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