個人的名作10

モータルコンバット(ミッドウェイ)

 

 ついに、今回で10回目を数える「個人的名作」。今回は「モータルコンバット」シリーズを取り上げたいと思います。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、海外の格闘ゲームです。
 このシリーズは、家庭用のみの発売も含めて7作品(ミソロジーは除く)とかなり長寿なシリーズです。
 操作は「1レバー+5ボタン」で、ボタンは「上段パンチ」「下段パンチ」「上段キック」「下段キック」「ガード」です。(モータルコンバット3以降は「ダッシュ」ボタンが追加)
 画面は実写取り込みである意味リアル、ある意味怖すぎ。・・・マジで良く出来ています。(モータルコンバット4ではポリゴン化)

・・・色々と濃いゲームですが、このゲーム最大の魅力(?)は「究極神拳」にあります。通常の格闘ゲームは規定数勝利をすると決着が付き、対戦が終了しますが、「モータルコンバット」は「2本先取したほうが勝利」までは同じですが、勝った方は相手キャラクターに止めを刺すことができます。
 止めは通常技・投げ技でもOKですが、このときに特定のコマンドを入力すると「究極神拳」を使用して止めを刺します。この技はKOどころではありません。本当に止めを刺しています。格ゲー史上稀に見る演出です。
 また、続編では、「究極神拳」の他に「相手を赤ちゃんにする技」「動物(?)に変身して止めを刺す」「相手に対し好意を見せる」・・・・等、止めの演出の種類が増えました。
 この魅力の為か、モータルコンバットはマニアの間で「隠れた名作」として扱われるようになりました。
家庭用でもシリーズが何作か出ていますので、探せばもしかしたら見付かるかもしれません。(入手困難なものが多いですが・・・)

密かに出来の良かった家庭用版

 モータルコンバットシリーズは幾つか家庭用にも移植されています。ですが、通常技でも血が出まくりのゲームですので、家庭用では演出がマイルドに調整されていますがアーケード版に近づけるような作りをされているものもあります。

・メガドライブ版「モータルコンバット」
 「英語でストーリーが出ているところでA,B,A,C,A,B,Bの順に押す。」とモードが変わり、演出がアーケードに近くなります。ちなみに「サブゼロ」のフィニッシュがアーケード版と同じである唯一の家庭用版です。
(「サブゼロのフィニッシュ」:アーケード版では頭を引っこ抜くという激ヤバなもの)

・SFC版「モータルコンバット2」
 一部演出が調整されていますが、かなり忠実に再現されている気がします。当時新品が二千円くらいで投売りされていたので、結構お買い得でした。

・PS版「モータルコンバットトリロジー」
 アーケードでは出ていない家庭用版のみの作品。今まで使用不可だったボスを含め、過去の作品に登場したキャラクター全員が使用できるという大盤振る舞いな作品でした。
 モータルコンバット3以降、フィニッシュが比較的コミカルになったせいか、演出はアーケードと全く同じものになっています。

 

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