個人的にはトップクラスの大好きな作品なのですが、紹介が随分後になりました。
今回はカプコンのアクションゲーム代表作と言っても過言ではない「魔界村」を取り上げたいと思います。
カプコンから1985年に登場したアクションゲームです。「ストリートファイター」以前のカプコンの
代表作の1つと言っても過言ではないくらいのアクションゲームだと思います。
大魔王「アスタロト」にさらわれたプリンセスを助けるため、主人公「アーサー」が沢山の種類の武器を
駆使して魔物を倒していくゲームです。
操作系は「4方向レバー+2ボタン」です。「ジャンプボタン」でアーサーがジャンプし、「アタックボタン」で
武器を使用して敵を攻撃します。
ここでこのゲームの特徴の1つ「武器」。アタックボタンを押すとアーサーは持っている武器を投げます。
使用回数は無限ですが、持っている武器により性質がかなり異なります。つまり、武器によっては、
特定のシーンが楽に進める有効な武器もあれば、かなりキツくなってしまう役立たず武器もあります。
武器の名前 | 性能 |
槍 | ゲームスタート時に持っている武器で一直線に3連発できる。 |
短剣 | 槍と同性能だが、スピードが速い。スピードが速いだけだが、非常に役に立つ。 (基本的にはこの武器を持ち続ければOK) |
たいまつ | やや小さな放物線を描き、着弾すると一定時間火柱が立つ。しかし、火柱を含めて2連射
しか出来ないので、適当に撃つと弾切れになり易い。 |
オノ | 敵を貫通する武器。 しかし、連射が一切できないので、1発で倒せない敵には不向きの武器。 基本的には使用しない。 |
十字架 | 射程距離が画面端まで届かないが、敵の弾を消す事ができる上、これを持った状態で 6面をクリアしないと7面に進む事が出来ない。 |
これらの武器を駆使して進んでいくと、ステージの終わりにボスが登場します。ボスを
倒せばステージクリアになり、次のステージに進めます。
主人公「アーサー」は最初は鎧を身につけていますが、敵の攻撃を1回食らうと鎧が無くなり、裸になります。
(裸の上に直に鎧を着ていたのだろうか…?)裸の状態でもう1回攻撃を食らうと骸骨になり、ミスとなります。
ちょっとした演出なのですが、この辺りのミスの演出が非常に特徴的で分かり易い演出でした。
…でも初めてみたときは怖いくらいにショックでしたが…
また、「槍」と「短剣」と「十字架」にはちょっとしたテクニックがあります。
「アーサー」が武器を投げ終わるモーションには若干隙があり、その間に武器ボタンを押しても武器が出ません。
ですが、そのモーションはレバーの移動で(格ゲーで言う所の)キャンセルが可能です。
つまり、「武器ボタン」→「レバー前」→「武器ボタン」→「レバー前」→
…で隙無く次の武器が撃てます。
(厳密に上記の順番で入力しなくても、「(前+武器ボタン)連打」で大丈夫です)
この方法は固い敵に対して結構使えますが、「オノ」の場合は連射が効かないので使いにくいです。
「たいまつ」は火柱を起こしてしまうと連射が出来ないので余り意味がありませんが、敵に直接当てる場合は、
一応連射できます。
「魔界村」といえば、高難易度のアクションゲームという印象もあるようですが、実際のところは
やりこめば必然的に攻略法が身につくので『やり込み重要』的なゲームだと思います。ちょっとプレイして対処法を
マスターすれば、だいたい2周クリアくらいは出来ると思います。
特に対処法を知らないと苦戦するのが「レッドアリーマー」。3発で倒せるのですが、チョコマカ
と動き回る上に空中からの体当たりが非常に避けにくい強敵ですが、割とパターンに近い状態に出来たりします。
難しいといわれていますが、アドリブのみが必要なケースが余り多くないと思います。 逆にパターンに当てはめられる場所が多く、そういった場所をやり込みによって対処法を学んでいくうちに 自然と先に進めるようになる…そんな面白さがこのゲームに含まれていると思います。
実は「魔界村」のレビューは随分前から書いていたのですが、完成後に掲載しない方向にしていました。
理由といっても大した事ではないのですが、今更いろんな人が語っているゲームを私が語ったところで目新しいものが
作られる訳でもないし…。攻略を書いても、他サイト様と被るだけだろうし…という考えからです。
こういったメジャータイトルについて書くことへの不安は今もありますが、『個人的に好きな作品を好き勝手語る』
というコンセプトで書いているのですし、また今回で70回というキレのいい数字(?)でもあるので掲載することにしました。