難しいのか簡単なのか…すぐにミスし易いけど、プレイしているうちに1コインオールなんかしていたり…。
そんな変わった思い出がある、この「ワードナの森」。今回はこれを取り上げたいと思います。
妖しげな魔法使いに騙され、恋人(?)が水晶に姿を変えられさらわれてしまった。
恋人(?)を救う為、主人公がワードナたちと戦うアクションゲームです。
アクションゲームのジャンルとしては、『ジャンプと攻撃を駆使して進み、ゴールを目指して進むタイプ』に
なっています。
操作系は『4方向レバー+2ボタン』です。
レバーは4方向で、左右はキャラクターの移動、上下はツタや梯子を登るときに使います。また、レバー下でしゃがむ事も出来ます。
ボタンはジャンプとショット。ジャンプは空中で左右に制御できますが、押す長さによる高さの変化はありません。
また、ショットも普通に弾を出すだけで、溜め撃ちなどはありません。
ある意味シンプルな操作系といえる作品です。
ルールは先ほども書きましたが、ジャンプとショットを使ってゴールに向かうタイプのゲームです。
「敵の攻撃を喰らう」「穴等に落ちる」「タイムオーバー」で残機が減り、残機が0になるとゲームオーバーです。
ステージは全5面で、5面クリアするとエンディング(2周目は無い)です。すんなり行った場合、1ステージ5分前後なので30分くらいで終わったりします。
敵を倒すとランダムでアイテムが落ちます。また、ステージ各所にアイテムが置かれています。基本的に損をするアイテムは無いので拾っておきましょう。
このゲームに登場するアイテム
アイテム名称 | 効果 |
水晶玉 | 16個集めると連射数が1増える(初期は1で最大は8) 大きな水晶玉は取った時点で連射数が増える。 |
お金 | 所持金が増える。 |
オカリナ | 3面のみ登場。鳥が後ろから登場します。 鳥に掴まると、そのままゴールまで連れて行ってくれます。(レバー下で途中で降りることも可) |
靴 | 3面のみ登場。1回だけジャンプの高さが異様に高くなる。 (これを使用しないと行けない場所がある) |
マント | ショップで購入可能。敵の攻撃を1回防ぐ。 但し、防いだ直後は無敵ではない為、敵の体当たりを喰らったとき、2連続でヒットしてミスになることもあるため、過信は出来ない。 |
針と糸 | ショップで購入可能。マントを所持しているときマントの耐久力が1回分増える。 マントが無いときは効果無し。また、敵の体当たりを喰らったとき、3連続で…(以下略) |
時計 | ショップで購入可能。タイムが0になったときに自動的に消費され、60秒だけ回復。1個しかストック出来ないのが…。 |
妖精 | 2面と4面で入手可能。背中に妖精が現れる。 ショットなどは撃ってくれないが、妖精の体に攻撃判定がある。 |
星の剣 | ショップで購入可能。ショットの軌道が波を描くように進む。 ノーマルショットよりも使い勝手が良いので、2面に行くときは買っておきましょう。 |
月の剣 | ショップで購入可能。ショットの軌道が円を描くように進む。 上方向にやや強くなるものの、ショットスピードが遅いのでイマイチな感じもある。 |
太陽の剣 | ショップで購入可能。ショットがレーザーの様な感じになる。 値段は張るが、月の剣を買わなければ3面終了時に買える筈。 |
隠しボーナス | 厳密にはアイテムではないが、特定の場所を通過すると得点orお金が増えます。 |
ゲーム自体は、何度か書きましたが非常にシンプルなアクションなので、アクションゲームをよくプレイされている方には操作はすぐに憶えてしまうほど分りやすいと思います。
また、ジャンプアクションとして見た場合、このゲームは「トラップが多い」タイプで、逆に言えば『トラップの仕組みを知ってしまえば楽に進める』というゲームになっています。
私も最初の数プレイでは罠でミスしっぱなしでしたが、罠のパターンを憶えてしまえば何てことなく、2面の罠地帯もある程度はノーミスで行けるようにもなりました。
敵との接触で即ミスするアクションゲームはやや遠慮がちな方でも、多少のやり込みで後半まで楽に進めるようになると思います。
私も最初の数回のプレイは罠のクリアに手こずりましたが、憶えてしまえばパターン。
あとは4面さえ何とかなれば…という感じでしたね。シンプルだけに敷居が低い感じもあるので、見つけたらプレイしてみると長く遊べると思います。
ゲームメーカー「東亜プラン」というとシューティングゲーム系で有名なメーカーですが、今回紹介した「ワードナの森」や47回で紹介した「スノーブラザーズ」など、アクションゲームの名作も数多く輩出したメーカーでもあります。
1作1作が遊びやすく、かつ味のあるゲームばかりという点が非常に人気だっただけに東亜プランの倒産は非常に悲しい出来事でした。
しかし、今でもネット上で検索を掛けると数多くの「東亜プラン」作品を取り扱うサイト様が見つかります。「東亜プラン」自体は無くなってしまいましたが、『多くのプレイヤーの心に残り続ける作品を数多く作り出した』という事を改めて感じます。