個人的名作レトロゲーム29

カトちゃんケンちゃん(ハドソン(PCエンジン)・1987)

 

 PCエンジン発売初期頃の名作といえばこのゲーム。 あのテレビ史上に残る「ドリフターズ」の名番組「八時だヨ!!全員集合!!」の終了後に同時間帯に 放送された番組「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」のアクションゲームです。 今回はこの作品を取り上げたいと思います。
 

〜ドリフは永遠なり〜

 ルールは「スーパーマリオブラザーズ」に代表される横スクロールジャンプアクションです。 Tボタンが「ジャンプ」でUボタンが「キック」になっており、Uボタンを押しながら左右に移動すると、 「ダッシュ」になります。
 移動キーの左右はキャラの移動。下はしゃがむ(一定時間しゃがむとオナラ攻撃ができる。)上は立ち止まったまま 高いジャンプをする場合とドアに入るときに使います。これらの操作を駆使してゴールを目指していきます。
(この辺は「スーパーマリオブラザーズ」に近いですね)
 
 
 ゲームスタート時、プレイヤーは「カトちゃん」か「ケンちゃん」を選ぶことができます。「カトちゃん」は 『足が遅い代わりにスリップしにくい』ですが、「ケンちゃん」は逆に『足が速いけど床が滑りやすい』というお互い一長一短です。
 また、選ばれなかった方をイジケてしまい、道中妨害してきます。
(妨害方法は両方とも同じ)

 ステージにある看板や柵などを「キック」すると色々なアイテムが出てきます。 スロットマシーンがプレイできる「コイン」、体力回復の「食べ物」、ダメージを受ける「敵キャラ」等…。
 また、扉などを蹴ると扉が開き、部屋に入る事が出来ます。中には何故か道中妨害していたはずの相方が登場し情報をくれます。
 そのときの格好がドリフ御馴染みの「カトちゃんのハゲ親父姿」「バカ殿様」等…。
 そして、この番組で有名になった太鼓を叩いて「だいじょうぶだぁ〜」も登場します。
 

 プレイヤーには体力があり、敵にぶつかったとき、又は時間で減って行きます。 道中に落ちている食べ物を取るか部屋に入ると体力が回復します。
 但し、体力が0になるか穴に転落するとミスになり、残機が0になるとゲームオーバーです。
(でも、コンティニュー(T+U+RUN)が無限なのが有難いです)
 

 それぞれのワールドの4ステージ目にはボスが待ち受けています。岩を投げて攻撃してきます。道中の 情報にもありますが、腰から上が弱点なのですが、「カトちゃん」と「ケンちゃん」の足が非常に短い上、 それ以外に攻撃方法が無いのでかなりキツイです。
 ボスを倒すとワールドクリアとなりますが、ボスに会うためには3ステージ目にある鍵を見つけなければ いけません。後半面になればなるほど難しい隠し方をしています。とにかくキックしまくるのが基本ですので、 怪しいところは蹴りまくりましょう。
 …こんな感じでステージをクリアしていきます。(全24ステージ(6ワールド×4ステージ))

 

〜名ギャグが数多く…。〜

 天井から金物が落ちてきて頭に当たる…二人が住むマンションの部屋で電話を受けて仕事を行う… 「ドリフターズ」や「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」で御馴染みのシーンが存分に楽しめる一作だと 思います。まさに笑えるアホゲームと言ってもいいでしょうね。
 しかも、ゲームに登場する「カトちゃん」と「ケンちゃん」の二人も何処となく似ているのも 笑えます。でも、このゲームはPCエンジンのみでしかプレイできないのが残念です。

 

色々な情報(ネタばれ系かもしれません…)

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