個人的名作レトロゲーム2

フェアリーランドストーリー(1985・タイトー)

第2回はタイトーの名作フェアリーランドストーリーを紹介させていただきます。
あの童話のような世界が少しでも伝われば・・・と思っています。

 当時のタイトーのお家芸とも言える、固定画面のステージをクリアしていくタイプのアクションゲームで、全101面。
主人公「トレミー」は魔法で敵をケーキに変化させることが出来、それを高いところから落とすか、魔法をかけつづけると倒すことができます。

ストーリー(間違いがあったらすいません。)

人々の空想により生み出された魔法の国「フェアリーランド」に突然謎の疫病が流行ってしまいました。
ある日、アルファルファ王国第三王女の「トレミー」は、原因が「ドラコリスク」の魔法によるものだと知りました。
そこで、「トレミー」はお供の「ロドミー」と共に「ドラコリスク」をやっつけるため、冒険の旅に出るのでした・・・・・。

・・・・結構、無謀な人ですね。(爆)
余談ですが、「ドラコリスク」って「大とかげ」でしたよね? PS版「ぽっぷんぽっぷ」では「邪竜」になっていましたが・・・。

ステージについて・・・・。

 固定画面アクションといえば、他に「バブルボブル」や他社でも「ダイエットGOGO!」「スノーブラザーズ」など、色々ありますが、「フェアリーランドストーリー」の特徴の1つとして、「ミスをすると再びステージの最初からやり直し。」という様になっています。
つまり、ステージの攻略はクリアまで完璧に行わないといけない上、途中ミスが出来ないため、ある意味シビアです。

 しかし、この系統のクリア条件は「敵を全滅」なのですが、このゲームでは「最後の1匹は一定時間で消滅する(倒さなくても良い)」というルールがあるため、「わざと1匹残すパターン」など、ステージの攻略もいろいろな方法があり、面白いものにもなっています。

 

登場キャラクター

トレミー(魔女)&ロドミー(青いドラゴン)

 本作の主人公達です。トレミーは敵をケーキにする魔法が使えます。名前が似ていますが某アニメには出ていません。
 ロドミーはトレミーのお供のドラゴンです。ステージ間のデモでしか登場しませんが、PS版「ぽっぷんぽっぷ」ではトレミーの2Pキャラに昇格。

敵キャラクター

オーク とりあえずしつこく追っかけてきます。
ウィザード 魔法を使ってきます。一回当たると、妖精(小人?)になってしまいます。
サラマンダ− 炎を吐いてきます。当たるとミスですが、その演出が結構好きです。
ゴーレム 魔法の効果が小さくすぐに消えてしまうので魔法は重ねてかけましょう。
クレリック 分身の魔法を使います。
レイス 魔法に反応して姿を消します。
ホーンド このジャンルではおなじみの永久パターン防止キャラ
ドラコリスク 俗に言うラスボスです。倒すと100万点入りますが、無意味な気が・・・。

アイテム

 このゲームには、クリアの手助けになるアイテムが登場します。取って損するアイテムは基本的には無いです。この辺りのアイテムは後に「バブルボブル」等、タイトーのアクションゲームでも使われています。このゲームが、タイトーのアクションゲームの礎でもあったと言ってもよいのかもしれません。(名前・効果は正式のものと異なるものがあります)

名前 効果
ロッド(木の杖) 敵の動きが遅くなる。
シルバーセプター(銀の杖) 魔法の射程距離が伸びる
ゴールドセプター(金の杖) 敵を一撃で倒せる
指輪 ? (アイテムのランクに影響があるらしい)
ホーりーウォーター ? (アイテムのランクに影響があるらしい)
ミスティカルフェザー(羽) 「画面にいる敵の数+1」面だけワープする
ミスティカルオーブ(宝珠) 歩くたびに点数が入る
スクロールオブファイア 炎の魔法が使える(敵を一撃で倒せる)
スクロールオブアイス 敵が全員凍りつく
ポーション(白い薬) 一定時間無敵
チェンジポーション(赤い薬) ネズミに変身 (敵を体当たりで倒せる)
スターティアラ(銀の額飾) 星が降ってきて、敵を攻撃
ムーンティアラ(金の額飾) 月が出てきて、敵が全員魔法にかかった状態になる。
ブックオブデス(黒い本) 地震が起き、敵が全滅する (クリア確定)
ブックオブライフ(金の本) 1UPする

アイテムが無くてもクリアは出来ますが、アイテムを使えばクリアへの道が楽になっていきます。 そういった辺り上手く作られていると思います。

 

続き 

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