個人的名作66

レディバグ(ユニバーサル・1981)

 

 2006年6月に第66回。「6」が沢山並ぶ今回。折角なので「6」にちなんだ作品にでもしようかと思いました。

 6月は「てんとう虫のサンバ」…な時期ですかね。「てんとう虫のサンバ」といえば、ユニバーサルの「レディバグ」。
 今回はこのゲームを取り上げたいと思います。

 

【あ〜か、あ〜お、きいろの〜】

 「パックマン(ナムコ)」に代表されるようなドットイートタイプのゲームです。プレイヤーは固定画面の迷路にある ドット全てを「てんとう虫」を操作して全部回収すればクリアです。
 敵は画面中央の巣から出てくる昆虫達です。カブトムシ、クワガタ、カマキリなどの種類がありますが、全て敵です。  敵に掴まるとミスになり、残機が0になるとゲームオーバーです。

 敵は最初迷路には1匹も居ませんが、時間がたつと中央の巣から1匹ずつ登場し、プレイヤーを追いかけてきます。  

 操作系は「4方向レバー」のみです。
 レバーで「てんとう虫」を操作するだけの単純ルールです。

 

【も〜りの小さな教会で】

 「パックマン」の様なドットイートタイプのゲームですが、「パックマン」と異なる点があります。
 1つは、迷路の所々に「回転ドア」があることです。回転ドアはプレイヤーのみ回すことが可能で、これを使用して敵を 回避する事が出来ます。

 また、迷路には通常のドット以外に幾つかのアイテムがあります。

英文字  "A"、"C"、"E"、"I"、"L"、"P"、"R"、"S"、"T"、"X" の種類があり、各面どれか3つがランダムで迷路内に配置されます。
ゲーム中、一定時間おきに「赤」⇒「黄色」⇒「青」⇒「赤」…と色が変わっていきます。
ハート  見た目どおりハートのマークが書かれてあるパネル。各面に3つ配置されます。
これも「赤」⇒「黄色」⇒「青」⇒「赤」…と色が変わる。
ドクロ  触ると、その時点でミスになります。
このパネルだけは回収しなくてもクリアになります。
野菜  迷路内にいる敵の数が4匹になった時点で巣の中に出現。
取ると、高得点+敵が一定時間動かなくなる
(但し、止まっている敵に触るとミス)。

 アイテムはこれだけです。お気付きかもしれませんが、敵に攻撃する手段が一切ありません。逃げる一方です。
 食物連鎖の世界は「反撃」などという甘ったるい物は無いのです。
 但し、敵がドクロに触るとその敵が消滅します。唯一敵を消す事が出来る方法ですが、ドクロは1回触ると消えるので、ドクロが 無くなった場合、敵を減らす事は出来なくなります。
 

 アイテムの英文字は一定時間で色が変化しますが、その色に意味があります。
 "EXTRA" それぞれの英文字の色が黄色いときに回収すると1UPします。 点数では残機が増やせないのでかなり重要です。
 また、"SPECIAL" それぞれの英文字を赤いときに回収すると、なんと1クレジット追加されます。
 同社の「Mr.DO」等で御馴染みの1UPとクレジットサービスはここでも健在です。
 只、英文字パネルは赤や黄色になっている時間が短いので、集めるのは結構大変です。

 ハートも英文字同様に色に意味があり、青のときに回収すると、そのステージの獲得点数に倍率がかかります。(×2⇒×3⇒×5) ハイスコアを目指す場合、結構重要です。

 

【貴方と私は夢の国〜】

 「Mr.Do」等、ユニバーサルの80年代前半の名作(迷作?)の一つ「レディバグ」。
 「Mr.Do」シリーズ等で感じる、「敵が結構強い」という流れは「レディバグ」にもありました。ちょっと先のステージに進むと 敵が速い速い…正直、あまり遊べませんでした。パワーエサ的な物が無く、敵を有効に回避する手段が無いので、 どうしようもない程辛いです。
 唯一の敵を回避する方法の回転ドアもそんなにアテにならないし、敵の巣の周辺のドットを残すと絶望的だし…。

 只、どうしても「SPECIAL」ボーナスを達成したくて熱中しました。そして何匹ものてんとう虫が敵に食われました。
 絶望ばかりが蠢く中、「SPECIAL」を達成したときは嬉しかったです。1クレジットボーナスのために何十クレジットも 失いましたが(笑)
 「森の小さな教会で結婚式」というフレーズと絵が出て1クレ追加…。あぁ、長かった。

 でも、それ以外の思い出は…無いなぁ(笑)

 

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