個人的名作5

ワンダーボーイ(セガ・1986)

 今回はセガから「ワンダーボーイ」を取り上げてみたいと思います。「ワンダーボーイ」は横スクロールアクションゲーム。「スーパーマリオブラザーズ」辺りを想像していただければ、良いでしょうか・・・。
 ボタンはお決まりの「ジャンプ」と「ダッシュ(攻撃)」。基本的には敵や障害物をジャンプで避けてつつ、体力をなくさない様に途中落ちているフルーツを回収しながらゴールを目指すのですが、道中には「タマゴ」が落ちています。これを壊すと中からいろいろなアイテムが出てきます。
飛び道具が使えるようになる「石斧」、操作が変化する「スケボー」、体力回復の「ミルク」、一定時間無敵の「妖精」、体力を減らされる「悪魔」等、中身を上手く扱って行くのがコツとなっています。

 このゲームを語る上でどうしても出てくるのが「高橋名人の冒険島」(ハドソン・1986)です。「ワンダーボーイ」のFC移植版(というかリメイク)です。
 内容に関しては「一部のキャラと音楽が違う」くらいです。(まぁ移植ですから)FC版だけあって、こちらの方がやや有名な様です。

 実際この類のゲームは敵のパターンが決まっているので、それを完璧に憶えてしまえば、何とかなるのですが、このゲームも本当に憶えていないと、はめられてしまいます。敵の設置が上手すぎるくらいに出来ています。ジャンプの着地地点になりそうな所に敵を置くのは勿論、一度やられると石斧がしばらく出てこない為、敵をかわしつづけなければならないステージ、「緑蛙くぐって、茶蛙にぶつかる」(分かる人だけ分かる)辺りは・・・・。後半は対策を知らないと、苦痛の連続かもしれません。
 その上ワープ関連が無く、全8ワールド(1ワールド=4ステージ)しかも、難易度はすこぶる高い(ワールド7以降が終わっていますが・・・)と言った感じのこの作品。難なくクリアされる方はどのくらい居るのでしょうか? 私は、序盤で終わりますが、それでも面白いと思える作品である事は間違い有りません。
 個人的には「高橋名人の冒険島」をプレイされた方も、原作「ワンダーボーイ」をやってみることを勧めます。

 

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