個人的名作レトロゲーム24

クイズDNAの反乱(FACE・1992)

 

 クイズゲームが好きでないと以前書いたにもかかわらず、再び名作集にクイズゲームを取り上げてしまいました。
 今回は「クイズDNAの反乱」です。

 

少しだけ個性的?

 『宇宙船がトラブルを起こし、辛うじて宇宙船の脱出ポッドから不時着した惑星は、地球の学者たちが地球上では禁止されている特殊な遺伝子研究を密かに行っている星だった。 星には多くの怪物がおり、それらを倒していきながらこの星から脱出する』…という感じのストーリーです。

 ルールはスロットを回し、出た目だけマスを進み、進んだ先でモンスターとの戦闘を行います。
戦闘は通常の4択クイズで行います。一般的なクイズゲームと同じく誤答によりライフが減って行き、0になるとゲームオーバーです。

 ここまでは普通のクイズゲームとなんら変わりませんが、このゲームはクイズの進め方が個性的です。
 戦闘の勝利条件は正解数ではありません。敵にはHP(生命力)が設定されており、それを0にすることです。
 クイズに正解すると脱出ポッドの砲台から敵に向かって射撃を行い、残タイム分だけ相手にダメージを与えられます。
 つまり敵のHPが10なら、残り5秒での解答なら2問でクリアになりますが、残1秒での解答なら10問必要ということになります。(このゲームは1問につき6秒)

 また、正解時、ランダムで「乱射」が出てくる事があり、そのときは通常より多くのダメージが与えられます。
 他にも、敵を倒したときに武器が貰える事があり、武器を獲得すると、タイムカウントのうちどれかに武器が装着され、そこに相当するタイムで正解すると、その武器で敵を攻撃できます。 武器を使うと通常より高いダメージである上に、敵の弱点を突く武器ならば更に大ダメージが見込め、ゲーム後半のステージでも数問でノルマクリアが出来ます。

 このゲームは、「只、クイズに正解するだけ」でなく「効率の良さ」がクリアの秘訣であるというのが、他では余り見られない個性的な部分だと思います。
 このような流れでゲームを進め、星に住む学者たちとの様々なイベントをこなし、この星を脱出していきます。


 

三人寄れば…

 昔、学校のクラスメイトと学校の近くのゲーセンのクイズゲームを制覇しようという計画(今思うと、凄いアホな計画な気も…)で挑戦したクイズゲームのうちの一つです。そういった意味で思い出深いゲームだったりします。 放課後にクラスメート達と協力し合って、根性でクリアしました。
…というよりも、このゲームはクリアまでが非常に短いです。 「武器」や「乱射」の存在は勿論のこと、マップがそんなに広くないため、ラスボスに辿り着くまでに時間が(よっぽど不正解し続けない限り)30〜40分位なのです。

 しかも、マップの所々にある妖精のマスに止まるとアイテムが購入できるのですが、そこでライフがかなり手軽に手に入るので、高い正解率を出せばクレジットも余り使いません。ある意味「お手軽クイズゲーム」と言った所でしょうか。


 

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