個人的名作、今回は再びファミコンのゲームです。
ナムコから発売された「ルパン三世 〜パンドラの遺産〜」を取り上げてみたいと思います。
操作はAボタンがジャンプ、押す長さによって高さが変わり、更に「上+A」でハイジャンプ、「下+A」で足場から下に降りることが出来ます。 Bボタンが武器で攻撃。 十字キーの左右が移動で、一定距離を歩き続けるとキャラがダッシュします。ダッシュ中は遠くまでジャンプができます。キーの上がドア等に入る、キーの下でしゃがみます。 ポーズ中に左右でアイテムを選択(ルパンのみ)、セレクトボタンでアイテム使用です。
ストーリー自体はゲームオリジナルの話で「カリオストロの城」で登場したクラリスが何者かにさらわれ、それをルパン達が助けに行くという展開です。
プレイヤーは原作「ルパン三世」でお馴染みの「ルパン三世」「次元大介」「石川五右衛門」のうち一人を選んで進んで行く、横スクロールのアクションゲームです。3人は足の速さ、ジャンプ力などは全て同じですが、武器の性能が異なります。武器の性能が全く異るため、「適材適所」で3人を上手く使って行く事がゲームのポイントであり、このゲームが上手く作られている所でもあります。
また、仲間の内、誰かがやられると、そのメンバーは敵に捕まり、使用不能になります。残りのメンバーで進む事になりますが、ステージの部屋の何処かに捕まっている仲間を見つけて助けるとそのメンバーを再び使用することが出来ます。(全員捕まるとゲームオーバー)
こういった連携でボスを倒して次のステージに進んで行き、さらわれたクラリスを探して行きます。(全4ステージ)
ルパン三世 | 武器はピストル(ワルサーP38)。 ピストルのくせに「射程距離が短い」「連射も出来ない」 「ジャンプ中では撃てない」等、制限が多いが、アイテムを 全種類使用できる。 |
次元大介 | 武器はピストル(コンバットマグナムでしたっけ?)。 ルパンとは逆に「射程が無限」「3連射」「空中でも撃てる」等、 頼りになる。 |
石川五右衛門 | 武器は刀(斬鉄剣)。 リーチは短いが、全ての雑魚を1撃で倒せる。 ピストルでは倒せない敵がいる場所では役立つ。 |
武器だけを見ると、「ルパン三世」が頼りなさ気ですが、このゲーム全体を通してみると「アイテムを使用できる」ルパンが一番活躍します。それだけアイテムに大きな意味があるのです。
「ステージの部屋の中の箱を壊す」「特定の隠し部屋に入る」「水中」等、ステージの所々にアイテムが落ちています。
「トランシーバー」と「指輪」以外はルパンしか使用できません。
アイテムは全てストックされ、トランシーバ〜眼鏡の5つは使用するたびに1つ減り、アクアラング〜指輪の4つは使用条件になったときに自動的に1つ減ります。
トランシーバー | :他の仲間と交代するのに必要。 |
爆弾 | :画面上の敵が全滅。一部の鉄格子や壁を破壊する事も可能。 |
ライフル | :5発だけ5Wayショットになる。 |
ロケット | :一定時間空を飛べる。 |
眼鏡 | :トラップの位置を確認できる。 |
アクアラング | :水中に転落しても助かる。(水中のシーンになる) |
風船 | :穴に転落しても助かる。(一定時間空を飛べる) |
防弾チョッキ | :敵のダメージを防ぐ。(水中では効果を発揮しない) |
指輪 | :特定の人と話す事が出来る |
ルパンのみがアクアラング、風船、防弾チョッキを使用できる為、他の2人は1ダメージでミスになってしまいます。
この辺が、このゲームはルパンメインになるように上手く作られている点だと思います。
操作性がシンプルでアクションゲームとして出来が良く、かつ、特別に難しくない方なので、じっくり遊べる作品だと思いますが、4面が少し難しいですね。
4面は「ピラミッドの迷宮を進む」という展開で、一本道ではないので、迷いまくりのかなり広く長いステージとなっていて、ボスまでたどりつくのは相当骨が折れる・・・。
特に、4面の前半、車で移動するシーンはルパンの防弾チョッキも使用できないので、苦労して1〜3面をクリアしても4面で即ゲームオーバー・・・・というケースが多いです。(コンティニューはできますが、アイテムが全て無くなってしまうので4面でコンティニューをすると4面のクリアは困難です)