個人的名作39

地獄めぐり(タイトー・1988)

 

 今回は、タイトーの「地獄めぐり」を取り上げたいと思います。ちょっと夏が過ぎているようですが…


【どんなゲーム?】

 悪霊にとりつかれ、乱心した閻魔大王を倒す為、主人公「覚蓮坊」が地獄を旅する横スクロールの アクションゲームです。
 マルコメ君みたいな、主人公を操作して妖怪たちを倒しつつ、ゴールを目指して行きます。
 

 操作系は「4方向レバー+2ボタン」で、2つのボタンはそれぞれ「ジャンプ」と「ショット」です。
 「ジャンプ」ボタンは、押した長さにより、高さが変わります。この辺は一般的なアクションゲームと大きな変化は ありません。
 「ショット」ボタンを押すと、「覚蓮坊」が球を投げて攻撃します。球は横長の放物線を描きながら前へ進んでいき、 壁や床に当たるとバウンドしながら一定距離飛んで行きます。
 

 各ステージ、右下の蝋燭がタイマーとなっており、それが無くなるまでにゴールへ行けば次のステージへ進む事が 出来ます。ステージは全8ステージで、1周クリアでエンディングとなります。
 また、「(一部の例外を除いて)敵とぶつかる」「穴等に落ちる」「タイムが0になる」とミスとなり、残機が減ります。 残機がなくなるとゲームオーバーです。
 

 

【妖怪…道中記?】

 各ステージが『個性豊かな地獄』となっており、見た目にもアクション的にも楽しい作品となっています。
 また、色々なところにある仕掛けや難所も『知っていれば対処できる』ので、理不尽に難しいわけでもなく、 『やりこめば楽しめる。』そんなアクションゲームだと思います。
(でも、知っていても1コインクリアは非常に難しい…。)

 このゲームも他のアクションゲームと同様にゲームを有利にするアイテムが沢山あります。特定の場所にショットを当てるか 敵を倒すとアイテムを落とします。それぞれをうまく使っていくと攻略が楽になります。

 また、プレイヤーがミスをすると、リスタート時に仏様(?)が登場し、パワーアップアイテムをくれます。 まさに『地獄に仏』のありがたさを感じられるゲームです。 

アイテム 効果
赤い玉  取ると、主人公の投げる球がそれぞれの玉の色になります。色が変化した状態で しゃがんで球を撃つと、色に応じて強力な攻撃が出来ます。
(赤:破裂した位置から左右へ炎の壁が広がっていく)
(緑:破裂した位置から小さい玉が飛び散る)
(紫:落雷が発生し、画面全体の敵にダメージを与える)

各玉は4回分までストックする事が出来る。
 また、ストックする程、通常ショットが大きくなり判定が強くなる。
緑の玉
紫の玉
お守り 得点アイテム。色が4種類ある。
青以外のお守りは、該当色の玉のストックが最大になる。

青:取れば取るほど点数が上がる。
赤:1万点
緑:2万点
紫:5万点
数珠 ショットの連射数が増える。
勾玉 ショットが消滅するまでの床や壁へのバウンド数が増える。
一定時間無敵になる。無敵中は結界が張られている場所を通過する事も可能になる。
蝋燭 6面のみ登場。タイムが回復する。
坊主人形 残機が増える。殆ど出る事は無いが、6面で必ず登場する。
仏様(?) 滅多に登場しないが、8面は必ず出てくる。
1回分のバリアになっているが、敵に体当たりをしてバリアが無くなったときに無敵時間が無いため、 一部の敵に体当たりをしたときバリアがあっても即死するときがある。

 

続き

メニューへ戻る