パズルゲームには少し特異なルールの物が多いですが、この「だるま道場」はそんな特異なルールが そのまま面白さに直結している名作なのではないかと思います。
「ダルマ道場」とは1994年の作品で、プレイヤーを操作して
フィールドにあるブロックを全て消すとクリアとなるステージクリア型のパズルゲームです。
操作系は『8方向レバー+1ボタン』です。レバーでキャラクターを操作し、ボタンでキャラクターが
持っているハンマーを使ってブロックを叩きます。 叩かれたブロックは、『だるま落とし』の要領で
ブロックが移動し、はみ出たブロックが画面下のストックに溜まっていきます。(図1、2)
図1:ここでブロックを叩くと…
図2:このようにズレる
ストックのブロックがすべて同じブロックの場合、そのブロックは消えます。(図3、4)
図3:同じブロックが揃ったら…
図4:ブロックが消える
同じでない場合は、ストックのブロックは消えずに最下段に入り込み、全体が一段せり上がります。
(図5、6)
1回で消せるブロックが無い場合は、『ストックを上手く使ってブロックを整列しなおす』ことが
ポイントとなります。消したいブロックを出来るだけ左に寄せると消しやすくなります。
図5:揃わない場合は
図6:ストックが最下段に移動し、全体がせり上がる
上のような事の繰り返しでブロックを消していきます。
ブロックは見た目はたくさん種類がありますが、基本的には『千両箱』以外を消した場合、タイムが少しだけ停止し、
『千両箱』を消したときはボーナス点が入ります。(最後に『千両箱』を消した場合、ボーナス点が入らない)
ステージ全てのブロックを消すとクリアとなります。 但し、タイムアップ(画面左端の敵が最上段まで登りきったとき)と
ブロックが天井までせり上がってしまった場合はゲームオーバーとなります。
ルールが単純なパズルゲームなので、余り書く事が無いのですが、とにかく1コインでも
じっくり遊べるので好きでした。見つけたら大抵プレイしています。
このゲームは、同じパターンでもブロックの叩く順番を1つ変えるだけで、簡単にも難しくもなる辺りが
結構深みにハマらせてくれます。
ちなみに、1面では天狗が登場してヒントを教えてくれるのですが、彼の言うとおりにするよりも効率が良い
クリア方法があります。ブロックの叩き方のコツを1面から味あわせてくれる仕様です。
「だるま道場」は家庭用などでも移植されているので、機会があれば、
じっくりと楽しんでみるのもいいかもしれません。
…ただ、設定次第では序盤でも異常に難しくなったり、『後半面はクリア不可能では?』と
思いたくなるような部分もあるのですが…。(汗)