『セクロス』と言う言葉は、今では違う意味で使われるケースも有りますが…当時は『ゲームタイトル』でした。
当時はそんなことに使われるなどとは思っても居なかったでしょうねぇ…。
今回はファミコンの『セクロス』を取り上げたいと思います。
横スクロールシューティングゲームで、エアバイクのようなものに乗った主人公が敵を倒しつつゴール目指して進むゲームです。
道中には敵のエアバイクや砲台が多数設置されており、これらの攻撃を避けながら進んでいきます。
敵のエアバイクは弾は撃ってきませんが、ぶつかるとお互い弾き飛ばされます。自分からぶつかった方が飛ばされにくいです。
フィールドには所々に障害物があり、障害物に敵のエアバイクを当てると倒す事が出来ますが、逆にぶつかるとミスになります。
また、プレイヤーはショットを撃つことができ、それで敵を倒す事が出来ます。
画面上部にはエネルギーのゲージがあり、ゴールまでの道中はエネルギーが減少して行き、0になるとミスになります。
道中所々にはエネルギー回復があり、それらでエネルギーを補充しながら進んでいきます。
また、青い服を着た人も所々存在し、回収したままゴール時にボーナス点が入ります。
24人以上助けるとボーナス計算時にスプライトが多すぎる為なのか、若干キャラ落ちと思われる現象があるのはご愛嬌でしょうか…
操作系は「4方向キー+2ボタン」。
レバーでキャラクターの移動。
ボタンはどちらも「ショット」前方にショットを撃ち、敵を倒すことが出来ます…と特殊な操作が無い操作系となっております。
敵や敵の弾もしくは壁に当たるかエネルギーが無くなるとミスになり、残機が減ります。残機が無くなるとゲームオーバーになります。
ステージ構成は常に右へと進むスクロールになっていますが、奇数面は敵のエアバイクの妨害をかわしつつ進む高速シューティングとなっており、
偶数面は敵のエアバイクは登場しない上にスクロールは遅くなるのですが、地形が複雑になっていたり、多数の砲台からの弾をかわしつつ進む…
と奇数面とは全く異なるシューティングになっています。
ゲーム自体はシンプルなのですが、同じような構成が続かないようにしたのは一つの工夫でしょうか…。
ステージ構成は6種類となっており、7面以降は5面と6面の繰り返しとなっています。
構成自体は単純ですが、プレイヤーのショットは攻撃範囲が狭く、意外と敵に当てるのが難しくなっていますが、
敵のエアバイクを倒しそびれると敵のエアバイクとぶつかって弾き飛ばされて壁や敵の弾に当たる事がありますが、
深追いすると障害物が避けにくくなる
…というケースが結構あるため、あまり無理に攻撃に行かず必要に応じては回避が必要になることがあります。
特に偶数面の場合は地形が複雑で通路が狭くなっているため、微妙な回避を求められるのに敵の弾が大量に
ばら撒かれる事もあり、意外と先に進む為には敵の弾の発射方向の誘導…など微妙なテクニックが必要になることがあったりします。
このゲームの道中には様々なボーナス点が多く、ハイスコアを目指す上には必須です。
1つはプロペラ上の固定物を破壊すると星が出現し、回収すると1000点。
一部の固定砲台を倒すと「時計」「靴」等のボーナス点アイテムがたまに出現。物によっては1UPもある。
化石の骨を破壊すると登場する敵を撃つとボーナス点。
上下に動く敵を倒すと出現する赤い星を回収するとショットが強化される。
…等、内容はシンプルですが、ボーナス要素がそれなりに配置されているのが注目です。
アーケード版では何故か「セクターゾーン」というタイトルとなっていますが、内容はほぼ同じ。
只、敵のエアバイクを撃ったときの爆風にやられ判定があったり、ファミコン版では壊せる障害物が壊せなかったり、
一部のボーナス点が無かったり、エネルギー切れになってもミスにならず一切の操作が出来なくなるだけ(いずれ壁に当たってミスになるが…)…
などの多少の変更点は有ります。
他には、偶数面のアイテムと敵や壁の配置が巧妙になっており、アイテムや人を回収しようとすると壁や敵の弾が回避困難になったり…と
思わぬトラップだらけになっています。
また、ファミコン版と違って縦画面であるために先が少し見えにくい感じになっており、そのあたりも難易度が若干高く感じます。
ちなみに「セクロス」は今ではネットスラングで、『とある行為』を表す事がありますが、それの語源という訳ではないでしょうが、
結構昔の「マルカツファミコン」において、
「ドラクエ1でローラ姫と一緒に宿屋に泊まると『ゆうべはおたのしみでしたね』と意味深な事を言われる」
裏技の記事で「昨晩はローラ姫と『セ○○ス』でもしていたのだろうか」と記述されており、記事の終わりにそのことを「『セクロス』の事だ」
とフォローしていましたが…当時は深い意味に気付かなかったですが、今思うと対象年齢考えた記事じゃないよなぁ…
タイトル画面で『IIコンのA+Bと←を押しながらIコンの↑↑↓↓スタート』で無敵になります。
障害物に当たろうが、敵の弾に当たろうがミスになりません…が絶妙な回避がゲームの醍醐味なので…やっていると直ぐに飽きてきます。
タイトル画面で『IIコンのA+Bと←を押しながら』Iコンで次のコマンドを入れた後にスタートで面セレクトになります。
2面:A
3面:B
4面:AB
5面:BB
6面:ABB
…まぁ、エンドレスのゲームなのに面セレクトしたことで何のメリットがあるかと言われても…
ゲームオーバー後のタイトル画面でIコンのA+スタートで直前にプレイしたステージから再開できますが、これもエンドレスのゲームなのに(ry