「クイズ迷探偵ネオ&ジオ」から2年…。NEOGEOにクイズゲームが帰ってきた(?)。今回は、 NEOGEOのクイズゲーム「クイズ・キングオブファイターズ」を取り上げたいと思います。
再びさらわれた「ユリ・サカザキ」を助けるべく、SNK格闘ゲームで御馴染みの面々が戦うゲームですが、
クイズゲームですので、格闘ではなくクイズで戦います。4択クイズに回答して行き、ゴールを目指していきます。
プレイヤーは「リョウ・サカザキ」「ロバート・ガルシア」「テリー・ボガード」「不知火舞」「覇王丸」「ナコルル」
から1人選んでプレイするのですが、キャラ差は(基本的には)殆どありません。
すごろく上になっているマップをスロットの出た目だけ進み、止まったマスで対戦相手とクイズをしていきます。
相手として登場するキャラは「餓狼伝説スペシャル」「竜虎の拳2」「サムライスピリッツ」に登場したキャラクター達
です。「クイズシティーの迷探偵」の「ネオ」と「ジオ」は残念ながら登場しません…。
操作系は「8方向レバー+4ボタン」。NEOGEO全ての操作系を使用します。
ボタンはA〜Dの4択クイズなどの選択肢の選択。レバーは基本的には使用しませんが、格闘クイズなど一部のクイズで使用します。
クイズのルールのシンプルで通常の4択クイズ(たまに3択・2択になる事もある)で、誤答もしくは時間切れでライフが減り、
0になるとゲームオーバーです。
正解するとノルマが減っていき0になるとステージクリアとなり、再びスロットを回して出た目だけ進む…という
形になっています。ステージの端がゴールとなっており、ゴールではボスキャラとの対決となります。
ボスと一部のキャラクターとの対決は「格闘クイズ」になっています。
4択クイズに回答するまでは同じですが、ノルマ制ではなく、相手には体力が設定されています。
そして、タイムカウンターが「必殺技」「ジャンプ攻撃」「大キック」「大パンチ」「小キック」「小パンチ」となっており、
正解したときの方法で相手に攻撃します。勿論、早い時間で回答した方が相手に与えるダメージが大きくなります。
ちなみに攻撃をするとき、技名が表示されますが、必殺技以外の通常のパンチやキックにも名称が表示されます。
これは当時の格闘ゲームには通常技全てにも名称が付けられていた為です。
「必殺技」で回答するには1秒以内に解答する必要がありますが、それぞれのキャラクターが派手なエフェクトで
原作に登場する必殺技で攻撃します。(リョウなら虎煌拳や飛燕疾風脚等、テリーならパワーウェイブやライジングタックル…等)
また、「必殺技」で回答したときに特定のコマンドを入力すると「必殺技」が「超必殺技」に変化します。
コマンドの受付時間が短い上に判定がキツイですが、「必殺技」よりも若干ダメージが高くなります。
(2P側はコマンドが左右逆)
リョウ | 覇王翔吼拳 | 641236+A |
ロバート | 覇王翔吼拳 | 641236+A |
テリー | パワーゲイザー | 21416+BC |
不知火舞 | 超必殺忍蜂 | 616+BC |
覇王丸 | 超弧月斬 | 6123+A |
ナコルル | 超アムベヤトロ | 63214+A |
タクマ | 覇王至高拳 | 641236+A |
ギース | レイジングストーム | 1632143+BC |
クラウザー | カイザーウェイブ | 49+AC |
天草四郎 | 超怨獄死霊刃 | 49+AC |
また、クイズシティだけあって、クイズ迷探偵シリーズに登場したクイズも登場します。
名称
解説
間違い探し
制限時間以内に全ての間違いを探す事が出来ればクリア。
レバーでカーソルの移動。ボタンで選択。
連打クイズ
通常の4択クイズと同じだが、ボタンを連打しないと回答できない。
スロットクイズ
A〜Cボタンでスロットマシンの「ジャンル」「難易度」「選択肢数」を止めて、それが条件のクイズが出題される。
各ドラムには「7」があり、「7」が全て揃うとその時点でノルマクリアになる。
NEOGEOお得意のクイズゲームであっただけに、きちんとしたクイズゲームに仕上げてきていますが、
やはりこの時期は「NEOGEO=格闘ゲーム」という時期…折角のNEOGEO筐体にクイズを入れる余裕は余り無かったようで、
あっという間に消えてしまった感じがあります。
クイズゲーム特有の「3問誤答して即ゲームオーバー」も相変わらずこのゲームにあるため、
1コインで充分に楽しめないこともありえるので、出来の割には余り出回ることが無かったのは、ちょっと勿体無い感じがします。