見た目は普通(?)の人なのに超人的能力を持つニューマン達のとんでもないスポーツ(?)競技「ニューマンアスレチックス」。
今回はこの作品を取り上げたいと思います。
一言で言えばボタン3つを使い陸上競技(…と言っても良いのかな?)をクリアしていくゲームです。
「ハイパーオリンピック」と聞いてピンと来た方も居ると思いますが、まさにその類です。
操作系は「3ボタン」でボタンの使い方は競技により異なります。
最大4人まで同時プレイ可能(設定で変更可能)でプレイヤーは4名のニューマン「シャロン」「ハリー」「マサエモン」「ボンゴ」
から一人選んでプレイします。各キャラクターは見た目こそは違いますが、能力に違いは無い為、見た目で選んで良いでしょう。
というわけでシャロン嬢推奨(←おいおい!!)。
プレイヤーは超人的な競技にボタン3つを駆使してクリアしていきます。各競技にはノルマが存在し、
規定数の挑戦でそれをクリアしたときは次の競技へ進めます。ノルマクリアできなかった場合はその時点でゲームオーバーになります。
また、全種目をクリアしたときもその時点でエンディングとなります。複数人プレイの場合、各競技でのポイントの合計点が高い人が
優勝となります。
プレイヤーの挑戦する競技は以下の8種目です。
俗に言う短距離走に近いものです…が、ニューマン達は時速数百キロの速度でダッシュしていきます。
操作方法は3つのボタンのうち、左右のボタンを交互に連射します。連射が早いほどスピードが上がります。
規定タイム以下でゴールした場合クリアとなりますが、一発勝負になっています。
ちなみに、全員が全くボタンを押さなかった場合、シャロンがトップになるようです。 レディーファースト?
沖にいる戦艦からの砲撃をショットで規定時間撃ち落し続ける競技です。
左右のボタンで移動します。移動できる場所は5箇所のみでボタンを押すたびに一つ隣へ移動します。真ん中のボタンがショットです。
何故かニューマンは手からビームを出す…兵器として悪用されるのではないかと思ったりするのですが…
砲撃を撃ち落すとスコアが入ります。戦艦の砲撃を早いうちに撃ち落した方がスコアが
多く貰えるのでなるべく素早い反応をしていく必要があります。試技2回のうち、どちらかで規定スコア以上を出した場合、クリアとなります。
砲撃を撃ち落とせずに自分側に着弾した場合はその時点で競技終了となります。(それまでに取得したスコアは有効)
コツというほどでもないですが、最初の砲撃は必ず一番左(プレイヤーのスタート位置)ということと、同じ場所には2連続で撃って来ない
ということを憶えておくとスコアアップになります。
シャロンの場合、試技1回目でクリアして2回目で脱がすのが基本かもしれない(汗)
俗に言う「槍投げ」。でもニューマンたちは「ミサイル」を数百キロ先まで投げていきます。
左右のボタンで助走地帯をダッシュで進みます。投擲エリア(床の色が変わる)に辿りついたときに中央のボタンを押すとミサイルを
投げるモーションになります。
中央のボタンを押しっぱなしにすることで投げる角度を調整する事が出来ますが、投げる角度は「高角度」⇒「低角度」に変化していきます。
ベストは勿論45度前後です。2回の試技で一度でも規定距離を超えた場合はクリアとなります。
シャロンの場合、試技1回目でクリアして2回目で脱がす…って彼女はこんなシーンが多いなぁ〜。
南極の海に突如現れた怪物をビームで倒す競技…ってツッコミどころ満載な競技です。
怪物は(左・中央・右の)3箇所に出現し、位置に対応したボタンを押す事で倒す事が出来ます。
怪物の登場から倒すまでの時間により貰えるポイントが変わります(MAX 5000)が、僅かでも遅れると貰えるポイントが大きく落ちるシビアな競技で、
判断力と認識力が問われる競技です。
怪物は全部で11匹。試技は1回だけで得点が規定以上ならクリアです。
ちなみにシャロンはもう脱ぎません。
高速で走る列車を受け止めて押し返すという某『超人オリンピック』で見た事あったような競技。
まず始めに高速で向かってくる列車を中央のボタンで受け止めます。受け止めた後、左右のボタンを交互に連射して押し返すパワーを
溜めていきます。線路に子犬は居ないので、遠慮なく押し返しましょう。
列車を受け止めるとき、ギリギリで受け止めると「NICE!!」と表示され、押し返すときに多少有利になります。
2回の試技で一度でも規定距離以上押し返せばクリアです。
ちなみに、どんなに頑張っても99m60以上は出ないらしいです。タイルマンなら博多まで押してしまうのに…。
17階建ての建物に挟まれた場所で壁に向かって三角飛びを繰り返して上りきる競技です。
中央のボタンのみを使用します。中央のボタンはジャンプですが、単純に押せばいいというわけではありません。
壁に向かってジャンプをし、壁に着地すると一定時間(1秒にも満たない時間ですが)壁に(重力無視で張り付いたように)両足をつけます。
壁に足をつけている時間が長ければ長いほど、次のジャンプが高くなりますが、一定時間を越えると転落してしまいます。
3階以上で転落をすると「記録なし」になります。
かといって、壁に足をつけている時間が短いとジャンプが低くなり、ノルマに到達できません。
落ちるギリギリまで粘り続ける事が大切です。
試技は2回で一度でも規定時間以内にゴールしたらクリアです。
ひらすら、岩を破壊する競技です。競技でも何でもない気もしますが…
操作は左右のボタンの連射でパワーを溜め、中央のボタンでパンチ。パワーが最大になったときにパンチをすると岩を破壊することが
出来ます。
パワーが最大でない状態でパンチすると岩が中途半端に壊れるだけで大きなタイムロスになります。
試技は1回で、規定時間以内に規定数の岩を破壊することクリアです。
俗に言う「三段飛び」ですが、何故か巨大な滝を飛び越えます…。
「ナイアガラ」という割には競技説明のマップでは南アフリカの方に移動している気もしますが…
左右のボタンでダッシュし、中央のボタンで3度ジャンプします。
2回目と3回目のジャンプは滝の上で行うのですが、滝の上着地してから一定時間だけ水上を滑って行きます。滑る時間が長ければ長いほど
次のジャンプの飛距離が伸びますが、粘りすぎると「TOWER TOPPER」の様に滝に転落して「記録なし」になってしまいます。
3回の試技で規定距離を超えた場合、クリアとなります。
8種類の競技が密かに連射重視とテクニック重視が交互に来るようになっているのが結構考えられている点かな…と思っています。
テクニック系の競技も結構シビアなタイミングを要求する部分があるので、『連付きにすれば楽勝という内容では無い』のが
気に入っている部分です。
格闘ゲーム全盛期に『ボタン叩きまくり』だけのシンプルなゲームを面白可笑しい内容で世に送り出したナムコの凄さと
いったところでしょうか。連射力がかなり要求されるゲームですが、楽しい作品ではないでしょうか。
…でも、このゲームって「シャロン・レアール」嬢の演出に気合が入りまくっているのは気のせいでしょうか…。
競技トップ時の髪を下ろすシーンといい、エンディングのドレス姿といい、アレといい…。
しかも(プレイヤーキャラの4人のうち)彼女だけ続編に一人だけ出るし…。