今回はアイレムの「レジェンド・オブ・ヒーロー・トンマ」(以下「トンマ」)を取り上げたいと思います。
主人公の魔法使い(?)のトンマが魔物にさらわれたお姫様を救う為に魔境を冒険するアクションゲームです。(全7ステージ)
操作系は1レバー(4方向)+2ボタン。左ボタンは「ショット」で、これを使って敵を倒して進んで行きます。右ボタンは「ジャンプ」。レバーは左右が移動。下は足場から降りる。上は空中での落下速度の減少(これを使わないと6ボスが倒せない)。
他のアクションゲーム同様、タイムオーバー・転落・敵に当る・敵の弾に当ると1ミスです。但し、一部の敵の頭を踏んづけた場合はミスになりません。敵の頭にジャンプボタンを押しながら踏むと、そこからさらにジャンプが出来ます。(5面の一部で必須)
ゲーム自体としては、結構高い難易度を持っていたと思います。前半はあまりキツくないとはいえ、中盤から急に敵の攻撃が激しくなります。しかも主人公の当たり判定が心なしかデカイ上に、雑魚は弾をバラ撒くし・・・・。
アイテムの種類が少ないので、ゲーム自体はシンプルで分かりやすい感じはありますね。
コイン・ドル袋 | 得点が増えます。 |
「P」 | ショットがパワーアップします。(3段階) ミスをすると初期段階に戻るが、基本的に3段階目でないと、 倒せない(倒しにくい)ボスが多い。 |
「B」 | 主人公の周りに6個の玉(バリア)が付きます。 一定のダメージを受けると1個ずつ無くなって行きます。 バリアがあっても、バリアで壊しきれない敵の攻撃や、 バリアの隙間から攻撃を喰らうとミスになるのが痛い。 |
サブウェポン | 3種類あり、同じ物を取ると更にパワーアップします。(2段階) サブウェポンを持っているときはショットボタンでショットと 同時にサブウェポンが発射されます。 火の玉:威力は低いが誘導弾。 |
主人公の顔(?) | 残機が増えます。3面と6面に1回づつしか出ません。 |
魔法書 | 一部の雑魚敵が一定時間消えます。 |
水晶玉 | 一部の雑魚敵が一定時間コインに変わります。 |
鍵 | 扉を開けることができます。ステージは一本道なので、 要するに進む為には必須アイテム。 また、ミスをした時は基本的には「最後に通過した扉付近」 から再スタートなので、この辺りではミスを避けたいところ。 |
ガキの頃、近所の玩具屋の店頭に置いてあり、遊びまくりました。非常にシビアな一発即ミス系のアクションゲームなので、大苦戦。コンティニューしまくって、6面まで行きましたが、6ボスが倒せませんでした。(レバー上の落下速度減少を知らなかったため)
ずっと後に6ボスを倒しましたが、ラスボス・・・・倒し方が分からなかったです。
とにかく見た目はコミカルな冒険アクションなのですが、攻略の答えを見つけるのが大変なゲームでした。
(下は個人的印象というわけで、攻略の答えって訳ではないです。)
1面 | ボスの弱点は頭・・・以外に書く事無いんだよなぁ。敵の攻撃は激しくないので、ここで基本操作(レバー上下)や敵を知っておくといいかも。 |
2面 | 上スクロールメインのステージ。区切りが無い為、ミスると最初から。(爆) ボスはサブウェポンの青い玉2段階目を頭に当てる様に撃ちましょう。 |
3面 | 木の穴から出てくる虫系の雑魚がウザイ。魔法書やアイテムを取ったとき の無敵時間を有効に使わないとキツイ。 ボスは左から2つ目の木の実の少し左が安地。(ショットが3段階目でない とボスに当てられない) |
4面 | 再び上スクロール面で区切りが無い。しかもタイムが少ない。 ボスは先に出てきた方を撃ち込みながら岩を破壊し、後から出てきた方の 岩の1バウンド目をくぐる・・・を続ければ、何とかなります。 |
5面 | 長い・雑魚が大量・虫系がウザ過ぎ。ボスはショットが3段階目でないと、 ボスに当てられない(?)ので、ボスでミスるとアイテムを取りにかなり 戻らないといけないのが、更に嫌なステージ。 |
6面 | 左の石像地帯を突破するよりも右の方から雲に乗った死神の頭を踏んで 行った方が楽にボスまで行ける気がする・・・。 ボスはレバー上で弾の隙間に着地し続けいないと・・・。かなりキツイです。 |
7面 | ラスボスの余りのカッコ悪さに絶句。攻撃の激しさに絶句・・・。 (というか、どうやって倒すの?) |
実は一番印象に残っているのが主人公のミス演出だったりします。主人公が消滅し、背中のマントだけがひらひらと地面に落ちて行く・・・いかにもやられた感が強い演出です。
見た目もコミカルで、しかもアクションゲームとしてはそこそこ良い出来なのですが、(何度も言うようですが、)いかんせん難易度がライバル・・・。
そういえば、このゲームってスタッフ全員が女性だということで有名ですが、こんな激ムズなゲームを作るとは・・・マジで恐ろしいと痛感しましたね。(かなり失礼な締めで済みませんでした。)