個人的名作71

だるま道場(メトロ・1994)

 

 パズルゲームには少し特異なルールの物が多いですが、この「だるま道場」はそんな特異なルールが そのまま面白さに直結している名作なのではないかと思います。

【どんなゲーム?】

 「ダルマ道場」とは1994年の作品で、プレイヤーを操作して フィールドにあるブロックを全て消すとクリアとなるステージクリア型のパズルゲームです。
 操作系は『8方向レバー+1ボタン』です。レバーでキャラクターを操作し、ボタンでキャラクターが 持っているハンマーを使ってブロックを叩きます。 叩かれたブロックは、『だるま落とし』の要領で ブロックが移動し、はみ出たブロックが画面下のストックに溜まっていきます。(図1、2)


図1:ここでブロックを叩くと…


図2:このようにズレる

 ストックのブロックがすべて同じブロックの場合、そのブロックは消えます。(図3、4)


図3:同じブロックが揃ったら…


図4:ブロックが消える

 同じでない場合は、ストックのブロックは消えずに最下段に入り込み、全体が一段せり上がります。 (図5、6)
 1回で消せるブロックが無い場合は、『ストックを上手く使ってブロックを整列しなおす』ことが ポイントとなります。消したいブロックを出来るだけ左に寄せると消しやすくなります。


図5:揃わない場合は


図6:ストックが最下段に移動し、全体がせり上がる


 上のような事の繰り返しでブロックを消していきます。
 ブロックは見た目はたくさん種類がありますが、基本的には『千両箱』以外を消した場合、タイムが少しだけ停止し、 『千両箱』を消したときはボーナス点が入ります。(最後に『千両箱』を消した場合、ボーナス点が入らない)
 ステージ全てのブロックを消すとクリアとなります。 但し、タイムアップ(画面左端の敵が最上段まで登りきったとき)と ブロックが天井までせり上がってしまった場合はゲームオーバーとなります。
 
 

【開運達磨…?】

 ルールが単純なパズルゲームなので、余り書く事が無いのですが、とにかく1コインでも じっくり遊べるので好きでした。見つけたら大抵プレイしています。  このゲームは、同じパターンでもブロックの叩く順番を1つ変えるだけで、簡単にも難しくもなる辺りが 結構深みにハマらせてくれます。
 ちなみに、1面では天狗が登場してヒントを教えてくれるのですが、彼の言うとおりにするよりも効率が良い クリア方法があります。ブロックの叩き方のコツを1面から味あわせてくれる仕様です。
 「だるま道場」は家庭用などでも移植されているので、機会があれば、 じっくりと楽しんでみるのもいいかもしれません。
 …ただ、設定次第では序盤でも異常に難しくなったり、『後半面はクリア不可能では?』と 思いたくなるような部分もあるのですが…。(汗)

 

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