個人的名作83

フリップル(タイトー・1989)

 

 今回はタイトーのパズルゲーム「フリップル」を紹介します。
 単純なようで複雑で、ちょっと面白いパズルゲームです。

 

【どんなゲーム?】

 プレイヤーは画面左にいる黄色いスライムみたいなキャラクターを操作し、 画面右に大量にある様々な模様のブロックを消して、一定数以下にすることが目的です。


 

 ブロックを消す条件は次のようになっています。

(1).プレイヤーはブロックを持っており、上下のみ移動する事が出来ます。 ブロックを投げると真横に進み、壁や障害物に当たると真下へ移動します。
 そのまま最下段まで進むとブロックは手元に戻ってきます。


 

(2).投げたブロックが同じ模様のブロックに当たると、そのブロックは消滅します。


 

(3).投げたブロックが1個でもブロックを消した後に別の模様のブロックに当たるとブロックが交換され、 投げたブロックはその場に、置いてあったブロックが手元に移動します。
(移動しきるまで異種のブロックと当たらなかった場合は同じブロックが戻ってきます。)


 

(4).(2)と(3)の繰返しでブロックの数をノルマに達するまで減らしていきます。
 


 フィールドにあるブロックがノルマ数以下になったときはステージクリアとなります。全60面です。
 どうやってもブロックを消す事が出来ない場合はミスになり、スペシャルブロックのストックを消費して再スタートになります。
 スペシャルブロックはステージスタート時と再スタート時だけ使用することが出来ます。
(ステージスタート時はストックを消費しない)
 このブロックはオールマイティになっており、最初に当てたブロックの模様に変化する効果があります。

 スペシャルブロックのストックが無い状態でミスになるか制限時間が0になるとゲームオーバーになります。

 

【操作系は?】

 操作系は「レバーと1ボタン」です。
 レバー上下でキャラクターの移動(発射位置の設定)で、ボタンでブロックを投げます。
 特殊な操作は一切無いシンプルな操作系になっています。
 

 

【流行の脳トレに…ならない?】

 このゲームには「数手先を読む」事が重要という印象があります。
 序盤のステージでは適当に消してもノルマクリアになりますが、それでは直ぐに手詰まりになってしまうことがあります。
 しかし、このゲームには連鎖が一切無いので、 ちょっとプレイするとすぐに『ブロックを投げた後の残りブロック』を想像する事ができるようになる筈です。

 制限時間のあるゲームにもかかわらず、「この位置で投げると、このように残るから…」とじっくりと作戦を立てるゲームに なっているのが、ちょっと面白いです。
 只、後半ステージは制限時間がかなり厳しいので、ゆっくりと考えるのは厳しいですが。

 

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